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公開 | nobuカワシマ

ぐるり北海道一周【5】天塩→稚内ノシャップ岬:間近に迫る利尻富士、さいはての原野の先へ




北海道の海岸線沿いを車でぐるりと一周する様子を紹介する連載企画。

第5回目となる今回は、
日本最北の都市、稚内市まで進みます。


天塩町にある「てしお温泉夕映」から稚内市の「ノシャップ岬」までの道中、
周囲には広大な原野が現れ、海の向こうに浮かぶ利尻富士がだんだん間近に!

石狩市付近から続くオロロンラインのドライブのフィナーレにふさわしい絶景ルートです。


利尻礼文サロベツ国立公園(写真提供:天塩町在住Sさん)▲利尻礼文サロベツ国立公園(写真提供:天塩町在住Sさん)

 

目次

・ぐるり北海道一周について
・ルート紹介:天塩町 てしお温泉夕映 → 稚内市 ノシャップ岬
・天塩町 てしお温泉夕映 → 幌延町 サロベツ原野駐車公園:天塩川と原野は雄大!
・幌延町 サロベツ原野駐車公園 → 稚内市 こうほねの家:赤道から北極点へ!?
・稚内市 こうほねの家 → 稚内市 ノシャップ岬:日本のてっぺんへ


 
ノシャップ岬を目指します(写真提供:稚内観光協会)▲ノシャップ岬を目指します(写真提供:稚内観光協会)

 

ぐるり北海道一周について

北海道の海岸線沿いを時計回りで巡り、
キレイな風景、美味しいグルメ、素敵な人たちとの出会いを楽しみつつ、
ゆるりとドライブします。

この企画での基本ルールは以下とします。
・基本ルートは海岸線沿いの国道もしくは道道
・都市部や岬付近などは市町村道も利用
 ただし、生活道路や私道と思われるルートは通らない
・北海道本土のみ走行(離島のみなさん、すみません…!)
・景色を楽しめるよう、走る時間は日の出から日没まで
・取材の都合、一周を数回に分けてレンタカーで訪問


 

ルート紹介:天塩町 てしお温泉夕映 → 稚内市 ノシャップ岬


 
ぐるり北海道一周   Google マイマップ 5天塩稚内▲今回のルートはこちら(Google My Maps)


ルート紹介:てしお温泉夕映 → ノシャップ岬
走行距離 約71km
所要時間 約1時間15分(途中の休憩や観光時間を除く)


○詳細のルートマップはこちらをクリック
ぐるり北海道一周

○前回の記事はこちら
ぐるり北海道一周【4】小平→天塩:海鮮丼と温泉を目指しオロロンラインをひた走る

 

天塩町 てしお温泉夕映 → 幌延町 サロベツ原野駐車公園:天塩川と原野は雄大! 

てしお温泉夕映 → サロベツ原野駐車公園
走行距離 約13km
所要時間 約15分


「てしお温泉夕映」は、夕焼けの風景と美肌の湯を楽しめる温泉施設。

 
独特な温泉の匂いには驚きますが、湯上がりはしっとり肌になりますよ♪▲独特な温泉の匂いには驚きますが、湯上がりはしっとり肌になりますよ♪

 
施設内のレストランでは、天塩町名産のしじみをたっぷり使ったしじみラーメンも楽しめます▲施設内のレストランでは、天塩町名産のしじみをたっぷり使ったしじみラーメンも楽しめます


しっかり疲れをとってリフレッシュしたら、最北の地を目指してドライブスタート!

○北海道Likersのこちらの記事も参考に
しっとり潤う美肌の湯の匂いはアンモニア!?夕陽がキレイな「てしお温泉夕映」

留萌市から天塩町まで国道232号を進んできましたが、
この先は国道を離れて日本海沿いに伸びる道道を走ります。

ところで、道道というと道民以外のみなさんは違和感あるかも!?
都道や府道、県道と同じ意味ですよ。


道道に入り街並が途切れると、天塩川の下流にかかる大きな橋を渡ります。


せっかくのドライブでしたがザーザー降りの雨…▲せっかくのドライブでしたが雨がザーザーと…

 
川の向こう、遠くに風力発電の風車がずらっと並んでいます▲川の向こう、遠くに風力発電の風車がずらっと並んでいます


天塩川は北海道で2番目、国内では信濃川、利根川、石狩川に次いで4番目に長い河川。
北海道北部を流れ、天塩町の街中で日本海に注いでいます。

護岸工事をしている箇所が少ないので自然のあるがまま、太古の姿を感じられる大河です。

 
晴天時の様子。悠々と流れる天塩川と周辺の風景は雄大!(写真提供:天塩町在住Sさん)▲晴天時の様子。悠々と流れる天塩川と周辺の風景は雄大!(写真提供:天塩町在住Sさん)


天塩町名産のしじみはこの近辺、天塩川の下流域や支流と近隣の沼で採れるそうです。


川を渡ると、原野がどこまでも続いているような風景が広がります。


遠くに見えていた風車の近くまで来ました▲遠くに見えていた風車の近くまで来ました


晴れた日はさらに素晴らしい風景!
ここはホントに絶好のドライブルートです。

 
左手に利尻富士を眺めながら進みます(写真提供:天塩町在住Sさん)▲左手に利尻富士を眺めながら進みます(写真提供:天塩町在住Sさん)

 
とにかく広い!原野が続く、どこまでも(写真提供:天塩町在住Sさん)▲とにかく広い!原野が続く、どこまでも(写真提供:天塩町在住Sさん)


風車が並ぶ先に、「サロベツ原野駐車公園」というパーキングエリアがあります。
ここで小休止。

 
雄大な原野でゆっくり記念撮影するならこちらへどうぞ。トイレもありますよ▲雄大な原野でゆっくり記念撮影するならこちらへどうぞ。トイレもありますよ

 
訪れた日は駐車場脇の原野に「エゾカンゾウ」などの花が咲いていました▲訪れた日は駐車場脇の原野に「エゾカンゾウ」などの花が咲いていました

 

幌延町 サロベツ原野駐車公園 → 稚内市 こうほねの家:赤道から北極点へ!?

サロベツ原野駐車公園 → こうほねの家
走行距離 約35km
所要時間 約30分 ※途中の立ち寄り停車時間は含みません。



サロベツ原野駐車公園から車で1、2分北上すると、
遠くに巨大なかまぼこ型をしたシェルターが見えてきました。
冬の猛吹雪など悪天候時に緊急避難できる場所です。


シェルターの少し手前、左側に「N」をかたどったモニュメントがあるんです。

 
駐車スペースは乗用車数台停められる程度ですが、ぜひ小休止したいポイント▲駐車スペースは乗用車数台停められる程度ですが、ぜひ小休止したいポイント


ここは、幌延(ほろのべ)町にある「北緯45度通過点」。

北緯45度に位置する場所、
つまり、赤道と北極点のちょうど中間地点ということです。

地球儀をスイカのごとくザクッザクッと8等分したら、
ここがちょうど切れ目になるのですね。

ここから南は赤道寄り、ここから北は北極点寄り。
その境目をまたぐと考えると、とっても壮大でロマン溢れる旅になるかも!?

 
モニュメントの赤いライン部分が北緯45度▲モニュメントの赤いライン部分が北緯45度


では、北極点方面に向かって!?さらに進みます。

かまぼこ型のシェルターを通り抜けると、
はるか遠くまで見渡せる原野がまだまだずーっと続いています。


幌延町から豊富(とよとみ)町に入ると、
かーなり久しぶりに赤信号で止まりました。

信号自体、天塩町の街中で見かけて以来なので20数kmぶりです。


ここを右折して数分走ると、湿原散策を楽しめるサロベツ湿原センターがあります。
時間にゆとりがある人はこちらもぜひ行ってみて!

○北海道Likersのこちらの記事も参考に
どこまでも続く広大な湿原、サロベツ湿原を散策


今回は右折せず直進、さらに北へ。

豊富町から稚内市へ入ります。

いつしか右手に見える風景は、
広大な原野から低い丘陵地帯へと変わっていました。

 
稚内西海岸の道路。緩やかなアップダウンが続きます(写真提供:稚内観光協会)▲稚内西海岸の道路。緩やかなアップダウンが続きます(写真提供:稚内観光協会)


訪れた日は天候が悪かったため左手の海の風景は真っ白でしたが、
天気がよければ海に浮かぶ利尻富士がかなり大きく間近に見えます。

しばらく進むと左手に木造の建物が見えてきました。
「こうほねの家」です。

 
雨のためか、6月下旬の14時過ぎでしたが気温はなんと8度、ちょっと(だいぶ!?)ひんやり▲雨のためか、6月下旬の14時過ぎでしたが気温はなんと8度、ちょっと(だいぶ!?)ひんやり

 
晴れだとこんなステキな場所!背後の山は海の向こう、利尻島の利尻富士です(写真提供:稚内観光協会)▲晴れだとこんなステキな場所!背後の山は海の向こう、利尻島の利尻富士です(写真提供:稚内観光協会)


こうほねの家は、正式には「浜勇知(はまゆうち)展望休憩施設」という休憩施設。

建物の屋上に上がることができ、
日本海に浮かぶ利尻富士やキレイな夕陽を眺めることができます。


「コウホネ」とはスイレンに似た植物。
こうほねの家と日本海の間にある「こうほね沼」で
初夏から夏にかけて黄色い花が咲いている様子を見ることができます。


コウホネの花(写真提供:稚内観光協会)▲コウホネの花(写真提供:稚内観光協会)


ハマナスも咲いています(写真提供:稚内観光協会)▲ハマナスも咲いています(写真提供:稚内観光協会)

 
沼の周辺には散策路があり、自由に歩いて回れます▲沼の周辺には散策路があり、自由に歩いて回れます(写真提供:稚内観光協会)


ここは海辺にも行くことができます。

今回海沿いのドライブながら、
海辺まで手軽に行くことができる場所って意外とありそうでないんです。
沼の周囲とともに海辺の風景も間近で楽しみましょう!

 

稚内市 こうほねの家 → 稚内市 ノシャップ岬:日本のてっぺんへ

こうほねの家→ ノシャップ岬
走行距離 約23km
所要時間 約30分



しばし原生花園散策を楽しんだら、目的地まであと少しドライブ。

こうほねの家を後にし、数分走ると大きな岩と漁港が見えてきました。
稚内市の抜海(ばっかい)地区です。

抜海の語源はアイヌ語で「パッカイ・ペ」。
「子を背負う・もの」という意味だそうです。


大岩が小岩を背負うように見えるパッカイ・ペ。これが抜海の語源です(写真提供:稚内観光協会)▲大岩が小岩を背負うように見えるパッカイ・ペ。これが抜海の語源です(写真提供:稚内観光協会)


この地区には近年ゴマフアザラシの観察所がありましたが、現在は休止中。今後も開設の予定はありません▲この地区には近年ゴマフアザラシの観察所がありましたが、現在は休止中。今後も開設の予定はありません


抜海地区を過ぎると、左が海、右が丘という風景が続きます。

稚内市街地へ向かう道との交差点を過ぎると、
漁師さんの家と思われる住居が左右に増えてきました。

少しずつ人里に近づいてきた雰囲気。


右手に見えていた丘の高さがだんだんと低くなっていき、
ストンと下に落ちるように途切れて平地になりました。

陸地はここで終わり、Uターンしましょうといわんばかりに、
道路が右へ弧を描くようにカーブしていきます。

道路が大きくカーブするところで左折、200mくらい進むとノシャップ岬に到着です。


灯台と水族館の脇に停車▲灯台と水族館の脇に停車


この日は夏至に近かったので日の入り時間が遅く19:22。

緯度が高いだけあり、
東京などと比べると夏の日の出は早く日の入りが遅いようです。

ノシャップ岬は夕陽の名所。
訪れる時期によっては夕食前に行くか後に行くか、悩んじゃいますね。

 
ノシャップ岬に隣接する「恵山泊漁港公園」から眺める夕陽がオススメ(写真提供:稚内観光協会)▲ノシャップ岬に隣接する「恵山泊漁港公園」から眺める夕陽がオススメ(写真提供:稚内観光協会)

 
公園奥にある看板は記念撮影にベスト!利尻富士をバックに撮れますよ(写真提供:稚内観光協会)▲公園奥にある看板は記念撮影にベスト!利尻富士をバックに撮れますよ(写真提供:稚内観光協会)


地図を見ると、北海道のてっぺんは二股に分かれてツノのような形をしています。
その左側のツノの先がノシャップ岬。
右側のツノは、日本最北端の宗谷岬です(北方領土を除く、以下同)。

ノシャップ岬へ訪れてみると、
陸地や道路の形状から、とがった地形で岬っぽいなと感じますよ。


稚内観光協会のホームページによると、
ノシャップとはアイヌ語で「ノッ・シャム」。
「岬がアゴのように突き出たところ」「波の砕ける場所」
の2つの意味があると伝えられているそうです。

アイヌのみなさんはツノではなくアゴと感じたのですね。

 
晴天時のノシャップ灯台、赤白模様が青空に映えます!(写真提供:稚内観光協会)▲晴天時のノシャップ灯台、赤白模様が青空に映えます!(写真提供:稚内観光協会)


今回はここまで。
次回はいよいよ日本最北端、宗谷岬まで進みます。
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