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公開 | チバタカコ

北海道Likersイベント「北海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」レポート

北海道Likersイベント「海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」
 

8月5日、東京赤坂の「松尾ジンギスカン」で、北海道Likersの1日限定トークイベント「北海道の羊をめぐる未来への冒険〜国内自給率0.5%からの挑戦〜」を開催しました。
北海道、ジンギスカン、羊、そして羊飼いがキーワードになったイベントの様子をレポートします。
 
 

羊肉の国内自給率は0.5%。そのほとんどは北海道産

ジンギスカンといえば、道民大好きソウルフード。道外からの観光客も、北海道に来たら「まずは、ジンギスカンを食べないと!」と必ず口にする北海道を代表する郷土料理です。
 
ジンギスカンはいうまでもなく「羊肉」料理ですが、実は国産羊肉の自給率はわずか0.5%。99%以上が輸入です。
 
そして、わずか0.5%のそのほとんどが、北海道で飼育されています。
 

松尾ジンギスカン▲1956年、滝川市で誕生した味付ジンギスカンの発祥といえば「松尾ジンギスカン
※写真提供:松尾ジンギスカン

 
いま、海外からの輸入が大多数を占める中、道内の羊牧場では地域を巻き込んだ取り組みが始まっています。
 
いまよりもっとたくさんの人たちが、国産のおいしい羊肉を食べるようになれば、羊牧場が増え、北海道全体も盛り上がっていくんでないかい?
 
そんな羊をめぐる冒険を応援したい!と始まったのが、今回のイベント「北海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」です。

 

満員御礼!
北海道大好き、ジンギスカン大好きな皆さんが大集合

北海道Likersのfacebookで「定員30人」で募集した今回のイベントでしたが、あっという間に定員になり、急きょ人数を40人まで増員。
「申し込んだけれど、すでに満席だったー!」という皆さん、ごめんなさいね。
 
当日は、都合が悪く1名欠席になりましたが、39人の北海道大好き、ジンギスカン大好きな皆さんが集まってくれました。
 
会場となったのは、東京赤坂にある「松尾ジンギスカン赤坂店」。
 

松尾ジンギスカン赤坂店外観▲松尾ジンギスカン赤坂店
 

北海道Likersイベント「海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」会場風景▲39人のうち、なんと18人の方が道内出身者。北海道を離れても、「北海道愛」は熱いです!

 
今回のイベントは、
・北海道のジンギスカンの歴史
・羊肉の種類
・羊肉を取り巻く現状
・羊飼いたちのトークセッション
・みんなでジンギスカンタイム!
というプログラムで行いました。
 
 

北海道Likersライターも登場

イベントの進行役は、北海道Likersライターで、レストランの厨房はもちろん、畑、牧場、漁港など食を起点に幅広く活躍するフードライター小西由稀さん。
 

北海道Likersライターでフードライターの小西由稀さん▲北海道Likersライターでフードライターの小西由稀さん
 

道内におけるジンギスカンの歴史、羊肉について、国内における羊の飼育の現状など、羊全般についてわかりやすく解説してくれました。
 
その後、トークショーに登場してくれたのは、道内で日々試行錯誤しながらチャレンジをしている羊飼い二人。

 
トークショーで解説する小西さん▲味付ジンギスカンとタレで食べるジンギスカンの違いを、ジンギスカンの鍋で説明する小西さん
 

その二人を紹介する時、「牛や豚と違って、羊を育てている人たちは、生産者というより『羊飼い』ということが多いんですよ」との小西さんの説明に、参加者一同から「おお!」と声が。
 
 

東京赤坂に、北海道の羊飼いたちがやってきた



北海道占冠村、ニニウファームの黒井宏諭さん▲北海道占冠村、ニニウファームの黒井宏諭さん。村の94%が森という自然豊かな土地で、自然のまま羊を育てています。食肉処理業の資格を持つハンターでもあります

 
元料理人で、ハンターとしても活動していた黒井さんは、占冠村に通ううちに、ここで羊を飼いたいと思うようになったそうです。
 
「帯広出身なので、小さい時から焼肉といえばジンギスカン、身近に羊もいたので『かわいい』と思っていた。そして、占冠の自然に魅せられたというのもあります。あと、ニュージーランドの羊飼いのDVDを見て、ちょっとかっこいいなぁ…とも(笑)」と黒井さん。
 
羊の育て方、エサとなる牧草ロール、鮭が遡上する川もすぐ近くにあるニニウファームの自然環境などについて話をしてくれました。
 
「私は、おいしい肉をつくるためには、無理して飼える以上の頭数は飼わないという考えです。うちの周りには野生動物がたくさんいます。自然と共存しながら、人間のエゴにならないように自然の中で営んでいきたい」と語ってくれました。
 

北海道美唄市、西川農場の西川崇徳さん▲北海道美唄市、西川農場の西川崇徳さん。美唄市特産のアスパラの根本の部分を羊に与えた「アスパラひつじ」を育てています。また、ベーコンやソーセージ、レバーペーストなどの商品開発など自分たちの手でブランド化を進めています

 
北海道Likersでも紹介した「アスパラひつじ」を育てているのが、西川さんです。
 
美唄市の特産品であるグリーンアスパラは、出荷する時にサイズをそろえるため、切り落とした根っ子が大量に出ます。
 
「これ、羊なら食べるんでないかい?」と西川さんのところに持ち込まれたことがきっかけで「アスパラひつじ」は誕生しました。
 
ここで、農家と牧場が結びつきました。
 
西川農場では、一般の人たちが「毛刈り体験」をすることができます。また、美唄市は稲作や畑作は盛んですが、畜産が少ない…ということで、市内の小学生が牧場の見学に来るようになりました。
 
さらに、「美唄の近隣にはワイナリーがある。ここに羊肉もある。でもチーズがないので、羊乳でチーズをつくろう」と、美唄尚栄高校の実習室で青カビチーズづくりを始めます。
 
ここで、牧場と地域が結びつきました。

 
「美唄にはおいしい野菜もあるし肉もある。その組み合わせをうまく見せられたらいいなぁと考えていた時、『畑、買わないかい?』と話があり、畑を買って小麦を植えたら、地元の食材を使って店がやりたいなぁ…と」。
 

トークショーで話をする西川さん
 

「そうしたら、たまたまパン職人と知り合い、その人が家族で東京から移住してきてくれたんです。野菜と肉の組み合わせといったらサンドイッチですよね。そこにパン職人です。それで『カフェ ストウブ』という店をつくり、自家製パンの販売や地元の食材をつかったメニューなどを提供しています」。
 
ここで、牧場と農家と地域と、そして人が結びつきました。

このような地域との結びつき、関わりを意識して取り組んでいるそうです。
 
最後に「羊をきっかけに、地元の農産物に興味を持ってもらったり、地域と協働で何かに取り組んだりということをこれからも考えていきたい。牧場も規模を拡大するのではなく、目の届く範囲で、きちんと提供していきたいと考えています」と西川さんは話してくれました。

 

ジンギスカンタイムは、北海道の話題で大盛り上がり

トークショーの後は、参加者お待ちかねジンギスカンタイムです。
 
ジンギスカンやドリンクの準備をしている間、北海道Likersでも紹介した「松尾めん羊牧場」を動画で紹介。
 

西川農場のアスパラひつじの試食▲西川農場のアスパラひつじの試食もありました。背ロースと肩ロースの食べ比べ。一般的な羊肉より、うま味と甘味が強いという結果が数値化されています
 
 
松尾ジンギスカン赤坂店店長▲松尾ジンギスカン赤坂店店長
 

そして、松尾ジンギスカン赤坂店店長から、ジンギスカンの焼き方をレクチャーしてもらって、いざ、乾杯!

 
北海道Likersイベント「海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」の乾杯▲北海道Likersの乾杯は、「かんぱーい!」「ライカーズ!」で始まります
 

参加者39人中18人が道内出身者ということもあり、どのテーブルもジンギスカン談議に花が咲きます。

 
松尾ジンギスカンを焼いているところ▲味付肉はもちろんですが、タレが浸みこんだ野菜が、これまた美味い!
 

松尾ジンギスカンのサッポロビール▲北海道のジンギスカンといえば、サッポロビールでしょ。冷えた黒ラベルとの相性は抜群
 

そこへ、北海道Likersライターの小西さん、トークショーに登壇した黒井さん、西川さんたちが、「かぜて!」と加わります。

 
参加者に混じって乾杯する西川さん▲参加者に混じって乾杯する西川さん
 

参加者と談笑する黒井さん▲あっという間に溶け込んだ黒井さん
 

ビールを飲む参加者▲おいしいジンギスカンと楽しい会話で、ビールがどんどんすすみます
 

味が浸みてきた松尾ジンギスカン▲人がたくさん集まったら、何はともあれ、ジンギスカン!これが北海道の定番です
 

「羊がこんなに自給率が低いなんて、初めて知りました。もっと北海道で生産するべきですよね」
 
「これからジンギスカンを食べるたびに、国産羊のことを考えるようになるかもしれません」
 
「北海道Likersの『北海道あるある』シリーズがいつも楽しみ!」
 
「北海道Likersは、北海道ならではの情報が詳しくて、来月旅行に行くのでとても役立っています」
 
「北海道を離れて何十年にもなるけど、北海道弁は出ちゃうよね~」
 
「ジンギスカンは、絶対松尾!冷凍したのを買って食べています!」
 
「ガラナとかカツゲンとかも、取材してほしい」
 
「北海道Likersは、北海道のきれいな景色がたくさん紹介されているので、行きたいところがどんどん増えて困る!」
 
等々、たくさんの意見や感想を聞くことができ、北海道Likers編集部もとても貴重な時間を過ごすことができました。
 

北海道Likersイベント「海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」記念撮影▲最後は全員で記念撮影
 

羊をめぐる現状、羊肉について知り、そしてジンギスカンをおいしく食べながら、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
 
 
北海道Likersイベント「海道の羊をめぐる未来への冒険~国内自給率0.5%からの挑戦~」のお土産▲参加者の皆さんにお土産を渡してお別れです
 

西川農場のアスパラひつじのレバーペースト▲お土産は、西川農場のアスパラひつじのレバーペースト

 
北海道Likers初のイベントは、こうして無事終了。
 
今回は、羊がテーマで、開催地は東京でしたが、またどこかの機会に、直接北海道Likersファンの皆さんと出会えるイベントを開催したいと思いました。
 
その時は、またおいしいサッポロビールを飲みながら、北海道談議で盛り上がるべ!
 
したっけ、また。

 

関連リンク

西川農場
Niniu farm(ニニウファーム)
松尾ジンギスカン公式HP

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