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公開 | 村上 紗希

粘りと旨みでヤミツキ必至! 超希少な「がらめ昆布」って?




「がらめ」昆布。
松前漬けで有名な道南のがごめ昆布ではなく、「がらめ」昆布。
 
名前は似ていますが、全く別ものなんです。
 
日本海沿岸の石狩から宗谷、そしてオホーツク海の網走にかけて分布していますが、現在は焼尻島周辺でしか収穫されていない珍しい昆布。独特の強い粘りが特徴なのだそう。
 
珍しいと言われてみると確かに、スーパーやデパートでも見たことがないような…。
うーん気になってきた。
なので、産地まで行ってきちゃいました!
 
 

目次

・そもそも「がらめ昆布」ってどんな昆布?
・加工の様子をちょいと拝見
・美味しく食べるならこれだ!

 
 

そもそも「がらめ昆布」ってどんな昆布?

まずは札幌から車で3時間、フェリーターミナルがある羽幌町へと向かいます。


▲天気は快晴、いざ出港!▲天気は快晴、いざ出港!
 

▲船に揺られること約1時間。周囲12kmの小さな島、焼尻島に到着です▲船に揺られること約1時間。周囲12kmの小さな島、焼尻島に到着です
 




▲晴れるとこんな絶景も!▲晴れるとこんな絶景も!


お邪魔したのは焼尻島のゲストハウス「やすんでけ」。
こちらのオーナー兼漁師の奥野真人さんに話を伺いました。


 


▲新婚の奥野夫妻。茶目っ気たっぷりの素敵なお2人です▲新婚の奥野夫妻。茶目っ気たっぷりの素敵なお2人です♡
 

正式名称はチヂミコンブといいます。
「がらめ昆布」という名前の由来は諸説あり、「がらっがらにする(=しっかり乾燥させる)」が転じた説、粘りを生かして絡めることから「絡め昆布」と呼ばれるようになった説、ザラメのような形状の商品にするためそれが訛った説など、実に様々。
 
そして最大の特徴である独特の強い粘り。その正体はフコイダンという健康成分です。
免疫細胞の活性化・抗アレルギー効果・肝機能向上などに効果があるとされています。
稚内水産試験場の研究によると、がごめ昆布や他の海藻に比べて、がらめ昆布はこのフコイダンの含有量がちょっと高めなのだそう。
 
「焼尻島に来るまでは正直1度もがらめ昆布なんて聞いたことがなかったんですよ。でも粘りの強さは昆布界トップレベル。ここにそんなすごい食材があるのか!と驚きました。島では数ある産物の1つでしかありませんが、もっといろいろな活用法があるんじゃないかと思うんですよね」
 

▲お土産屋さんで発見。とろろ昆布、とありますが、これも実はがらめ昆布▲お土産屋さんで発見。とろろ昆布、とありますが、これも実はがらめ昆布
 
 

加工の様子をちょいと拝見 

大切な収穫期は9月下旬頃から。
千切れたがらめ昆布が海岸に流れ着く、そのタイミングで一気に採取します。

チャンスは年に数回。ここ数年は初回にその年の収穫量の約半分が採れているんだそうです。
多い人は200kg近くになるのだとか!
 



 
▲丁寧に拾い集めていく様子がわかります(写真提供:奥野真人さん)▲丁寧に拾い集めていきます(写真提供:奥野真人さん)
 

収穫の次は乾燥です。
 
「干し方は人によって違いますね。昆布は地面に広げて干すイメージが強いと思うんですけれど、あれだとスペースが必要なので僕は竿を使っています」
 

▲お手製の昆布干し竿。この釘に昆布を引っかけます▲お手製の昆布干し竿。この釘に昆布を引っかけます
 

▲洗濯物みたい(笑)(画像提供:奥野真人さん)▲洗濯物みたい(笑)(画像提供:奥野真人さん)
 




▲乾燥させたものがこちら▲乾燥させたものがこちら
 

▲表面がボコボコ。不思議な形をしています ▲表面がボコボコ。不思議な形をしています

 
そして最後に、この乾燥させたがらめ昆布を機械に入れて粉砕していきます。
 



 
▲モーターの熱のせいか、炒った昆布のとても良い香りが…▲モーターの熱のせいか、炒った昆布のとても良い香りが…
 

▲あっと言う間にこのサイズ▲あっと言う間にこのサイズ
 

▲粉砕1回目。商品にするサイズとしてはまだ荒いですね▲粉砕1回目。商品にするサイズとしてはまだ荒いですね

 
この作業を3回繰り返します。直径1~2㎜程度、ザラメ状の粉末になったら完成です。
 


美味しく食べるならこれだ! 

まずは定番。
お味噌汁に入れていただきまーす!
 

▲かなりの粘り! 粒が沈みやすいのでよーくかき混ぜて▲かなりの粘り! 粒が沈みやすいのでよーくかき混ぜて
 

独特の粘りをしっかり感じますし、何よりも旨みがぐぐっと増したのがわかります。
1~2つまみで十分ですが、敢えて多めに入れて粘りを楽しむのもありですね。
 
そして「こんな食べ方もありますよ」と奥野さんが教えてくれたのは、なんとふりかけ!
 

▲佃煮のように見えますがふりかけです▲佃煮のように見えますがふりかけです

 
がらめ昆布を醤油や砂糖、塩で甘辛く味付け。
そこに焼尻産のヤリイカも入れて、仕上げには鰹節をパラパラと…。
 
これがたまらなく美味しかった!
昆布のちょっとゴリゴリした粒感とヤリイカのコリコリ感、そして甘じょっぱさと旨みが口いっぱいに広がります。
これをつまみにいくらでもお酒が飲めそう!
もちろん、ほかほかごはんとの相性なんて…言うまでもないですよね?
 

▲卵黄まで乗せちゃいました! とろとろの黄身とふりかけが絡み合ってとても贅沢なTKGに…▲卵黄まで乗せちゃいました! とろとろの黄身とふりかけが絡み合ってとても贅沢なTKGに…
 
 
▲他にも、広島焼き、鶏ハム、きゅうりの甘辛和え…これ全部、がらめ昆布入り! 浅漬けや湯豆腐もオススメ▲他にも、広島焼き、鶏ハム、きゅうりの甘辛和え…これ全部、がらめ昆布入り! 浅漬けや湯豆腐もオススメ
 

「がらめ昆布に限らず、焼尻で採れるのは全て天然物です。採取や加工も手作業なので、どうしても量が限られちゃうんですよね。とても貴重。だからこそ何か面白い食べ方をしたいと思っています。それが焼尻の名前を広めるきっかけというか、ツールの1つになればいいなって」

 と奥野さんは語ってくれました。


▲貴重な海藻はお土産にもピッタリ!▲貴重な海藻はお土産にもピッタリ!
 

がらめ昆布は、奥野さんのゲストハウス「やすんでけ」や焼尻島内のお土産屋さんはもちろん、離島キッチン札幌店でも購入することができます。

水分を含むものと相性がいいので、食べ合わせの可能性は無限大。
ぜひ自分なりの新しい食べ方を探してみてくださいね!

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Writer

村上 紗希

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