「雪と都市をテーマに撮り続ける」 写真家 山本顕史さん~北海道発信のアーティスト(2)

東京はサクラが満開のようですが、北海道の春はもう少し先のこと。
まだ街中には雪山が点在し、畑は雪に覆われています。
 
キレイ!ロマンチック!というイメージが強い「雪」ですが、
除雪は大変だし、交通障害の原因にもなります。
雪が解けるこの時期は、泥と混じり合って足元がベチャベチャに。
 
時に人の悩みの種にもなる「雪」。
その秘めた美しさを、地元に住む人の視点から捉えた写真作品がコチラ。
 
 
 
 
 
 
圧倒的な美しさで、生活に寄り添う雪の魅力。
雪によって、まるで幻のように現れる都市の表情。
 
そうした「雪と都市」の一瞬のきらめきを、写真で切り取っているのが、この方。
 
 
 
 
札幌で活動する写真家・山本顕史さんです。
 
山本さんは札幌出身。
ロンドンの写真専門学校を経て帰国。30歳のころ、独立しました。
広告など仕事の傍ら、地元・札幌のまちを撮り続けるうち、
2007年ごろから個人的なテーマとして注目したのが、「雪と都市」。
 
「北海道に住んでいるからこそ接することのできるモチーフ。
普段は寒くて足を止めることはない人たちにも、
写真を通じてその美を再発見してもらえれば、気持ちや生活が豊かになるはず」
 
確かに山本さんの作品は、
見慣れているありふれた風景の、
ハッとするような瞬間に満ちています。
 
 
 
 
 
 
「ユキオト」と題したこの作品群は、2011年、写真のまち・東川町で行われた
「第1回リコーポートフォリオ オーディション」で見事グランプリに!
同年秋には東京で個展も行い、反響を呼びました。
 
山本さんは、この「リコーポートフォリオ オーディション」で受賞した
3人の写真家と「JITTER」というグループを結成し、作品集を出版。
 
 
 
 
今年11月2~11日には、
東京新宿の「CCAAアートプラザ」でグループ展も行う予定です。
 
山本さんの活動は、写真分野にとどまりません。
3月まで入居する札幌市デジタル創造プラザ「ICC」で出会った
演出家・高橋研太さん(「BLOCKHEAD FILMS」主宰)とともに、
札幌市電の映像集DVD「お部屋で愉しむ北海道の路面電車 札幌編」を作成。
 
 
 
 
 
 
写真家ならではの感性を生かし、撮影監督を務めました。
現在、第2弾として「除雪」を作成中で、年内の完成を目指しています。
 
「地元の札幌・北海道で、表現したいネタは十分ある。飽きることはありません」と山本さん。
 
もうすぐ春を迎える北海道で、山本さんが次にレンズを向けるのはどんな風景か。
その活動に、ぜひご注目ください。