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公開 | みふねたまき

こだわり素材で作る絶品サンドイッチ♪『ニセコ山麓パーラー』にあります

ニセコ山麓パーラー 手づくり クロックムッシュ


トレッキングにサイクリング、フィッシング……青空のもと野山を駆けまわるのはサイコーに気持ちのいいものですが、体を動かすとどうしたってお腹が空きますよね?

そこで今回は外遊びにおすすめの「おとも」、ほっぺ落ち必至のサンドイッチのお店『ニセコ山麓パーラー』をご紹介しましょう。

店名の「ニセコ山麓」からお分かりのとおり、お店があるのはニセコ連山の主峰アンヌプリの麓。「ニセコビレッジ」にほど近い東山地区の森のなかです。
平日の午後3時過ぎ、お客さまが途切れる頃合いを見計らって、お店にお邪魔しました。


ニセコ山麓パーラー 案内看板▲案内看板の矢印にしたがって進みます


ニセコ山麓パーラー 店舗外観 コンテナハウス▲「OPEN」のプレートがかかったコンテナがお店です

 

ニセコでかなえた2つの夢

『ニセコ山麓パーラー』がオープンしたのは2017年2月。東京のイタリアンレストランなどで腕をふるってきた市谷泰英さんが、妻の美枝さんとともに実現したお店です。料理の仕事を始めた頃から、「いつか自分の店を持ちたい」と夢を描いてきた市谷さん。

「店を構える場所としてニセコを選んだのは、家族で田舎暮らしをしたいという夢があったからです。もともとニセコは好きでしたし、季節は限られますが食材にも恵まれています。それに夏も冬も人が多くビジネス的にも魅力を感じました」


ニセコ山麓パーラー 市谷さんファミリー▲店主の市谷泰英さんと妻の美枝さん、看板娘の風希ちゃん

 

素材と作り方にこだわった厳選メニュー

お店で提供するメニューをサンドイッチにすることは、ずいぶん前から決めていたという市谷さん。

「料理の勉強でイタリアに行ったとき、朝は決まってパニーニを食べていたのですが、どこで食べても本当においしいんです。自分の店を出すなら、こういうものがいいと思いました。もう10年くらい前のことになりますね」。

本格的なイタリア料理のレストランよりも、誰でも気軽に寄れるサンドイッチの店。『ニセコ山麓パーラー』の青写真は、この頃すでにできあがっていたわけです。

サンドイッチといえば仕事の合い間や移動中、何かしながら片手で食べられるファストフード。手軽さという点では『ニセコ山麓パーラー』のサンドイッチも同じですが、作るのはイタリア料理のシェフだった市谷さんです。素材はもちろん、組み合わせや作り方に妥協はありません。


ニセコ山麓パーラー 手づくり クロックムッシュ▲「山麓風クロックムッシュ(880円)」ニセコ産のフライドポテト付き


例えば、写真の「山麓風クロックムッシュ」。ベースの「パン・ド・カンパーニュ」が自家製なのは言うまでもなく、味の決め手となるハムも市谷さんのオリジナル。

真狩産のハーブ豚を塩水に漬け込み、低温ブイヨンでゆっくり茹でることで、きれいなピンク色と、しっとりやわらかな食感に仕上げたもの。グリュイエールチーズのソースとも相性抜群です。

メニューはこの「山麓風クロックムッシュ」を筆頭に、「BLTサンド」「ファラフェルサンド」「ローストビーフサンド」「エゾ鹿バーガー」のレギュラーに、日替わりの「Today's special」を加えた6種類。


ニセコ山麓パーラー キッチン 店主 市谷さん▲ポテトを揚げる市谷さん


パンはもちろん、ハムやベーコン、パテ、ソースまで全て自家製。なかでもチャバッタは、本場イタリアの味を再現するため、粉や水の配合に試行錯誤を重ね、ようやく納得いく味が出せたというこだわりの一品です。

ベジタリアン向けにひよこ豆のコロッケを使った「ファラフェルサンド」、自家製ベーコンを使った「BLTサンド」、知り合いのハンターから特別に仕入れるシカ肉でつくる「エゾ鹿バーガー」など、素材の下準備から付け合わせまで、どれもこれも手間暇かけて作られています。

「エゾ鹿バーガーは海外からのお客さまにも好評です。腕利きのハンターがきちんと血抜きの処理をしてくれるので、肉質もやわらかで臭みも一切ありません。赤ワインソースとビーツを合わせて、シンプルに赤いバーガーにしているんです」


ニセコ山麓パーラー 店内 ショーケース 手づくりパン▲外はカリカリ、中モッチリ。イタリアで食べて感動した味を再現したチャバッタ


ニセコ山麓パーラー 店内 ショーケース 焼きたてパン▲自家製パンは店頭で販売もしています


「ラフティングの前に寄ってくれたり、テイクアウトのお客さまも増えています。少しずつ知ってもらえているみたいですね」と市谷さん。

ドリップコーヒーやハーブティー、自家製無農薬ゆず茶などのドリンクや、スープにデザートもそろっているので、おいしいサンドイッチと一緒に、ゆっくり味わうのもオススメです。

 

コンテナを夫婦で大改装

手間暇かけたのは料理だけではありません。コンテナを改装したこちらの店舗、床や壁の内装はもちろん、断熱材を貼るところから全て、市谷さんが美枝さんとふたりでつくり上げたというから驚きです。

「最初はトレーラーハウスで移動販売しようと考えていたのですが、インターネットで色々探しているときに、コンテナを家にしている人の動画を見つけて、それがすごく面白そうだったんですよ」と市谷さん。


ニセコ山麓パーラー 店内 カウンター▲コンテナの中はこんな感じ。古びた雰囲気の床に漆喰壁、すべて手づくりです


ニセコ山麓パーラー 店内 カウンター 窓▲目の前に広がる森の景色を切り取る大きな窓。木々の葉が落ちる冬は羊蹄山が見えるそう


大工をしているお友だちに教わりながらとはいえ、実際に手を動かしたのは市谷さんと美枝さんのおふたり。市谷さんは料理人、妻の美枝さんは陶芸家で、ともに手を使うのが得意とはいえ、大工仕事はさぞかし大変だったに違いありません。

「コンテナの壁に合わせて隙間なく断熱材を貼っていく作業が一番大変でしたね。貼っても貼っても終わらなくて、心が折れそうになりました。

すき間を残したまま平らに貼ってしまおうかと思いましたが、夏の暑さや冬の寒さから守ってくれる大切なものだから手を抜いてはいけないと大工の友人に言われて、頑張りました」。

苦労のかいあって真冬でもストーブを点けるとポカポカ、快適に過ごせます。


ニセコ山麓パーラー 店内 ショーケース パン▲手づくりパンが並ぶショーケースやカウンターも手づくり。奥はキッチンです


ニセコ 山麓パーラー 店内 アイコン▲まるまる太った豚はお店のアイコン


ニセコ山麓パーラー 店内 お店づくりの記録▲コンテナがお店に生まれ変わるプロセスを記録したフィルムが壁に


漆喰壁も木の床も、ラスティックな仕上がりがコンテナの雰囲気にピッタリ。ロケーションにも馴染んでいます。お店の壁には改装のプロセスを記録したフィルムが飾られているので、1枚1枚じっくり見てみてください。「すごい!」と頭が下がると同時に、黙々と(楽しそうに)作業する様子が伝わってきます。

改装工事に約5ヶ月。内2ヶ月は断熱材の施工にかかったそう。

「実は頑張りすぎたせいで腰をこわしまして……2カ月も入院してしまったんです」と苦笑い。料理と同様、納得のいくまで手を抜かない市谷さんらしいですね。とはいえ、料理人にとってからだは大事な資本。

なんといっても健康第一です。これはきっと、体調を万全に整えてからお店をスタートしなさいという神さまのお告げだったのでしょう。

 

オリジナルの陶芸作品を展示販売



ニセコ山麓パーラー 店内 陶芸作品▲店内のギャラリースペースでは美枝さんの陶芸作品を展示販売。独特の深い色合いが素敵です


ニセコ山麓パーラー 店内 陶芸作品▲一輪挿しやマグカップなど普段使いにうれしい器が並んでいます


店内には陶芸家である美枝さんの作品も展示されています。
「こんなお皿にこんな料理を盛りたい」というインスピレーションを大切に、日々の暮らしに馴染む使い心地のいい器をつくっています。昨年秋に風希ちゃんが生まれお休みしていた作品づくりも、今年の夏から少しずつ再開。お店で販売するほかに、イベントにも出品しているそうです。

陶芸作品については『ニセコ山麓ポタリー』のインスタグラムで情報発信しているので、『ニセコ山麓パーラー』とあわせて、そちらもチェックしてください。


ニセコ山麓パーラー 店内 美枝さんと風希ちゃん▲ちょっとおすまし顔の風希ちゃん。お店のアイドルです


ニセコ山麓パーラー 店内 照明▲フィラメントのラインが美しいエジソンランプがよく似合っています


素材にこだわったサンドイッチと普段使いに嬉しい器、『ニセコ山麓パーラー』には市谷さん夫妻の手の温もりがあふれています。
からだに優しく、こころに嬉しい。知れば知るほど行きたくなりませんか?

 

関連リンク

ニセコ山麓パーラー facebook
ニセコ山麓パーラー instagram
ニセコ山麓ポタリー instagram
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