北海道情報サイト「北海道ライカーズ」北海道情報サイト「北海道ライカーズ」

what likers

Icon search探す

公開 | 田中 勲

北海道の暮らしの記事にコアなファンが!14年続く十勝の出版社の雑誌「スロウ」

スロウ表紙


2004年に創刊した雑誌「northern style スロウ」(以下「スロウ」)。

帯広にあるクナウマガジンが年4回発行するこの雑誌、2018年5月に第55号が発行されました。

また3月からはウェブマガジンもスタート。コアなファンの多い「スロウ」、さて何が読者をそんなにも惹きつけるのでしょうか。

 

美しい写真とじっくり取材した文章で構成される記事

「スロウ」とは何か。クナウマガジンの公式見解では、「北海道で暮らす私たちが、北国の暮らしや人、モノ、お話などを見つめ直し楽しむための本」です。


スロウ55号記事


例えば、最新号55号に掲載されている「仲間と作ったトマルカフェ鹿追、始動します」という記事。

7ページにわたって、地域おこし協力隊からサツマイモ生産者になった女性と、ガレット職人の女性がコラボ、古民家を改築してカフェをオープンするまでの奮戦記が綴られています。

時間経過を追った写真と文章がとてもリアル!

毎号、北海道に住む農家だったり、工芸家だったり、パン職人だったり、普通の人だったり、いろんな人の暮らしを丹念に時間をかけて取材して、豊富な写真とともに記事にしているのが「スロウ」風。これが読み出すと、結構止まらなくなるのです…。


スロウ記事扉▲大きく写真を使っているので、ぱらぱら見ているだけでも楽しい

「スロウ」は毎号190P、大きさはA4。紙もしっかりしていて、厚さは9ミリ。重量感も少しあります。


スロウ通販記事(田中撮影)▲通販ページでは1つの商品を1Pから4Pの記事で紹介


雑誌の構成としては、毎号巻頭に60Pの特集(最新号では「魚」)があり、真ん中は食品からバッグまで、北海道のこだわりモノを集めた通販ページが35P。最後にまたいくつか人やモノなどを紹介する記事が6~7本…と読み応え、たっぷり。

発行部数は8500部。定期購読も800部あり、その半数が道外からの注文なんだそうです。

 

伝えたい人、伝えたいコトを深掘りして伝えたい

「スロウ」は年4回発行ですが、発行日は5月25日、7月25日、10月25日、2月25日ときっちり3ヶ月ごとじゃないのです。どうして?

「編集者は北海道全域で取材を行うのですが、やはり冬は危険も多いので、少し冬眠気味に余裕を持たせていて…」とは、副編集長の片山静香さん。


副編集長の片山さん▲「スロウ」に携わって今年で7年めという片山さん。ご家族の関係で今は札幌にてテレワーク実践中


「スロウ」担当の編集スタッフは、編集長以下5名。編集会議もその5名で、納得できるまで話し合って企画を決めるそうで、1時間の会議の予定が3時間になったこともあるとか。

「そもそも広告や商品の紹介ではなく、自分たちの紹介したい人やコトを深掘りして記事にして、読者に伝えたいと始まった本です。会議では、お互い自分の紹介したいネタを持ち寄って、企画を詰めていきます。北海道には面白い人がたくさんいるので、ネタは尽きませんね(笑)」(片山さん)。

雑誌編集者として気になるのは、やはり読者からの声。それを聞く目的もあって、5年前から始めたのがイベント「スロウ村の仲間たち」です。


スロウ村の仲間たち風景


毎年体育の日にからんだ日曜日・月曜日、会場には「スロウ」で取り上げた人々が、自分たちが作ったパンやチーズ、お菓子に工芸品などを持って集まります。


スロウ村の仲間たち風景2


編集者も名札をつけて参加。読者、作り手、編集者が様々に交流を行うイベントです。

昨年は2日間で5000人が集まったとか。

なんか楽しそう!

2018年は10月7日、8日に、さらべつカントリーパークで行われる予定です。

 

もっと北海道の人のストーリーを読んで欲しいとウェブマガジン創刊

さらに、2018年3月に創刊したのが、「スロウ」のウェブマガジン。

紙以外のメディアを始めた意図はなんでしょうか?


「雑誌に掲載された記事を、北海道以外の人など、もっと多くの人に読んでもらいたいと思ったからなんです」(片山さん)。


ウェブマガジン


ウェブマガジンでは、通勤途中のスマホでもさっと読めるように、一つの記事を数回に小分けにして掲載しています。

第一弾は石狩市にある「暮らしと珈琲 みちみち種や」さんの記事。

仙台の若い夫婦が珈琲と出会い、東日本大震災を経て、北海道にお店を開き、軌道にのせるまでのお話。普通の人のお話なのですが、なぜか心にちくちく刺さります。


スロウウェブマガジンみちみち種や


「2018年2月に発行した第54号に掲載したものなのですが、社内で大絶賛の嵐。せっかくだから多くの人に読んでもらいたいと、最初の記事に選びました」。

3月はこのみちみち種やの記事など、コーヒーにまつわる記事を。

4月はベーカリー、5月はチーズ、6月はミュージアムと毎月テーマを決めて、それに合った記事を過去の「スロウ」からピックアップしています。


スロウウェブマガジンミュージアム


「「スロウ」の記事は北海道の暮らしを伝えるものだと思っています。

満月の日に野生のハーブを採ってドリンクにする女性や、自宅で機織りをするおばあさんなど普通の方のお話を、朝から夜まで同行するなどでじっくりお聞きして、記事にするというのは、他にはない「スロウ」ならではのアプローチ。

ウェブマガジンをきっかけに、北海道内でも道外でも、もっと多くの人に北海道のストーリーが伝わるといいなと思っています」と片山さん。

まずはウェブマガジン、そして気に入れば、雑誌へ。「スロウ」の世界に一度触れたら、アナタもハマるかもしれませんよ。

 

関連リンク

・雑誌「northern style スロウ」通販サイト

・「northern style スロウ」公式 Web Magazine

\もっと知って欲しい!と思ったら「なまらいいね!」/

この記事をSNSでシェアしよう!
  • 北海道の暮らしの記事にコアなファンが!14年続く十勝の出版社の雑誌「スロウ」
  • Google+

3dc70850 3c05 46c6 9ca8 fe04bbfd0a64

Writer

田中 勲

FacebookのIDを利用して、北海道Likersへ登録します。

北海道Likersは、北海道を愛する皆さんと北海道を盛り上げるコミュニティです。

  • 利用規約に同意の上ご登録ください。
  • FacebookのIDで簡単に登録できます。登録は無料です。
  • Facebookに設定しているメールアドレスを登録します。お客様のメールアドレスは、北海道Likers運営からの連絡に利用いたします。
Title
Close