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公開 | チバタカコ

北海道で一度は行きたい「襟裳岬」と「風の館」

襟裳岬

 
北海道地図の下側、逆三角形の先端、そこがえりも町の「襟裳岬」です。

岬には地下に埋もれるように設計された「風の館」があり、ここの展望室から眺める襟裳岬は圧巻!

一度は行きたい襟裳岬の楽しみ方、北海道Likersが教えます。
 
 

目次

・襟裳岬は遠い~道内主要都市からの距離と時間
・襟裳岬は、海に沈んだ日高山脈
・襟裳岬に行ったら、突端まで行ってみよう
・襟裳岬の楽しみ方は景色だけではない
・地下に建設された「風の館」
・「展望襟裳岬」を楽しむ


 

襟裳岬は遠い~道内主要都市からの距離と時間

まず最初に言っておきます。
 
襟裳岬は遠いです。
 
・札幌~襟裳岬は223㎞、高速道路利用で約4時間2分。
 
・新千歳空港~襟裳岬は190㎞、高速道路利用で約3時間20分。
 
・苫小牧~襟裳岬は182㎞、高速道路利用で約3時間23分。
 
・帯広~襟裳岬127㎞、高速道路利用で約2時間19分。
 
例えば朝9時に札幌を出発した場合、どこも寄り道せずに襟裳岬に着くのは、午後1時過ぎ。

襟裳岬でお昼を食べたり、見学したり3時間ほど滞在したとして、午後4時に襟裳岬を出発すると、札幌に帰ってくるのは午後8時過ぎ。
 

えりも町襟裳岬▲道内の人でも、意外と「行ったことない」という人は多いです


ちなみに、北海道新幹線で函館に上陸して、そこからレンタカーで襟裳岬に向かう計画をしていたら、
 
・函館~襟裳岬は433㎞、高速道路利用で約6時間35分。
 
もしかしたら、北海道のてっぺんと真下を攻略したい強者がいるかもしれないので、
 
・稚内の宗谷岬~襟裳岬は573㎞、高速道路利用で約8時間46分。
 
道内主要都市からは、高速道路と一般道を利用して襟裳岬に向かうのですが、事故や通行止めなど、よほどのことがない限り渋滞につかまることはありません。

なので、だいたいこれくらいの時間を見積もって襟裳岬行きを計画するとよいでしょう。

 
当然ですが参考時間は全て片道です。
 
それでも、一度は行ってみたいのが「襟裳岬」。

道内には、北海道Likersでも紹介した宗谷岬ノシャップ岬神威岬能取岬納沙布岬など、風光明媚な岬がたくさんありますが、おそらく道外の人たちに一番知られているのが「襟裳岬」ではないでしょうか。
 
なんといっても日本レコード大賞を受賞した森進一の「襟裳岬」で、一躍有名になりましたから。
 

襟裳岬の歌碑▲襟裳岬には、森進一の「襟裳岬」と島倉千代子の「襟裳岬」の二つの歌碑がありました

 
ちなみに、島倉千代子も「襟裳岬」という歌を歌っており、1974(昭和49)年のNHK紅白歌合戦では、紅組のトリが島倉千代子「襟裳岬」、白組のトリが森進一「襟裳岬」、W襟裳岬で一年を締めくくったそうです。
 
※距離と時間は、北海道Likersでも紹介した「北の道ナビ」を参考にしています。

 

襟裳岬は、海に沈んだ日高山脈

襟裳岬は、北海道の背骨と呼ばれる日高山脈の続きだって、知っていましたか?
 
日高山脈がだんだん標高を下げて、太平洋に沈んでいった突端が襟裳岬です。


岬の先の延長線上には、岩礁地帯が続いていることからも「なるほどね~」と実感できます。

この岩礁は2㎞沖まで続いているそうです。
 

北海道の先端襟裳岬 ▲海からボコボコ突き出ているように見える岩礁が、日高山脈が沈んだものと思うと、地球規模のスケールを感じます


襟裳岬の岩礁
 
 
襟裳岬の南東方向185㎞の海の下には、「襟裳海山」と呼ばれる山が潜んでいます。

海山の高さは約4,200m。海山は日本海溝の最北端の深い海底にあり、富士山より高い山ですが、山頂は海面下3,735mの深海にあるそうです。

 

襟裳岬に行ったら、ぜひ突端まで行ってみよう

せっかく襟裳岬まで来たのなら、ぜひ突端まで行ってみましょう。

遊歩道は階段が続いたり、アップダウンな道のりですが、階段には手すりがあり、歩道もきれいに整備されているので歩きやすいです。
 
 
襟裳岬の遊歩道▲遊歩道をずんずん行くと、岬の先端まで行けます

 
襟裳岬最先端の看板▲人が行くことができる最突端。ここまで来ると達成感があります

 
襟裳岬の語源は、アイヌ語で「オンネエンルム」。「オンネ」は「大きい」、「エンルム」は「突き出たところ=岬」を意味しています。
 
また「エルム」には「ネズミ」という意味があり、「北海道」の命名者、松浦武四郎は「遠くから襟裳岬を見ると、ネズミが伏せたように見える」と著書に残し、江戸時代の絵師、谷(島田)元旦は「先端の岩礁地帯が細長いネズミのしっぽのようだ」と記しています。
 

昔、この地で暮らしていたアイヌの人たちは、襟裳岬に神酒を供えたり、神聖な場所なので昆布は採らないなど、聖域としていたそうです。
 
2010(平成22)年に、襟裳岬は北海道において、アイヌ語の物語や伝承、祈りの場、言語に彩られた優秀な景勝地であるとして、国指定文化財名勝ピリカノカとして指定されました。
 
ピリカノカは、アイヌ語で「美しい」「形」という意味。

 
襟裳岬ピリカノカ
 

襟裳岬に行ったら、いろいろな角度から「美しい」「形」を眺めてみてください。

 

襟裳岬の楽しみ方は景色だけではない

目の前にどどーん!と広がる太平洋、地球規模のスケール感を感じる断崖や岩礁、ピリカノカと呼ばれる美しい形など、襟裳岬は北海道を代表する景勝地として、訪れた人にすばらしい感動を与えてくれます。
 

襟裳岬極風の地の碑
 
が、襟裳岬の楽しみ方は景色だけではありません。
 
「風」です。
 
襟裳岬は、風速10m/sの風が吹く日が260日を超える国内有数の強風地域。風速30m/s以上になる日も珍しくないとか。
 
気象庁や気象台の天気予報の区分によると、10m/s以上15m/s未満の風は「やや強い風」。ほぼ年中、「やや強い風」が吹いていると思って間違いないでしょう。

 
北海道Likersが訪れた時も、体感的には「台風か!?」というくらの強風。

しかも、あっちから、こっちから強風にあおられるので、髪型はぐっちゃぐちゃで、会話も風に遮られ「え?何だって?」「だーかーらー!」と大声に。
 
しかし、この「風」を体感できるのも襟裳岬ならではなので、全身で楽しみましょう。


ロングヘアの人は、髪を束ねた方がいいです。スカーフや帽子など、風で飛びそうなものは車に置いてくるか、しっかり押さえて。

女性はスカートも気を付けて。
 
 

地下に建設された「風の館」

襟裳岬に到着すると、まず広い駐車場があり、食事やお土産などが買える「えりも岬観光センター」が目に入ってきます。
 
そして、「これは、なに?」と目を引くのが、「風の館」と書かれたアーチ。

館とありますが、建物らしきものはどこ?
 

風の館のアプローチ▲風の館のアプローチ
 

ここ襟裳岬は、日高山脈襟裳国定公園内にあり、航海の安全を守る襟裳岬灯台があることから、「風の館」は灯台の明かりを遮らないように、そして、周囲の景観に配慮して地下に埋もれるように建設されています。

ここはその出入口。

 
襟裳岬の突端方面から「風の館」を見る▲襟裳岬の突端方面から「風の館」を見るとこんな感じ

 
中へ入ると、通路が曲線になっていて、歩いていたら方角がわからなくなりそう。

というのも、「風の館」は、風がつくる「カルマン渦」をイメージして設計されているから。

 
「カルマン渦」とは、強い風が、細い枝など円柱状のものに当たった時、その風下側にできる規則的な空気の渦のこと。

ぐるぐるっとした、渦巻きをイメージするとわかりやすいかも。
 

風の館エントランス


風の館の通路▲廊下が真っ直ぐではなく、カーブになっているのがわかりますか?これが渦がモチーフの設計デザインです
 

「風の館」は、襟裳岬名物(?)強風を活かした「風」のテーマ館。「カルマン渦」の詳しい説明、国内や世界の風などが紹介されています。
 
その他、アザラシやえりも町の昆布漁、鮭漁などを紹介する「風のシアター」やえりも町の紹介コーナー、お土産ショップなどもあります。
 
 
えりもの風体験コーナー▲えりもの風体験コーナー。館内で一番人気です
 

そして、風速25m/sの風が体験できるのが「えりもの風体験コーナー」。

体験できる時間が決まっているので、その時間まで館内を見学するのがよいでしょう。

体験時間になったら、スタッフが呼び掛けてくれます。

 

「展望襟裳岬」は、時が経つのを忘れる空間

「風の館」で北海道Likers一番のおすすめは「展望襟裳岬」。

襟裳岬の先端を望む、一面ガラス張りの展望室です。

 
「展望襟裳岬」から襟裳岬を望む▲「展望襟裳岬」から襟裳岬を望む

 
先ほども紹介した通り、外は「やや強い風」が始終吹いています。

しかし、「展望襟裳岬」は強風を気にせずに、ゆっくり景色を楽しむことができます。
 

展望襟裳岬▲望遠鏡も設置されています


ベンチにから見える景色は、太平洋と襟裳岬。

特別大きな動きがあるわけではありませんが、沖に向かって先細っていく岬と岩礁、そこに打ち付ける白波をじっと見ていると、昔、アイヌの人たちがここを聖域としたのがわかるような気がしてきました。
 
 
展望襟裳岬のベンチ▲ベンチが階段状になっているので、とても見やすい
 

そして、ここでは景色が楽しめるのはもちろんですが、望遠鏡をのぞくと…。

 
襟裳岬で見られるゼニガタアザラシ▲真ん中あたりにアザラシがいるのがわかりますか?
 
岬の先に延びた岩礁地帯にいるゼニガタアザラシを見ることができるんですよ!

望遠鏡でアザラシを発見した時は、つい「いたー!」と声が上がります。

 
アザラシは、必ず見られるわけではありません。アザラシがいる時は、「風の館」エントランスに案内が表示されるので、お見逃しなく。
 
歌では「えりもの春は、何もない春」と歌われましたが、なんもなんも!

北海道の大地誕生の記憶が残る圧倒的な自然美、何もかも巻き込んでしまいそうなほどの風、それだけでも十分、襟裳岬は楽しめます!
 
 

関連リンク

風の館
えりも町公式観光サイト「風のまち『えりも』観光ナビ」

\見たい!見るべき!と思ったら「なまらいいね!」/

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