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公開 | 大宮 あゆみ

十勝産小麦100%!満寿屋のパンは十勝っ子のソウルフードだ!

▲週末には一日600個以上売り上げるという”ますやパン”の顔「白スパサンド」▲週末には一日600個以上売り上げるという”ますやパン”の顔「白スパサンド」


辛子マヨネーズで和えたスパゲッティーがドカンと挟まる名物の「白スパサンド」。

十勝出身者から「懐かしぃ~!」という声が聞こえてきそう。

もちろん今も現役、今日も総菜パンの定番メニューとしてショーケースにずらりと並んでいます。

ほかにも「ねじりドーナツ」や「ベビーパン」など、“ますやパン”は十勝で暮らす人々に寄り添い、世代を超えて愛され続けているパン屋さん。

そんな満寿屋商店の十勝愛にふれてみました。
 

▲朝ごはんにぴったりなシンプルな味わいのベビーパン。家族で分けて食べたというエピソードもたくさん寄せられている昔ながらのますやパンの定番▲朝ごはんにぴったりなシンプルな味わいのベビーパン。家族で分けて食べたというエピソードもたくさん寄せられている昔ながらのますやパンの定番

 

目次

・終戦後の混乱期に十勝にパン屋さんが誕生
・十勝で栽培された小麦粉でパンを焼きたい!
・全商品十勝産小麦100%の店【麦音(むぎおと)】のオープン
・十勝の農業と歩みを共にしてきた満寿屋商店の取り組み。これからも…
・十勝あってのますやパン。東京でも十勝を感じて!


 

終戦後の混乱期に十勝にパン屋さんが誕生

満寿屋商店は創業1950年。北海道にパン食の文化があまり根付いていない時代に産声をあげました。


▲創業当時の満寿屋商店本店


当時はまだ十勝の農業といえば豆類や甜菜、馬鈴薯が中心で小麦の栽培面積は国内全体のわずか数%に過ぎなかった時代。

その後国の農業政策によって、北海道での小麦生産が増加したものの、そのほとんどは麺用小麦でパン用の強力粉はほとんど皆無でした。

 

十勝で栽培された小麦粉でパンを焼きたい!



▲風に揺れる小麦畑▲風に揺れる小麦畑


そんな中、商品に使う食材を地元産にこだわりはじめた2代目社長の杉山健治氏がパンの主な原料である小麦も十勝産にこだわりたいと、地元の生産者や製粉業者の協力を得ながらパン用小麦の普及に尽力。

満寿屋商店の夢が始まりました。

 

全商品十勝産小麦100%の店【麦音(むぎおと)】のオープン 

月日が流れ、十勝の気候でもよく育つパン用品種『キタノカオリ』などの登場によって地元産の小麦が安定して手に入るようになった2009年、

満寿屋商店の長年の夢であった全商品十勝産小麦100%を実現する6号店 麦音 がオープン。


単独ベーカリーとしては日本一の敷地面積11,000平方メートルを誇る小麦畑の中にあるパン屋さんが誕生しました。
 

▲小麦畑に囲まれた満寿屋商店6つめの店舗『麦音』▲小麦畑に囲まれた満寿屋商店6つめの店舗『麦音』


地産地消だけではなく食育や環境問題にも意識を高く持っている満寿屋商店。

麦音では、地元の高校生らと小麦を種まきから育てて収穫。


敷地内にある風車や水車の力を借りて石臼を動かし、収穫した小麦を粉にします。

店内にある大きな石窯の燃料には間伐材で作られたペレットを使用。麦音のパン作りは全て自然と一体です。


▲左上から時計回り、芽室町のスイートコーンをたっぷり生地に練りこんだ「十勝平野のコーンパン」、モールウォッシュラクレットチーズなど5種のチーズを使った「とろ~りチーズパン」、3時間以上かけてじっくり煮込んだ牛肉がゴロゴロ入った「十勝牛カレーパン」、石窯で一気に焼き上げる各種「ピッツア」 ▲左上から時計回り、芽室町のスイートコーンをたっぷり生地に練りこんだ「十勝平野のコーンパン」、モールウォッシュラクレットチーズなど5種のチーズを使った「とろ~りチーズパン」、3時間以上かけてじっくり煮込んだ牛肉がゴロゴロ入った「十勝牛カレーパン」、石窯で一気に焼き上げる各種「ピッツア」

 

十勝の農業と歩みを共にした満寿屋商店の取り組み

麦音は 小麦畑を見ながら食事をしたり、近隣の農家さんによる野菜の販売「ビオまるしぇ」で新鮮野菜をゲットしたり。

テラスでは十勝で活躍するアーティストによるライブなどイベントも積極的に開催されています。


▲固い地面も大きなクワを使い馬に引かせるとこの通り。どんどん土が起きていく ▲固い地面も大きなクワを使い馬に引かせるとこの通り。どんどん土が起きていく


満寿屋商店ならではの馬耕体験イベントもそのひとつ。力強いばん馬の働きによって大きく前進した十勝の農業。

参加者にばん馬の素晴らしさを体感してもらい、これからも一緒に十勝の農業を応援し続けてもらえるように毎年開催しているそうです。
 


十勝あってのますやパン。東京でも十勝を感じて!

シンプルで素朴な味わいの“ますやパン”は、十勝の人々にとって“あって当たり前”の故郷の味。

総菜パンからスイーツ系のおやつパン、ハード系の食事パンまで、季節や日替わりも加えるとメニュー数を把握するのが困難なほどのバリエーションになりました。


アイドル総選挙のように、スタッフが考案した新メニュー候補を客が投票してデビュー作を決めるという面白い取り組みも、地域のリピーターに支えられている満寿屋商店ならではの取り組みといえそう。
 

東京でもますやパンを通して十勝を感じてもらいたいと、2016年11月に東京本店を出店。

東京でも「白スパサンド」や「とろ~りチーズパン」などのメニューを味わえます。また、定期的に十勝野菜の直売会などのイベントもあるのでFacebook等でチェックしましょう。


▲JR帯広駅構内にある直営店「トラントラン」でも白スパサンドはじめ人気メニューが販売されています。店舗まで行く時間がないという人はぜひお立ち寄りを▲JR帯広駅構内にある直営店トラントランでも白スパサンドはじめ人気メニューが販売されています。店舗まで行く時間がないという人はぜひお立ち寄りを
 
取材・文/北海道Likersライター 大宮あゆみ
画像提供/満寿屋商店
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