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公開 | わたなべひろみ

百人一首の木札がストラップに!! お土産になった北海道下の句かるた

入稿記事の△部をここに入れます。


小倉百人一首と聞いて北海道民がイメージするのは、板にうねうねとした墨文字の書かれた板かるたでしょう。

下の句を読んで、下の句の書かれた板かるたを取る下の句かるたは北海道独特のもの。

道内各地で競技としても親しまれる下の句かるたをストラップなどのお土産として、手にすることができます。

北海道下の句かるたグッズを手がける有限会社マイ北海道 取締役 横山拓伸さんにお話を聞きました。
 
 

下の句かるたの全道大会のお土産として登場

もともと呉服店を営み、のちに着物地の手づくりトートバッグや名刺入れなどを製作・販売していた横山さんが北海道下の句かるたグッズを作ることになったきっかけは、下の句かるたに夢中だったお子さんたちのアイディアからでした。

小学一年生から本格的に下の句かるたの競技を続けていたお子さんからの「全道大会の時に木札のキーホルダーとか、記念になるものがあったらいいのに」という提案に、試しに作ってみたところ、700~800枚があっという間に売れてしまったそうです。
 

入稿記事の△部をここに入れます 

 
それから10年以上、グッズの種類も年々増え、年に一度の下の句かるたの全道大会が開催されているホテルのほか、現在では定山渓温泉街のホテルや道内の大型文具店、ネットショップでも一部、取り扱われています。
 
 

ミニサイズの木札から大型のものまで

北海道下の句かるたグッズはストラップ、マグネット、カードホルダーなどタテ5㎝×ヨコ3.3㎝のミニサイズの木札を組み合わせて作られています。
 
 
入稿記事の△部をここに入れます。▲カードホルダーは表裏で違う句が
 
 
販売時の飾りとして作った大型の札も「ぜひ、譲ってほしい!」という愛好家もいらっしゃるとか。
 
 
入稿記事の△部をここに入れます。 
 
 
最近では、実際に競技に使われる大きさの木札を4枚組み合わせて作ったペンスタンドも大好評だったそうです。
 
 

人気のある札・そうでない札……どこが分かれ目?

もちろん、この下の句かるたグッズは百人一首の100枚すべてがそろっています。しかし、やはり人気のある札とそうでない札があるそうです。

「好みがかなり分かれるので、一概には言えないのですが……」とのことでしたが、100枚の中で

「天津風(あまつかぜ) 雲の通ひ路(かよひじ) 吹き閉ぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」(僧正遍照)
(現代語訳:天高く空吹く風よ。天女たちの帰る雲の通り道を吹き閉ざしておくれ。美しい乙女たちの姿をまだここにとどめておきたいのだよ)

などの、およそ25枚を人気の札として多めに製作しているそうです。

中でも、まずは、和歌番号1番の歌

「秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ」(天智天皇)
(現代語訳:秋の田んぼのほとりに建つ、刈り取られた稲の見張りをするための仮小屋は屋根を葺いた苫の目も粗くすきまから夜露がこぼれて、わたしの衣の袖は濡れていくばかりだ)

は、安定の人気。


そして、人気のある・なしを分けるのは、自分の得意の札かそうではないかだとか。

例えば、タ行で始まる歌を得意とする方は多いそう。

読み手が句を読み始める時に一瞬、間が空くため次に来る札を予測しやすいから。そんなことから、タ行の歌の札が欲しいという方が多いとのこと。

逆に、「人」から始まる歌は、句の数も多く、耳で聞きとりにくいため予測がつきづらいので得手とする方が少ないのですが、数少ない得意とする方が好んで選んでいくそうです。
 
また、もちろん歌の内容で選ぶ方もいらっしゃるとのこと。

「瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ」(崇徳院)
(現代語訳:流れの急な川が岩にせき止められ二つに分かれても、いつか一つの流れに戻るように、今は離ればなれになるけれどもいつか再会することができると信じている)

などは恋の句として人気があるそうです。進学などで離ればなれになる2人が手にするようですね。
 
 
入稿記事の△部をここに入れます。▲木札の裏には北海道が描かれています
 
 
「最近は、海外からの観光客の方も記念にと買ってくれているようです」

日本的な墨文字の木札は海外からのお客さまにも人気なのですね。
 
 

北海道ならではの下の句かるたを懐かしく思ってもらえれば

「わたしが、子どもたちとかるたをやっても、レベルが違って、一枚も取れないですよ」と笑う横山さんでしたが、下の句かるたについて、独自に資料を集めてもいらっしゃいました。
 
 
 入稿記事の△部をここに入れます。
 
 
「木札のかるたは会津から伝わり、今となっては北海道独自の発展をしたものですからね。

諸説はありますが、開拓時代に屯田兵が故郷を懐かしみながら、木の端材で札を作って遊んだとも言われている。

歌を思い出しながら書いたために、本来の歌とは違った表記のものも結構あるんですよ。

そして、下の句を読んで下の句の木札を取るスピードによって寒い北海道では体も温まる。

屯田兵が故郷を懐かしんだように、北海道を離れた人が、この下の句かるたグッズを手に取って、懐かしいなと思ってくれたらいいなと思っています」
 
小さな木札ストラップを手にして、わたしも久しぶりに木札を飛ばしながらのかるた取りをしてみたいなと思いました。
 
 

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小倉百人一首、北海道は下の句かるたです
http://www.hokkaidolikers.com/articles/2654

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