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公開 | チバタカコ

「あま屋」の日高料理~タコまぶしめし、百合根ジャム、小豆たっぷりの北海道カトル・カールあずき!

新ひだか町静内のあま屋

 
「あま屋」は新ひだか町静内にある料理屋です。名物「タコまぶしめし」は絶品!

タコって、こんなに柔らかいの?こんなに味がするの?なんでこんなにおいしいのーっ!

 

目次

・新ひだか町静内「あま屋」
・「あま屋」のこだわりは「日高料理」
・北海道百合根ジャム
・北海道カルト・カールあずき
・あま屋名物タコまぶしめし

 
 

新ひだか町静内にある「あま屋」

「あま屋」は、代表で料理人の天野洋海さんが地元の食材を使った料理を提供している料理屋です。

地元はもちろん、道内外、海外からも「あま屋の料理が食べたい!」と人が集まってきます。

 
ひだか町静内にある「お料理 あま屋」の外観▲新ひだか町静内にある「あま屋」
 

新ひだか町は、2006年3月31日に静内町と三石町が合併して誕生した町で、「あま屋」がある新ひだか町静内は、旧静内町だったところです。
 
新ひだか町へは、札幌から道央自動車道~日高道を利用して車で約2時間30分、新千歳空港から車で約1時間30分、日高自動車道(無料区間)が日高厚賀ICまで延長したので、ぐんと便利になりました。
 
あま屋は、日高厚賀ICを降りて国道235号線を浦河・えりも方面へ走り、新ひだか町静内に入ったら御幸通りを左折、ちょっと行くと左手に道路に面してあります。駐車場は裏側なので、車はそちらへ。

 

「あま屋」のこだわり、それは徹底して地元の日高

北海道Likersが「あま屋」を知ったのは、毎年北海道経済部が開催している「北のハイグレード食品S(セレクション)」の2018年選定商品発表会の時でした。
 
今年も22品が選定され、どれも北海道らしい魅力あるものばかりだったのですが、その22品の中で、同一企業が3つも受賞しているではありませんか!
一回の選定で3つも受賞商品を出すところって、一体どんなところ?

それが「あま屋」でした。
 
2018年「北のハイグレード食品S」に選定された「あま屋」の商品は、
・北海道百合根ジャム
・北海道カルト・カールあずき
・あま屋名物タコまぶしめし
の3品。
 
実は「あま屋」では、2014年にも「サメ鰈の西京漬」が「北のハイグレード食品S」に選定されています。それを加えたら、4品!
 
タコまぶしめしつくって、ジャムつくって、カルト・カール(パウンドケーキ)をつくる「あま屋」の代表で料理人の天野洋海さんを訪ねました。
 

「あま屋」の天野洋海さん▲「あま屋」の天野洋海さん。同業者、異業種問わず幅広い人脈を持ち、毎年開催しているあま屋ファン感謝祭「あまフェス」は道内外から人が集まる大人気イベントだとか。今年は7月8日開催
 

「15年前『あま屋』をはじめた時、いわゆる普通の和食なら東京でも札幌でもできる。ここ日高でやる意味ってなんだろう、と考えました」と天野さん。
 
その時、ある人から「全部日高って、いいんじゃない?」と言われたことがきっかけで、日高をテーマにした料理をやってみようと決意したそうです。
 
「食材は地域のものしか使わない、できれば自分のまちの中で採れたもの。そこでまかなえない時は北海道産のものを選ぶ。うちは和食屋ですが、あえて言えばあま屋の料理は『日高料理』です」(天野さん談)。
 
しかし、日高をテーマにした料理は、当初地元では受け入れてもらえなかったとか。なぜなら、料理で使っている食材の日高昆布は地元の人たちにしてみれば「海から拾ってくるもの」、トマトやアスパラなどは「もらうもの」。
 
すったら当たり前のもの食べるのに、なんでこんなに(値段が)高いのさ」という反応だったそうです。

 
あま屋店内▲あま屋店内。しっとりと落ち着いた空間です
 

しかし、実際に食べた人は誰もが「これはおいしい!」と太鼓判。そこで天野さんは、地元ではなく外に目を向け「地元以外の人たちに、日高のおいしい料理を食べてもらいたい」と考えました。
 
やがて、「あま屋」の評判を聞きつけた札幌や帯広など道内都市部の人たちが足しげく通うようになり、それは海外にも広がり、今では香港、シンガポール、台湾からも通ってくる常連客がいるそうです。
 
「外から人が来るようになると、地元の人たちが『なんであま屋には、あんなに外の人が集まってくるんだ?』と、今度は地元の人たちが来るようになりました」。
 

「あま屋」の御幸通りに面した出入口側にはカフェコーナー▲「あま屋」の御幸通りに面した出入口側にはカフェコーナーもあります
 

天野さんは言います。

「お客さんが楽しんで、驚いて、喜んでくれるものをいかにつくるかを常に考えています。そのためには、特別新しいものをつくり出す必要はないんです。0から何かをつくるのはめんどうだし、大変でしょ(笑)」
 
「なくてもいいけどあったらいいなぁ…とか、普段からちょっと思っていることをヒントに、今あるものに新しい価値をつくる。そうすることで商品価値が上がり、それが地域に還元できれば、地域が盛り上がります。そんな思いで、日高料理をつくっています」。
 
 
当たり前だと思っていたものに新しい価値をつくることが地元のためになり、それが地元を盛り上げるきっかけになる。これはまるで、北海道Likersと同じ考え方ではありませんか!日高のために、北海道のために、これからも一緒にがんばっていきましょ!

 

「北海道百合根ジャム」は、昆布の揚げパン用だった

「あま屋」のディナーコースには、先付に日高昆布を練り込んだ揚げパンが出てきます。百合根ジャムは、その揚げパンに添えるものとして考えられたものです。
 
「私が、シンガポールのラッフルズホテルのココナッツミルクと卵と砂糖でつくられた『カヤ』というジャムが大好きで、それが百合根でできるのでは?と思ったことがきっかけです」と天野さん。
 

北海道百合根ジャム▲北海道百合根ジャム、800円。原料はココナッツミルク(外国産)以外すべて道産。手作業のため、1日の生産は100~200個
 

ただ、百合根は大量に使うと匂いにクセがあり、またぼそっとした食感が懸念点でした。そこで、カヤにも使われているココナッツミルクを加えてみると香りとコクが出て、とてもおいしいジャムに仕上がりました。
 
それを揚げパンに添えてメニューに出していたところ、「お土産でこの百合根のジャムがほしい」というお客さんの声がたくさん寄せられ、2014年の夏に商品化されたそうです。
 
パンはもちろんですが、肉料理の付け合わせやソースなどにも使えます。

 

「北海道カルト・カールあずき」は、
小豆がびっしり入ったパウンドケーキ

「カルト・カール」は、1/4 が 4 つ=4/4という意味のフランス語で、パウンドケーキのこと。実は「北海道カルト・カールあずき」も百合根ジャム同様、「あま屋」のコースメニューにあったものでした。
 

北海道カルト・カールあずき▲北海道カルト・カールあずき、2800円。1日50個限定
 

「フランス料理のコースは最後にデザートが二つ出てきますよね。和食も同じように、高級感があって、最後に一口食べて満足できるデザートをつくりたいと思いました」(天野さん談)。
 
「北海道カルト・カールあずき」は、天野さんが北海道主催の「フード塾」で知り合った岩見沢のパウンドケーキ専門店とコラボしたもので、道産小麦の生地に道産小豆が、それこそ隙間ないくらいびーっしり詰まっています。
 
食べると、パウンドケーキを食べているんだか、小豆を食べているんだか、わからなくなるくらい小豆の存在感がすごい!そして、生地にコーヒーの粉末が練り込まれているので、コーヒーとの相性も抜群です。

 

「あま屋名物タコまぶしめし」は、柔らかいタコが絶品!

最初に言ってしまいましょう。「あま屋名物タコまぶしめし」は美味い!なーまーらー、美味い!おかわりくださーい!
 

あま屋名物タコまぶしめし▲あま屋名物タコまぶしめし、1200円 ※写真は持ち帰り用
 

「日高はタコの水揚げ量全国トップシェアを争う産地なのに、あまり知られていません。地元の人でさえそのことを知らない人が多く、もっともっとたくさんの人たちに日高のタコを知って、食べてもらいたいと思いました」と天野さん。
 
ご飯は「万馬券」という日高産の米、タコももちろん日高産で、水ダコを使っています。
 
タコまぶしめしのヒントになっているのは、名古屋名物のひつまぶし。最初はそのまま、後から薬味+お出しをかけてお茶漬け風に、バリエーションをつけて楽しめます。
 
北海道Likersは、持ち帰りできるお弁当バージョンのをいただきました。
 
大きくて食べ応えのあるタコがゴロゴロ入っています。そしてそのタコがとにかく柔らかい!

おそらく、皆さんが想像する以上に柔らかくて、びっくりしますよ。小さな子どもや歯が弱い高齢者でも、この煮ダコは無理なく噛み切れるはずです。

その大きくて柔らかく煮たタコに甘いタレをからめて炙ってご飯の上に…。これはもう、至極の時間。

 
あま屋名物タコまぶしめしを俯瞰で見た▲一般的なタコの柔らか煮を想像していたのですが、それをはるかに超える柔らかさとタコの凝縮した旨味!甘いタレが、これまたおいしいんですよ

 
添えてある数の子や漬物は、箸休め。柔らか煮のタコとご飯、シンプルだけれど凝縮したタコの旨味が最大限に味わえる逸品です。
 
もし新ひだか静内に宿泊することがあれば、夜は「あま屋」で日高料理を存分に堪能してみてはいかがでしょう。

ドライブや行楽途中に立ち寄るなら「あま屋」でランチタイムか、「タコまぶしめし」を持ち帰りたいなら、予め予約を入れておくとスムーズです。
 
 

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