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公開 | 佐々木葉子

旭川の老舗児童書専門店「こども冨貴堂」で、地元作家の絵本をお土産に

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旅のお土産に、その土地に暮らす作家の絵本をもらったら、
なんて気のきいたセレクトなの!と、心がくすぐられると思いませんか。
「こども冨貴堂」には、旭川や道北に暮らす作家の絵本や児童書がいっぱい。
代表の土井美千代さんに、おすすめの本をお聞きしました。

 

旭川在住の絵本作家・あべ弘士さんも仲間

旭川駅前からまっすぐ続く歩行者天国・買い物公園。両脇のお店を見ながら15分ほど歩くと、モスグリーンの小屋根と赤い窓枠が目印の「こども冨貴堂」に到着します。

ここですぐに中に入らずに、ちょっと離れて外観を見てみてください。2階部分の壁には、動物や自然の絵がぎっしり。この絵は、旭川在住の絵本作家・あべ弘士さんの手によるものです。


alt、▲あべさんは、旭山動物園の元飼育員で、空飛ぶペンギンや巨大プールで泳ぐホッキョクグマなど、動物たちがいきいきと暮らす姿を絵として残し、旭山動物園の名を一躍全国に知らしめた功労者の一人 ▲あべさんは、旭山動物園の元飼育員で、空飛ぶペンギンや巨大プールで泳ぐホッキョクグマなど、動物たちがいきいきと暮らす姿を絵として残し、旭山動物園の名を一躍全国に知らしめた功労者の一人


中に入ると、お店はこの通り。本の方から「読んで読んで」と迫ってくる、そんな熱を感じます。
alt、▲児童書や絵本から旭川をテーマにした書籍まで、本がたっくさん! ▲児童書や絵本から旭川をテーマにした書籍まで、本がたっくさん!


代表の土井さんは、こちら。「創業者の転勤がきっかけで、あべさんをはじめとする「こども冨貴堂」のファンだった仲間と、お店のバトンを協同経営として引き継ぎました」。


alt、▲「赤ちゃんから少年少女、大人まで、とびきりの一冊に巡り合える店になれたらと思いながら、もう30年以上が過ぎたのよね(笑)」▲「赤ちゃんから少年少女、大人まで、とびきりの一冊に巡り合える店になれたらいいなと。そう思ってもう30年以上が過ぎたのよね(笑)」


「小さな娘さんに絵本を買いたいけど、選び方がわからない。そんなパパには、娘さんの年齢や興味などを聞きながら、おすすめの絵本を考えます。そういう時間が楽しいし、幸せ」と土井さん。旅のお土産にふさわしい絵本を紹介してもらいました。

 

ページをめくるほど、旭川が好きになる作品

土井さんに、「こども冨貴堂」とお付き合いの深いあべさんと堀川真さんの作品からそれぞれ二冊選んでもらいました。

まず、あべさんの数多くの作品の中からは、趣の異なる本を。

右は、『宮沢賢治「旭川。」より』。「大正12年の夏、宮沢賢治は樺太に向かう途中、旭川に半日間滞在し、「旭川。」という詩を残しています。あべさんはその詩のあれこれを8年かけて調べて、賢治の想いと自身のふるさとへの想いをこの一冊に凝縮させたのだと私は思います」。

左は、『どうぶつえんガイド』。「飼育員の時代に培った動物の生態や魅力を図鑑的に表現したもの。ユーモアたっぷりで、発見もたくさん。大人も楽しめます」。動物園で出会える41種の動物たちが登場します。

 
alt、▲この二冊を比べてみるだけでも、あべワールドの幅の広さ、奥行きの深さがわかります▲この二冊を比べてみるだけでも、あべワールドの幅の広さ、奥行きの深さがわかります


続いて、堀川さんの作品からは『北海道わくわく地図えほん』。「道内にある山の高さや川の長さなどを一目で比較できるように示しているほか、アイヌ文化や北海道方言、市町村のカントリーサインも紹介しています。北海道の概要を楽しみながら知ることができます」。

「この本のおかげで、今までとは違う層のお客さんが来たんですよ」と土井さんが見せてくれたのは『あかいじどうしゃよんまるさん』。「主人公のあかいじどうしゃは、堀川さんがあべさんから譲り受け、大切に乗っていた愛車のこと。年を取ってしまったあかいじどうしゃが、最後は生まれ変わるというお話です」。
 

alt、▲「堀川さんは、丁寧に仕事をされる方で、とってもあったかい人柄なんですよ」と土井さん▲「堀川さんは、丁寧に仕事をされる方で、とってもあったかい人柄なんですよ」と土井さん


旭川や道北の作家の作品として、こちらも紹介してくれました。
 

alt、▲三井ヤスシさんの『みーつけた』は、旭川市で誕生した赤ちゃんに贈る絵本として制作したもの。ナガイマヨシカさんの『あさっぴー あさひかわのヒーローがうまれたひ』には、旭川市のキャラクターの誕生秘話が!永井利幸さんの『ぶひ』『のぶひ』は、永井さんが公務員時代に子育て支援に関わった経験から生まれた作品▲三井ヤスシさんの『みーつけた』は、旭川市で誕生した赤ちゃんに贈る絵本として制作されたもの。ナカジマヨシカさんの『あさっぴー あさひかわのヒーローがうまれたひ』には、旭川市のキャラクター・あさっぴーの誕生秘話が。永井利幸さんの『ぶひ』『のぶひ』は、永井さんが公務員時代に子育て支援に関わった経験から生まれた作品


そしてレジの横には、旅の途中に使いたいポストカードセット「旭川街角スケッチ」シリーズも置かれています。


alt、▲歴史的建造物を中心に、旭川の美しいスポットをスケッチ。旅の記念にも▲歴史的建造物を中心に、旭川の美しいスポットをスケッチ。旅の記念にも

 

お隣はあべさんの「ギャラリープルプル」

「レジ裏の扉の向こうは、あべさんのギャラリーなの」と土井さん。それはそれはと、さっそくお隣も訪ねてみました。

ギャラリーの名前・プルプルは、あべさんが絵を描いた『ハリネズミのプルプル』から命名。忘れん坊でのんびり屋さん、でもみんなに愛されるプルプルのようなスペースにしたいと考えたそうです。

ギャラリーでは、あべさんの作品展、絵本仲間やこれから応援していきたい作家の企画展を開催。秋には、手作りの作家さんの作品展も予定しています。


alt、▲ミニトートバッグやTシャツ、手拭、ポストカードなどのオリジナルグッズも販売しています▲ミニトートバッグやTシャツ、手拭、ポストカードなどのオリジナルグッズも販売しています


alt、▲モスグリーンの小屋根は、「こども冨貴堂」とコーディネートしています▲モスグリーンの小屋根は、「こども冨貴堂」とコーディネートされています


alt、▲提供写真:今年4月1日、ギャラリープルプルは全面リニューアル。シャッターの絵は、あべ弘士さん(左)▲提供写真:今年4月1日、ギャラリープルプルは全面リニューアル。シャッターの絵は、あべさん(左)が仲間、子どもたちと一緒に仕上げました

 

絵本は大人の中にもすっと入ってくる

三浦綾子、井上靖、安部公房、小熊秀雄など、日本文学史の重鎮たちと縁の深い旭川。文学資料館や記念館に立ち寄った帰りに、「こども冨貴堂」であなただけのお気に入りの本を探してみるのも素敵な想い出になりそうです。

「絵本も児童書も子どもだけのものではない」と土井さん。「子どもに伝わるわかりやすい言葉は、大人の中にもすっと入ってくる。この文字数でよくこんなに深い内容を表現できるなと、感心するものばかりです。ぜひ、手に取ってみてください」。

「うちの向かいはチーズ工房、斜め向かいは音楽会や演劇などの多目的スペース。ちょっと歩けば常盤公園があり、園内には美術館などもあります。いろんなところをのぞいて、旭川を満喫してほしいですね」。

いつもと違う時間を楽しめるのが、旅の醍醐味。そう考えると、旭川めぐりのルートに「こども冨貴堂」を加えるのはかなりアリのような気がします。

 
alt、 ▲旭川に行ったら、土井さんの笑顔を見るために「こども冨貴堂」に寄るというお客さんも多いそう▲旭川に行ったら、土井さんの笑顔を見るために「こども冨貴堂」に寄るというお客さんも多いそう

 

関連リンク

こども富貴堂
こども富貴堂facebook
ギャラリープルプル
ギャラリープルプルfacebook

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