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公開 | 佐々木葉子

函館行ったら「べこ餅」食べなきゃ、甘党じゃない!

スウィーツばやりとはいうものの、お餅やお団子があったら、そっちに手が伸びる。
そんな甘党に、函館で絶対に食べてほしいのが「べこ餅」。初耳ですか?
昔ながらの丁寧なものづくりにこだわる「松風 はるの餅(以下はるの餅)」を訪ね、
つくり方をじっくり見学してきました。


alt、メイン

 

端午の節句は「べこ餅」で

「べこ餅」は、黒糖をたっぷり使ったお餅。函館では、端午の節句に「べこ餅」を食べる習慣があります。

「いつから始まったのかって?僕が子どもの頃からだから、60年以上前であることは間違いない(笑)。理由はいろんな説があるけど、ホントのところはわかんない」。店主の野路晴夫さんは、大きな体を揺らして笑います。

店の奥にある工場で、さっそく作り方を見せてもらいました。
 

alt、▲長女のひとみさん(左)、次女のみさとさん(右)が、野路さんを強力にサポート▲長女のひとみさん(左)、次女のみさとさん(右)が、野路さんを強力にサポート

 

若い頃に習ったのと同じつくり方で

では、ここからはルポ調で。

「主原料は黒糖。「べこ餅」の味は、これで決まる。うちで使うのは、沖縄・多良間島産の黒糖。他のとこのも使ったことがあるけど、どうもしっくりこなかった」と野路さん。


alt、▲黒糖を釜でゆっくり炊き、蜜を仕上げていきます▲黒糖を釜でゆっくり炊き、蜜を仕上げていきます 


 alt、▲いい頃合いになったところで水を加え、粗熱が取れたら、米粉を入れます▲いい頃合いになったところで水を加え、粗熱が取れたら、米粉を入れます


alt、▲釜から取り出した生地を、硬さを確かめながらこねていきます。「硬さの塩梅は手の感覚でわかる。ただこれね、結構な力仕事なのよ」と野路さん。一回に作る量は約350個分!▲釜から取り出した生地を、硬さを確かめながらこねていきます。「硬さの塩梅は手の感覚でわかる。ただこれね、結構な力仕事なのよ」と野路さん。一回に作る量は約350個分!
 

alt、▲次に、生地を1個分ずつちぎっていきます。これはもう目分量。「もう何十年も同じことやってるから、勘でわかるんだよね」▲次に、生地を1個分ずつちぎっていきます。これはもう目分量。「もう何十年も同じことやってるから、勘でわかるんだよね」


alt、この通り、ほとんど大きさは変わりません▲この通り、ほとんど大きさは変わりません
 

alt、▲黒糖生地の上に、白砂糖などを固めた白い生地をトッピング。そのテンポが良いこと。熟練を感じさせます。▲黒糖生地の上に、白砂糖などを固めた白い生地をトッピング。そのテンポが良いこと。熟練を感じさせます
 

ここが一番のハイライト!1個分の生地を左手にとり、右手に持ったヘラを使って線を引きながら、あっという間に木の葉の形にしていくのです。
alt、▲ヘラを持つ野路さんの手に迷いはありません!その様子に驚いていると、またもや「何十年もやってるから」▲ヘラを持つ野路さんの手に迷いはありません!その様子に驚いていると、またもや「何十年もやってるから」
 

alt、餅をセイロに並べ、約20分蒸せば出来上がり!▲餅をセイロに並べ、約20分蒸せば出来上がり! 


どうですか、この色艶。美しいですねー。存在感ありますねー。
alt、▲一個一個、形や模様が違うところも手づくりの”味”。ちなみに1個120円です▲一個一個、形や模様が違うところも手づくりの”味”。ちなみに1個120円です


「今も、僕が若い頃に職人さんから教わった作り方そのまま。近頃の軟らかい餅に比べれば、かなりしっかりした食感だね」。
alt、▲「ご覧のように添加物などは一切不使用。だから、翌日には硬くなるの。硬くなったら、トースター等で表面を軽く焼いて。そうすればおいしく食べられるから」▲「ご覧のように添加物などは一切不使用。だから、翌日には硬くなるの。硬くなったら、トースター等で表面を軽く焼いて。そうすればおいしく食べられるから」

 

「おいなりさん」「はるの餅」も無視できない

工場の中を見回すと、大きな釜でもグツグツと何かが煮えていました。

「おいなりさんの揚げだよ、それ」。ずいぶん大きくて、厚いような気がして聞いてみたら、「函館の中島廉売ていう市場で昔っからやっている、堂守さんていう豆腐屋さんの揚げ。手で揚げるから、厚いんだよね」とのこと。


 alt、▲しょう油、砂糖、ザラメで2時間程度じっくり煮ます▲しょう油、砂糖、ザラメで2時間程度じっくり煮ます


一晩寝かせて味をしみこませた揚げに、酢を利かせたごはんをつめた「おいなりさん」。「僕の実家は餅屋でね。その店が出していたおいなりさんの味を再現しようと、頑張っているわけ」。


 alt、▲「おいなりさん」は1パック5個入りで400円。五稜郭公園などに持っていって、外で食べるのもいいですね!▲「おいなりさん」は1パック5個入りで400円。五稜郭公園などに持っていって、外で食べるのもいいですね!


小腹がすいたとき用には、串団子や餅菓子もおすすめです。
alt、 ▲串団子は右から、こしあん、ごま、しょうゆなど1本120円。写真下は、人気ナンバーワンの「はるの餅(120円)」で、クルミ入りの餅の中に自家製粒あんがたっぷり! ▲串団子は右から、こしあん、ごま、しょうゆ、各1本120円。写真下は、人気ナンバーワンの「はるの餅(120円)」で、クルミ入りの餅の中に自家製粒あんがたっぷり!


店頭には、他にもたくさんの手づくりの味が並んでいます。「べこ餅」はもちろん、あれこれ迷いながら、好みの味をみつけるのも楽しみです。


 alt、▲中央の紺色の暖簾の向こうが工場です▲中央の紺色の暖簾の向こうが工場です


「電話をくれれば、都合のいい時間に出せるように、つくっておくから」。暖簾の向こうから、野路さんの声が聞こえてきました。


 alt、 ▲一歩中に入ると、工場から漏れてきたあま~い匂いが迎えてくれますよ▲一歩中に入ると、工場から漏れてきたあま~い匂いが迎えてくれますよ
 

関連リンク

・松風 はるの餅

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