スナップ/北海道の大自然が作り出す不思議な物体

まるで雪の上に生えてきたキノコのようなこれは、糠平湖の冬の風物詩で、通称キノコ氷。2月~3月前半が旬ということで、今年も新聞の全国紙で紹介されるなど、最近知名度が上がってきたようです。ただ、数年前には「冬に生える珍しいキノコを採りに」と、遠方からキノコ採りにやって来る人もいたとか。

もちろん、これは雪に生えてきたわけではありません。
水力発電用に水を供給する糠平湖では、冬の間、一日数十センチのペースで水位が下がっていきます。そこに張った氷も同じスピードで沈んでいきますが、その時、湖底の切り株にだけ氷が取り残されて、ちょうど帽子が乗ったような形になるのです。

氷の厚さや水位の下がり方など、その冬の環境によって出来具合が左右されるキノコ氷。今年はなかなかの豊作となりました。
この冬、糠平湖への立ち入りが可能なのは今週末17日まで。今シーズンのキノコ氷もそろそろ見納めです。