北海道情報サイト「北海道ライカーズ」北海道情報サイト「北海道ライカーズ」

what likers

Icon search探す

公開 | さとうふみえ

希少な北見産和種ハッカを使った蒸留体験プログラム「北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館」

北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム1


ハッカのまち北見市で体験できる「フレグランスハッカ蒸留体験プログラム」。
北見ハッカの歴史を少し織り交ぜながら、ハッカの原油である「取卸油」(とりおろしゆ)ができるまでをご紹介します。

 

北見市がハッカ王国と呼ばれた時代

昭和14年当時、北見市のハッカ作付け面積は全国の90%!というから驚きです。
この時代、北見ハッカの世界市場は70%を占めることになり、北見市がハッカのまちとして知られるようになりました。


北見産の和種ハッカ▲北見産和種ハッカ


まだ北見地方でお米がうまく栽培できない時代。

盆地の特徴的な気候が、雨が少ないこと、風が弱いこと、暖かいこと、というハッカが育つ3つの条件を満たし、この地方でハッカ栽培が盛んになっていったようです。
 

そもそも和種ハッカって?

英語ではミントと呼ばれているハーブ、日本語ではハッカと呼ばれ、虫よけや歯磨き粉、ガムやキャンディーなどにも使われている香りや成分でお馴染みですよね。


北見市「北見ハッカ記念館」のハッカ脳(L-メントール)▲「北見ハッカ記念館」に展示されているハッカ脳(L-メントール)
 
このハーブの種類はさまざまですが、和種ハッカと呼ばれるものは、ハッカ脳(L-メントール)の含有率が最も高く、結晶が取れるという大きな特徴があります。
 
現在、和種ハッカの主な産地は海外で、日本国内で栽培されているものは少なく、北見市でも栽培農家は本当に少ないのが現状です。


ワクワク蒸留体験で北見ハッカのことを知ろう!

「北見ハッカ記念館」のお隣にある「北見薄荷蒸溜館」、蒸留実演装置が設置されているので、年間を通して実際にハッカが蒸留される工程を見ることができます。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」▲左が「北見薄荷蒸溜館」右が「北見ハッカ記念館」

工程を見るだけではなく、実際に自分でもやってみたい!という人には約90分の「フレグランスハッカ蒸留体験プログラム」がおすすめです。


北見市「北見ハッカ記念館」▲昭和10年に建築されたハーフティンバー様式の建物


まずは、「北見ハッカ記念館」で北見ハッカの歴史やハッカ油ができるまでの製造工程を簡単に学び、館内を見学。


北見市「薄荷蒸留館」▲ハッカの爽快な香りがプンプンします


次に、「北見薄荷蒸溜館」で実演されている、ハッカ蒸留を見ながら仕組みをお勉強。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム2▲乾燥ハッカをぎゅうぎゅうに詰めていきます


そして、ハーブ蒸留器を使って体験スタート!
水とハッカを入れるスペースが、ネットで上下に仕切られている蒸留フラスコに、バスケット一杯分のハッカを詰めていきます。
 
ハッカって、そのままだと素朴な牧草の香りがするだけなのですが、もんだりクシャクシャにすると清涼感がある香りが出てきてきます。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム3▲なんだか理科の実験風景のようです


蒸留フラスコをハーブ蒸留器にセット完了♪
卓上IH調理器を使って蒸留フラスコ内に入っている水を温めていきます。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム4▲蒸留フラスコ内の水が沸騰して、どんどん色が変わっていきます


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム5▲分液ロート


沸騰した水は蒸気となり、上に入っているハッカが蒸されます。
精油分を含んだ水蒸気が冷却器で冷却されて液体になり、分液ロートに溜まっていきます。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム6▲材料も道具もすべて用意されています


ハッカの蒸留が完了するまで約50分。
その間、工程をちらちら確認しつつ、好みの精油を使ってアロマクリーム作りを体験します。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」アロマオイル▲アロマクリーム作りに使う精油はこちら


柑橘や花、ちょっと個性的な香りの精油と「北見薄荷蒸溜館」オリジナルの和種ハッカの「取卸油」が数種類用意されています。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム7▲3種類のクリームに対し、自分好みの精油をそれぞれ選びます


精油は、1種類でも複数をブレンドしてもOK。
どの香りにしようか迷ってしまう…
 
基本、1つは和種ハッカの精油をどれか選ぶのですが、「せっかくなので!」と3つすべてハッカの香りにしていく方もいるそうですよ。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム8▲クリームの材料はビーズワックスとシアバター、ホホバオイル


溶かした材料を容器に流しこんだら、選んだ香りを数滴入れて…


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム9▲数分後にはオリジナルのアロマクリームのでき上がり♪


ハンドクリームに使ったり、香りを楽しむためにちょっと肌に塗ったり…
 
私たちの日常生活の中にあふれている香り、皆さんはどんな香りが好きですか?
自分好みの香りを探したり、見つけたりするとちょっと幸せな気分になったりする…
香りって不思議ですよね。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラム10▲少しだけ油分が浮かんでいるのわかりますか?


アロマクリーム作りを体験している間に、分液ロートには液体が溜まり、精油と蒸留水が分離して2層に分かれます。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」ハッカウォーター▲蒸留水(ミントウォーター)


分液ロート下のつまみを少しずつゆるめて、ますは蒸留水を抜きます。
この爽やかなハッカの香りがする蒸留水、ミントウォーターとして入浴剤として使ったり、お掃除のお水に混ぜて使ったりと万能です。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」ハッカ取卸油▲写真奥の5mlビンと手前の小さなビーカーに入ったものを比べても、その希少さが伝わると思うのですが、どうでしょうか?


次に油分を抜くと、これがハッカの草の重さに対して、約2%程度しか取れないハッカの「取卸油」。
あれっ、「取卸油」って何?ハッカ油と違うの?とお思われた方もいるのでは?


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」ハッカ油▲「取卸油」とは、ハッカ油の原油なんですね


実は、皆さんが一般的に使っているハッカ油は、ハッカ白油(はくゆ)というもので、ハッカ取卸油を遠心分離機にかけてハッカ脳(L-メントール)とハッカ赤油(あかゆ)に分離し、ハッカ赤油をハッカ白油にして、ハッカ油として製品が作られています。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラムのハーブティー▲体験の後は、ハッカのお菓子とハーブティーでほっと一息


蒸留したハッカの「取卸油」の香りは、柔らかくて素朴な牧草のようなイメージ。
今まで持っていたハッカ油のツーンとした香りのイメージとは違うものでした。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」フレグランスハッカ蒸留体験プログラムの持ち帰り品▲嬉しいお持ち帰り品、ハーブティーは美味しく飲んでいってくださいね


作ったアロマクリーム、ハッカの「取卸油」、ミントウォーター、そして「北見薄荷蒸溜館」のオリジナル取卸油も付いています。


北見市「北見ハッカ記念館・薄荷蒸留館」スタッフの皆さん▲女性が活躍しています


「フレグランスハッカ蒸留体験プログラム」では、それぞれのポジションでスタッフの皆さんがサポートしてくれます。
 
希少な北見産和種ハッカを使ったこの体験プログラム、北見ハッカの本物の香りを体験しに行ってみませんか。
 

関連リンク

北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館
この記事をSNSでシェアしよう!
  • 希少な北見産和種ハッカを使った蒸留体験プログラム「北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館」
Title
Close