「ケーキハウス ティンカー・ベル」の「オホーツクベーク」は、オホーツクエリアの〝顔が見える〟食材を集大成した焼き菓子。発酵バター、はちみつ、たまご。それぞれのおいしさが見事に調和した北見発のおいしいスイーツです。

「オホーツクベーク」が買えるのは、オホーツクエリアに広がる町、北見市。1989年から営業している洋菓子店「ケーキハウス ティンカー・ベル」で、製造販売しています。
▲「ケーキハウス ティンカー・ベル」の入口です
▲生菓子から焼き菓子まで種類豊富に並びます
「オホーツクベークの材料となる地元産の小麦粉やその他の食材は、20年くらい前からいろいろな焼き菓子に使い分けていたものなんです。それでいつか、これらをすべてを使った、つくり手の顔が見える、この土地生まれのシンプルな焼き菓子ができればいいなと考えていたんですよね」。
2015年より販売する、オホーツクべークの誕生の契機を、そう話してくれたのは、オーナーの柏倉さん。
▲柏倉さん
「味の良さだけでなく、つくり手の人柄がいいところも気に入っているんだよね」という食材は、訓子府(くんねっぷ)町の「西山さんの平飼いたまご」「菅野さんの天然ハチミツ」、興部(おこっぺ)町「アドナイ」の発酵バター。そして、「きたほなみ」という品種のオホーツク産の小麦粉、オホーツク産の塩、オホーツク産のグラニュー糖と北海道産のてんさい糖。
「てんさい糖だけはオホーツク産じゃないんだけど、ここは味のおいしさを優先しました」と笑います。
▲「オホーツクベーク」。160度のオーブンでじっくり40分かけて焼いています。冷めたら、卵白で伸ばした砂糖を塗って仕上げ
「これらを高配合で混ぜ合わせて、ベーキングパウダーは使わず、泡立てた卵白で生地をしっかりふくらませています」と話してくれたのは、パティシエである柏倉さんの奥さんのかすみさん。20代の頃から東京や札幌の名店で腕を磨いてきた、熟練です。
▲かすみさん
進められるがままにオホーツクベークを試食をしてみると、ずっしり重ためで、やや弾力のある食感。それぞれ個性豊かな食材の味が、層になっておいしさを生み出しています。感動したのは、生地の焼きムラがないこと。どこを食べても、食材の豊かな味わいが口の中いっぱいに広がるのです。
▲こっくりとした味わいのオホーツクベーク。琥珀色の見た目からしておいしそうでしょ!
シンプルなレシピの、シフォンケーキでもバターケーキでもパウンドケーキでもない、独特の焼き菓子です。他にはない味ですので、ぜひお試しを!
▲箱もオホーツク産!オホーツクエリアの町で加工される北海道産エゾマツを、紙にすき込んだ再生紙「エゾマツクラフト」を使っています
▲こちらがチーズベークです
焼いたパイ生地の上にフィリングを流し込み、最後にまたパイ生地をかぶせて、高温で7~8分焼き上げるというこちらは、「オホーツクベーク」とは違い、クリーミーなおいしさ。「フォークではなく、手で持ち上げると食べやすいよ」というアドバイスに従い、ひと口かじると、やわらかなフィリングが両脇からぶにゅっとあふれてきます。
こちらも、レアチーズでもベークドチーズでもスフレチーズでもない、独特のチーズケーキです。
▲チーズの酸味とカスタードクリームの甘みがやさしく調和しています
ショーケースを見てどちらにしようか迷った人は、ぜひ、両方のご購入をおすすめします。さすがに食べきれないかも…と心配していた筆者ですが、あっさり食べられてしまいました。だって、おいしいんですもの。
店の入口には、イートインできるスペースもあるので、その場で食べて、持ち帰ってまた食べて、おいしさを味わい尽くしてくださいね!
食材の味わいが生きた「オホーツクベーク」
車利用で女満別空港から約45分、JR北見駅から約11分。「オホーツクベーク」が買えるのは、オホーツクエリアに広がる町、北見市。1989年から営業している洋菓子店「ケーキハウス ティンカー・ベル」で、製造販売しています。
「オホーツクベークの材料となる地元産の小麦粉やその他の食材は、20年くらい前からいろいろな焼き菓子に使い分けていたものなんです。それでいつか、これらをすべてを使った、つくり手の顔が見える、この土地生まれのシンプルな焼き菓子ができればいいなと考えていたんですよね」。
2015年より販売する、オホーツクべークの誕生の契機を、そう話してくれたのは、オーナーの柏倉さん。
「味の良さだけでなく、つくり手の人柄がいいところも気に入っているんだよね」という食材は、訓子府(くんねっぷ)町の「西山さんの平飼いたまご」「菅野さんの天然ハチミツ」、興部(おこっぺ)町「アドナイ」の発酵バター。そして、「きたほなみ」という品種のオホーツク産の小麦粉、オホーツク産の塩、オホーツク産のグラニュー糖と北海道産のてんさい糖。
「てんさい糖だけはオホーツク産じゃないんだけど、ここは味のおいしさを優先しました」と笑います。
「これらを高配合で混ぜ合わせて、ベーキングパウダーは使わず、泡立てた卵白で生地をしっかりふくらませています」と話してくれたのは、パティシエである柏倉さんの奥さんのかすみさん。20代の頃から東京や札幌の名店で腕を磨いてきた、熟練です。
進められるがままにオホーツクベークを試食をしてみると、ずっしり重ためで、やや弾力のある食感。それぞれ個性豊かな食材の味が、層になっておいしさを生み出しています。感動したのは、生地の焼きムラがないこと。どこを食べても、食材の豊かな味わいが口の中いっぱいに広がるのです。
シンプルなレシピの、シフォンケーキでもバターケーキでもパウンドケーキでもない、独特の焼き菓子です。他にはない味ですので、ぜひお試しを!
クリーミーなおいしさの「チーズベーク」
もうひとつ、同店を代表するスイーツのひとつに、北海道産を含む4種のチーズと自家製カスタードクリームを使ったチーズケーキ、「チーズベーク」があります。焼いたパイ生地の上にフィリングを流し込み、最後にまたパイ生地をかぶせて、高温で7~8分焼き上げるというこちらは、「オホーツクベーク」とは違い、クリーミーなおいしさ。「フォークではなく、手で持ち上げると食べやすいよ」というアドバイスに従い、ひと口かじると、やわらかなフィリングが両脇からぶにゅっとあふれてきます。
こちらも、レアチーズでもベークドチーズでもスフレチーズでもない、独特のチーズケーキです。
ショーケースを見てどちらにしようか迷った人は、ぜひ、両方のご購入をおすすめします。さすがに食べきれないかも…と心配していた筆者ですが、あっさり食べられてしまいました。だって、おいしいんですもの。
店の入口には、イートインできるスペースもあるので、その場で食べて、持ち帰ってまた食べて、おいしさを味わい尽くしてくださいね!
取材・文/北海道Likersライター 孫田二規子
撮影/札幌コマーシャルフォト 宇津木 圭
http://www.sapporo-cp.co.jp
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