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公開 | nobuカワシマ

平取町の二風谷で、アイヌ文様の刺繍体験をしてみました♪




平取(びらとり)町の二風谷(にぶたに)地区で、アイヌ文様を施す刺繍の体験をしました。実は、刺繍どころか裁縫すらほとんどしたことがないのですが…、講師がしっかり教えてくれるので大丈夫!ステキな作品ができました♪

 

アイヌ文様って?

アイヌ文様って、わかりますか?アイヌ民族の衣装や小物など、身の回りのさまざまなものに施されている文様です。文様は地域により異なり、技法もさまざま。各地で親から子へと代々受け継がれています。


 


アイヌ文様については北海道Likersの以下記事で詳細紹介しています。
「アイヌ文様」(北海道各地):北海道遺産シリーズ31

 

二風谷工芸館で刺繍体験

訪れた場所は、二風谷工芸館。平取町立二風谷アイヌ民族博物館の隣、平取町アイヌ文化情報センター内にある施設です。
ここでは、地元工芸家の作品の展示販売をしているほか、事前に予約をすれば刺繍や木彫、ムックリなどの制作体験を受けることができます。

 
アイヌ文様が施された布製コースターなどが並びます▲アイヌ文様が施された布製コースターなどが並びます


アイヌ文様が施された「二風谷イタ」(盆)。「二風谷アットゥシ」(樹皮から作った糸で織った反物)とともに経済産業省の「伝統的工芸品」に指定されています▲アイヌ文様が施された「二風谷イタ」(盆)。「二風谷アットゥシ」(樹皮から作った糸で織った反物)とともに経済産業省の「伝統的工芸品」に指定されています


指導してくれたのは、二風谷を拠点にアイヌ文化の保存普及と情報発信に取り組む、関根真紀さん。
民芸店を営む両親の店に6歳から立っていたという関根さん。幼少期からアイヌ民族の文化や工芸に触れながら育ち、アイヌ文様の刺繍のほか、アットゥシ織りや木彫りなどの技術を身につけたそうです。
※アットゥシの「シ」は、正しくは小文字で表記します。

 
関根真紀さん。二風谷で生まれ育ち、一度地元を離れたもののUターン。アイヌ工芸家として活躍▲関根真紀さん。二風谷で生まれ育ち、一度地元を離れたもののUターン。アイヌ工芸家として活躍


刺繍体験を受けるにあたり特別な準備は不要。針や糸などはすべて準備されています。
では、体験してみます!

 

慣れない針作業に四苦八苦…

刺繍体験では、アイヌ文様を施した布製のコースターを作ります。
用意されている10cm四方程度の布にアイヌ文様を施します。ただ、まっさらな布にアイヌ文様を施すのはちょっとハードルが高いので、関根さんが予め布にアイヌ文様の下絵をペンで薄く記してくれています。下絵に沿って刺繍をしていけば完成、という仕組みです。

 
アイヌ文様はさまざまありますが、今回はふくろうの文様を描き用意してくれました▲アイヌ文様はさまざまありますが、今回はふくろうの文様を用意してくれました


関根さんの体験で使う布は、茶色の会津木綿。鮮やかな色の糸が綺麗に見えるためと、汚れが目立ちにくいからだそうです。
まずは、関根さんが解説をしながらお手本を披露。


 


今回体験に参加した人たちは、みな刺繍経験がない人たちばかり。それどころか、裁縫ですら小学校の家庭科の授業以来ほとんどやったことがない、という人も…。
アイヌ文化やアイヌ文様について学ぶ以前に、刺繍のイロハ、裁縫の基本を教えてもらいながら進みました。

 
「どこに針を通しているんですか?」「糸どうなってるんですか?」みなさん関根さんの手元をガン見しながら質問攻め…▲「どこに針を通しているんですか?」「糸どうなってるんですか?」みなさん関根さんの手元をガン見しながら質問攻め…


今回の縫い方は、アイヌ語で「オホカラ」という技法。日本語では「チェーンステッチ」や「鎖縫い」という縫い方です。
※オホカラの「ラ」は、正しくは小文字で表記します。

 
縫い始めの部分はアイヌ語で「イカラリ」(日本語では「コードステッチ」や「駒縫い」)という技法。ここまで関根さんが準備してくれています▲縫い始めの部分はアイヌ語で「イカラリ」(日本語では「コードステッチ」や「駒縫い」)という技法。ここまで関根さんが準備してくれています


刺繍や裁縫の経験がある人なら、きっとそれほど難なくできるはず。ただ、ほとんど経験のない身にとっては未知の世界に飛び込む一大イベント。針をどこから出せばよいか、糸をどの程度引っ張ってよいのか、手順を一つひとつ確認しながら縫うので、はじめはなかなか前に進みません…。


縫い始めの手元はおぼつかず…。お約束のごとく、針を指に刺してしまいちょっぴり流血…▲縫い始めの手元はおぼつかず…。お約束のごとく、針を指に刺してしまいちょっぴり流血…

 

慣れてきたらスイスイ!ステキな作品ができました♪

針から糸が抜けてしまったり糸が絡まってしまったり、さらには流血まで…。ド素人さというか、あまりの不器用さにお恥ずかしい状況でしたが、悪戦苦闘したのは最初だけ。縫い続けているうちにコツをつかんできました。


 10~20針縫うとコツをつかみ、このあとはスイスイと▲10~20針縫うとコツをつかみ、このあとはスイスイと


下絵に沿って針を進め、「トゲ」と呼ばれる模様の角部分も少し技法が異なるものの難なくクリア!
縫いながら、関根さんからアイヌ文化や二風谷地区についてなど、話を伺う余裕も。


 左が見本、右が作成途上の作品。鎖の輪の大きさにちょっとバラツキはありますが、概ねいい感じ!▲左が見本、右が作成途上の作品。鎖の輪の大きさにちょっとバラツキはありますが、概ねいい感じ!


下絵に沿った模様に刺繍を施し終えたら、最後に布の四隅を縫って閉じて完成です。


 


できました~♪


 手の平サイズの、アイヌ文様を施した布製コースター▲手の平サイズの、アイヌ文様を施した布製コースター


体験をスタートして2時間弱。はじめはどうなることやらと思ったものの、最後はステキな作品になりました。作った作品はもちろん持ち帰ることができます。


左が見本、右が作成途上の作品。鎖の輪の大きさにちょっとバラツキはありますが、概ねいい感じ!
 

アイヌ民族の衣装や小物などで見かけるアイヌ文様を自分で作ってみると、アイヌ文化に触れてちょっとだけ賢くなった気がします。さらに、気分はちょっぴりアーティスト!
楽しみながらアイヌ文化に触れられるって、いいですね。手元に作品が残るのでなおのこと。
みなさんもぜひ体験を!

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