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公開 | みふねたまき

つなぎ目なしで具がたっぷり。ニセコ『SEED』のまんまるベーグル

つなぎ目のないま~るいカタチに、ふっくらもちもちの食感が絶品のベーグル。作っているのはニセコの『SEED BAGEL&COFFEE COMPANY(シード ベーグル アンド コーヒー カンパニー)』です。
お店をオープンしてから7年。「試行錯誤。ずっと死ぬまで試行錯誤です」そう話すオーナーの平野大輔さん。ベーグルのこと、カフェのこと、2014年から始めた農業のこと、いろいろお聞きしました。


ニセコ 手づくり ベーグル カフェ SEED
 

自分でなにか、やってみよう

羊蹄山の麓に位置するニセコ町は、豊かな自然と多彩なアクティビティ、温泉にグルメも楽しめる北海道を代表するリゾート地。そんなニセコの中心部から車で約5分、有島記念館のすぐそばに『SEED BAGEL&COFFEE COMPANY(シード ベーグル アンド コーヒー カンパニー)』はあります。


ニセコ SEED カフェ 外観▲敷地を縁どるように小川が流れ、緑あふれる夏の『SEED』(撮影:平野さん)


ニセコ ベーグル SEED カフェ店内▲店内は天井が高く開放的。窓の外には四季の景色が広がります


オーナーの平野さんは釧路出身。「大学で東京へ行って、就職して、スノーボードをしにニュージーランドに行ったあと、北海道へ戻ってここに落ち着きました」。

ニセコが気に入り移り住んだ平野さんは、ホテルのフロントで働きながら、冬はスノーボード、夏は釣りと、自然を楽しむ日々のなか、この土地と出合いカフェをオープン。

「自分で何かやりたかったんです。半農半Xに憧れもありましたし、とりあえずやっちゃえ!と。まぁ、そんな感じですね」と照れ笑い。


ニセコ ベーグル SEED 平野さん▲オーナーの平野大輔さん


ニセコ ベーグル SEED カフェ▲カフェの入口横にある薪ストーブ


ニセコ ベーグル SEED 店内

 

ベーグルのまるい形がかわいくて

カフェのメニューにベーグルを選んだのは、「ひとつには見た目のかわいらしさ。それに、コーヒーとの相性もよさそうだなと」。図書館で借りた本を参考に、独学でベーグルづくりをはじめた平野さん。試行錯誤するなかたどり着いたのが、つなぎ目のないまるい形でした。「いろいろ試して、これが一番おいしかったんです」。

具材をぐるっと切れ間なく入れるため、つなぎ目のない形にしたそうですが…「生地をまるくのばして内側に巻き込む成形の仕方は、とにかく手間がかかるんです。もっと簡単な成形方法もあるんですよ。でも、このやり方が一番おいしくできるとわかっているので、変えられません。それにこの形は、うちの特徴にもなってますし」と平野さん。


ニセコ ベーグル SEED ▲17種類あるベーグルから12種類ほどが店頭に並びます(撮影:平野さん)


独自の成型方法を追求したように、生地の材料も厳選。使っているのは北海道産の小麦と、地元の名峰・羊蹄山の湧き水です。食に関してはまったくの素人で、わからないことだらけだった平野さんは、不安な気持ちを振り払うかのように、おいしいベーグルをつくるため、材料も成形方法も、よりよいものを求め試行錯誤を重ねたそうです。
「ベーグルしか焼けないので、そこは妥協できないなって思っています」。

ふっくらまるく焼き上がったベーグルは、ご覧のとおりとてもフォトジェニック。「きれいにまるくするのが難しいんですよ。以前は好きな曲を聴きながら作業してたのですが、今は音楽なし。そのほうが集中できて、仕上がりもきれいなんです。ながら作業はダメってことですね(笑)」。


ニセコ SEED ベーグル▲ベーグルは1個250円~。カフェではクリームチーズやスモークサーモンのサンドもいただけます


ベーグル ニセコ SEED▲オレンジピールとチョコチップをココア生地に巻き込んだココアオレンジ。クリームチーズをサンドしました

 

いろんな人と出会えるカフェ

2011年4月のオープン直後からイベントに招かれ、雑誌で紹介されるなど、次々縁がつながって、ニセコのベーグルやさん『SEED』の名前は広まっていきました。カフェにも多くの人が訪れ、なかには一緒にスノーボードを楽しんだり、イベントを手伝ってもらったり、デザインの仕事を依頼したりと、公私にわたって付き合いが続いている人も少なくないそうです。

「一人で来たお客さんには、ついつい話しかけちゃうんですよ。仲よくなったお客さんが、タイで有名な俳優さんだったなんてこともありました」。カフェをやっていると自分が出かけて行かなくても、いろんな人と出会えるのが楽しいと平野さん。

「海外からのお客さんも増えましたね。レンタカーを使って行動範囲を広げているみたいで、さっきもグーグルで5スターだったから来たって言われたんですよ」と嬉しそう。


ニセコ ベーグル SEED カフェ 平野さん▲カフェではエスプレッソとハンドドリップコーヒーを提供。写真はラテアート中の平野さん。真剣です


ニセコ ベーグル SEED コーヒー▲カフェで提供しているコーヒーは静岡のIFNi COFFEEのもの。コーヒー豆やドリップバッグも販売

 

夏は畑で、メロンつくってます

ニセコ SEED THE BEE & THE FARM 畑▲平野さんの畑『THE BEE & THE FARM』(撮影:平野さん)


カフェをオープンした当初から、農業をする計画だった平野さん。2014年から2年間の農業研修を経て、2016年に農家として新規就農し、1丁5反ほどの畑『THE BEE & THE FARM』でメロン栽培をはじめています。「農薬や肥料の使い方など、どういう方法で栽培するのがいいか、いろいろ試しているところです。簡単にはいきませんけどね」。


ニセコ SEED 畑 メロン▲平野さんがつくったメロン。表面を覆う網目模様がきれい(撮影:平野さん)


メロン栽培に加えて、養蜂にもトライ。「これもまた大変で…」と言いながら、平野さんはどこか楽しげです。さまざまある難題をクリアして、『THE BEE & THE FARM』ブランドの蜂蜜をつくってくれる日も、きっとそう遠くないはずです。


ニセコ ベーグル SEED 養蜂▲農家としてメロン栽培を手がける平野さん。写真は畑『THE BEE & THE FARM』のロゴマーク


ニセコ ベーグル SEED ジュース▲『THE BEE & THE FARM』ブランドのジュース。ギフトにも喜ばれそう


ベーグルにメロン、養蜂に加えてもうひとつ、修学旅行生を受け入れベーグルづくりや農作業を手伝ってもらう「学生民泊」をスタート。「朝みんなでベーグルを焼いて食べて、農作業を手伝ってもらいます。夏は畑とベーグルで本当に忙しいので、とても助かっています」。


ニセコ ベーグル SEED 平野さん▲思い描いたことを着実に実現している平野さん。温かい笑顔で迎えてくれます


実は平野さん、カフェを始めたときから宿をやりたかったらしく、新たに建物を新築して民泊を広げていくことも計画中。
「やってみたいと思ったら、とにかく始めちゃうんです」とニコニコ。


ニセコ SEED カフェ 店内


つなぎ目のないベーグルから、話題はいつしか民泊の宿へ。朝食は手づくりのベーグルとコーヒー、デザートにはメロン。そんな宿ができるかも……と考えただけでワクワクします。平野さんからの嬉しいお知らせ、楽しみに待ちましょう。

 

INFOMATION

夏期と冬期で営業時間が異なり、畑仕事の関係で春はお休みの日が多くなります。おでかけの際は下記の関連リンクから最新情報をチェックしましょう。ちなみにSEEDのベーグルは道の駅ニセコビュープラザでも販売。カフェがお休みのときは、そちらものぞいてみてください。

 

関連リンク

SEED BAGEL&COFFEE COMPANY
SEED BAGEL&COFFEE COMPANY(facebook)
SEED BAGEL&COFFEE COMPANY(instagram)
道の駅ニセコビュープラザ(instagram)
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