「干し氷下魚」 北海道の家庭料理シリーズ~酒の肴編(2)

前回、「生干し氷下魚」を紹介しました。

【フード】北海道の家庭料理(3)「氷下魚」

http://www.hokkaidolikers.com/articles/345

そのコメントの中に多かったのが「干し氷下魚」のこと。生干しとは違う、カッチカチの干し氷下魚を今日はご紹介しましょう。道内では酒の肴として、人気の珍味です。

   
干し氷下魚の特徴は、とにかく硬い。大人が両手で折ろうとしても、そう簡単に折れるものではありません。それこそ、干し氷下魚で釘が打てるんじゃないかと思うくらい。

なので、そのままかぶりついたら、十中八九歯がやられます。その前に、歯が立たないですけどね(笑)。

 

我が家では、干し氷下魚を食べる時、用意する道具があります。古新聞、ゲンノウ、ペンチ、ライター。これがあると便利。

まず、古新聞ですが、干し氷下魚と格闘すると、小さなカスがたくさん出るんですよ。それをまとめて片づけるには、新聞を敷いて処理するのが楽ちん。

そして、ゲンノウは、カッチカチの干し氷下魚をたたいて、柔らかくするのに使います。ペンチは、皮をむくのに便利。手でもできますが、かなりの力作業なんですよ、これ。家で食べるときは、お父さんの出番です。
 

 

久々に干し氷下魚と格闘しました(笑)。焼き網があれば、それに乗せてまず最初に柔らかくします。なかったので、ガス直火!(笑)。
 

 
 

 

飛騨コンロなど気の利いたものは家にないので、食べる直前にライターで焙ります。身が柔らかくなり食べやすくなります。

 


カニを食べると無口になると言いますが、干し氷下魚をむく時も、真剣なので静かになりますよ。「干し氷下魚」は、新千歳空港や各地のお土産屋さんに売っています。