2017年12月05日 | 行天 フキコ

「アイヌ文様」(北海道各地):北海道遺産シリーズ31

 
△アイヌ文様が施された盆
 

「アイヌ文様」とは?

アイヌ民族の衣装や小物などに施されている模様をよく見たことはありますか?
幾何学的な模様と表現されることが多い「アイヌ文様」は、さまざまな形が組み合わされてつくられているのがわかるでしょう。アイヌ文様の中でも代表的な文様は、「モレウ」(渦巻き模様)、「アイウシ」(とげ模様)と呼ばれるものなどがあり、これらの模様を組み合わせてユニークな文様が描かれます。

アイヌ文様は衣装のほか、アイヌ民族の身の回りのさまざまな道具に施されており、技法や地域で特徴のある図案は代々親から子へと受け継がれてきました。
女性は刺繍で、男性は小刀を使った彫刻で、身近な生活道具に文様を描いています。


△白老地方の代表的な着物ルウンぺ▲白老地方の代表的な着物「ルウンぺ」。木綿の端切れをつなぎ合わせ、その上に絹、木綿などを細く切り、切伏した極めて手の込んだ衣服です(協力:アイヌ民族博物館)

 
衣装の袖口、胸元、裾回りにつけられた文様には、一説では衣装の隙間から魔物が入ってくるのを守る意味が込められているといわれています。正式な儀式に使用する道具や、針入れ、小刀など、重要な生活用具に施された美しく緻密な文様からは、作り手の想いまで伝わってくるようです。

 

もっと身近にアイヌ文様を感じてみよう!

アイヌ民族の歴史、生活や文化を学べる「アイヌ民族博物館」、「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」、「サッポロピリカコタン」などでは、さまざまな衣装や道具の展示からアイヌ文様を観ることができます。また、体験学習としてアイヌ文様の刺繍や木彫を学ぶプログラムも用意されており、作り手の視点からアイヌ文様に親しむことができます。(※体験学習は事前に申し込みが必要です)
 

△アイヌ文様体験学習、刺繍体験の作品
▲アイヌ文様体験学習、刺繍体験の作品(協力:アイヌ民族博物館)
 

△アイヌ文様体験学習、木彫体験の作品▲アイヌ文様体験学習、木彫体験の作品(協力:アイヌ民族博物館)
 

札幌市内には、アイヌ文様をモチーフにした雑貨やアクセサリーを購入できるお店もあります。 
ぜひ作品を手に取って、アイヌ文化の世界感と文様の表現の力強さを感じてみては。


△アイヌ文様をモチーフにしたペンダント▲アイヌ文様をモチーフにしたペンダント。さまざまな文様のパターンと素材で、雰囲気の違いが楽しめます(協力:AINU ToyToy屋)
 

※「モレウ」は、正しくは小さい「ウ」で表記します。
※「アイウシ」は、正しくは小さい「イ」「シ」で表記します。
※アイヌ民族博物館は施設リニューアルのため、2018年3月31日(土)をもって休館となります。

 

■関連ページ

・アイヌ民族の伝統を体感『ポロトコタンの夜』
https://www.hokkaidolikers.com/articles/1914
・新千歳空港の「アイヌ文化展示コーナー」
https://www.hokkaidolikers.com/articles/3990
・旭川の「川村カ子トアイヌ記念館」でアイヌ民族文化を体感
https://www.hokkaidolikers.com/articles/3907
・代々受け継がれてきたアイヌ紋様をデザイン。「ToyToy屋」
https://www.hokkaidolikers.com/articles/276
 

■関連リンク

・北海道遺産ホームページ「アイヌ文様」
http://www.hokkaidoisan.org/heritage/048.html
・アイヌ民族博物館HP
www.ainu-museum.or.jp/
・平取町立二風谷アイヌ文化博物館
http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/
・AINU ToyToy屋
http://toytoy.jp/wp/
 

写真提供/すべて北海道遺産協議会

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