面積の約9割が森林に囲まれている道北の町・下川町。自然豊かなこの町で、新しい宿泊施設が2017年11月9日にオープンしました。その名を「結いの森」。

「森林に囲まれたこの町で、人と人とが結びつき、より豊かになってゆきますように」という思いが込められたこの施設は、宿泊交流研修施設として、ただ寝泊りをする場所としてだけでなく、町内外の人々が集う空間を目指しています。

町の豊かな森林資源を活かした、新しい宿泊施設。早速、中を覗いてみましょう。

▲ツイン(1泊10,000円)
ツインは1階にあり、厳選されたふかふかのマットレスを使用したベッドが2台並んでいます。このベッドは全室に配置されており、安眠できること間違いなし!
また、ツインの部屋はバリアフリー対応になっており、床全体がフラットなのも特徴です。
▲トイレも広々。車椅子の方でも使いやすい
ラージシングルは、長期滞在のお一人様向け。ベッド以外のスペースをゆったりと使うことができます。
▲ラージシングルルーム(1泊6,500円)
長期出張や荷物が多い方、小さいお子様をお連れの方が使いやすそうな印象です。
▲シングルルーム(1泊5,500円)
一番室数が多いシングルルームも明るい内装で、圧迫感がありません。

個人的に筆者が一番心惹かれたのは、広めのユニットバス!
一般的なビジネスホテルのシングルルームは部屋が狭く、室内にあるユニットバスも洗面台が小さくシャワーを浴びる時に洗面台に手が当たったり、タオルや着替えを置いて置くスペースが十分になかったりと女性には使いづらい部分が多いです。
ですが、このお風呂場は洗面台が浴槽の上にせり出しておらず、清潔感もあり、とても快適そうなユニットバスでした。

どのお部屋も防音対策がバッチリなのも嬉しいポイント。客室の入り口と、寝室とに2枚の扉が設置されているため、音に敏感な方でも安心して過ごせそうです。

また、各部屋には作務衣とタオルが配置されています。「そのまま羽織って共有スペースにも出られるように」という配慮から、作務衣というセレクトになったそう。
▲コインランドリーは1回200円。乾燥機は30分100円
1階にはコインランドリーも。洗剤が常備されており、誰でも自由に使うこともできます。

そして宿泊したお客様全員に、朝食も付いています。メニューは、下川町内の老舗のお菓子屋さん「やない菓子舗」が作るパンと、地元の「あべ養鶏場」のこだわりの酵素卵のゆでたまご。朝食会場は、1階の共有スペースで、大きな窓から朝の気持ちいい光が差し込みそうです。

全室フリーWi-Fiも飛んでおり、仕事を持ち帰ってきた方も安心。静かな夜で、仕事もはかどりそうです。

極め付けは「結いの森」の床や壁などに使われている木材です。これらは、ほぼすべて下川町の木。トドマツやカラマツといった針葉樹はもちろん、広葉樹のナラも使用されています。
下川町は60年以上前から、木を植えて育てて伐採し、また植えるという「循環型森林経営」を行ってきました。
町面積の約9割を占める森林を、無駄なく活用してきた下川町。時間をかけてていねいに手入れされた森林の恵みを活かしているからか、館内はとてもやわらかい雰囲気に包まれています。

「宿泊されるお客様がリラックスできることはもちろん、地元の方がフラッと立ち寄ってコーヒーを飲んでおしゃべりできる……そんな場にしたいと思っています。下川の方々に愛されていないと他所から人も呼べません。まずは地元の方々が『下川町に来るなら結いの森に泊まるといいよ』とオススメしたくなるような場所にしたいですね」
▲「結いの森」支配人・山中さん(左)、下川町役場環境未来都市推進課・浪岡さん(右)
各部屋に配置された「しもかわ腹ぺこマップ」には、町内の飲食店やお土産が買えるお店が一覧でチェックできるようになっています。

「結いの森」は下川町内の市街地に位置しており、徒歩10分圏内に十数件の飲食店や居酒屋、スナックがあります。下川には美味しい食事ができるお店がたくさんあるため、これを見ながら町内を歩いてお気に入りのお店を探してみるのも良いでしょう。
▲「結いの森」から徒歩5分圏内の交差点には喫茶店「アポロ」や居酒屋「ゆうづる亭」などが並ぶ
▲焼き鳥や下川の「手延べうどん」が食べられる「串辰」もこのあたり
また、「結いの森」の斜め向かいにある「まちおこしセンターコモレビ」には、しもかわ観光協会が入っています。もし滞在中に困ったことがあったり、当日のアクティビティを知りたかったりする場合は、「コモレビ」に立ち寄れば耳寄りな情報をもらえるかもしれません。

人と人との結びつきが生まれる、新しい宿泊施設として注目を集める「結いの森」。道北の森林の町と人の魅力に、どっぷり浸かれること間違いなしです。

「森林に囲まれたこの町で、人と人とが結びつき、より豊かになってゆきますように」という思いが込められたこの施設は、宿泊交流研修施設として、ただ寝泊りをする場所としてだけでなく、町内外の人々が集う空間を目指しています。

町の豊かな森林資源を活かした、新しい宿泊施設。早速、中を覗いてみましょう。

客室は全部で3種類。どのお部屋も広くて快適!
「結いの森」の客室は、3種類。スタンダードシングルが18部屋、ラージシングル2部屋、ツインが2部屋あります。
ツインは1階にあり、厳選されたふかふかのマットレスを使用したベッドが2台並んでいます。このベッドは全室に配置されており、安眠できること間違いなし!
また、ツインの部屋はバリアフリー対応になっており、床全体がフラットなのも特徴です。

ラージシングルは、長期滞在のお一人様向け。ベッド以外のスペースをゆったりと使うことができます。

長期出張や荷物が多い方、小さいお子様をお連れの方が使いやすそうな印象です。

一番室数が多いシングルルームも明るい内装で、圧迫感がありません。

個人的に筆者が一番心惹かれたのは、広めのユニットバス!
一般的なビジネスホテルのシングルルームは部屋が狭く、室内にあるユニットバスも洗面台が小さくシャワーを浴びる時に洗面台に手が当たったり、タオルや着替えを置いて置くスペースが十分になかったりと女性には使いづらい部分が多いです。
ですが、このお風呂場は洗面台が浴槽の上にせり出しておらず、清潔感もあり、とても快適そうなユニットバスでした。
全室共通のこだわりポイントは?
すべての客室に共通しているのは、ふかふかのベッドだけではありません。
どのお部屋も防音対策がバッチリなのも嬉しいポイント。客室の入り口と、寝室とに2枚の扉が設置されているため、音に敏感な方でも安心して過ごせそうです。

また、各部屋には作務衣とタオルが配置されています。「そのまま羽織って共有スペースにも出られるように」という配慮から、作務衣というセレクトになったそう。

1階にはコインランドリーも。洗剤が常備されており、誰でも自由に使うこともできます。

そして宿泊したお客様全員に、朝食も付いています。メニューは、下川町内の老舗のお菓子屋さん「やない菓子舗」が作るパンと、地元の「あべ養鶏場」のこだわりの酵素卵のゆでたまご。朝食会場は、1階の共有スペースで、大きな窓から朝の気持ちいい光が差し込みそうです。

全室フリーWi-Fiも飛んでおり、仕事を持ち帰ってきた方も安心。静かな夜で、仕事もはかどりそうです。

極め付けは「結いの森」の床や壁などに使われている木材です。これらは、ほぼすべて下川町の木。トドマツやカラマツといった針葉樹はもちろん、広葉樹のナラも使用されています。
下川町は60年以上前から、木を植えて育てて伐採し、また植えるという「循環型森林経営」を行ってきました。
町面積の約9割を占める森林を、無駄なく活用してきた下川町。時間をかけてていねいに手入れされた森林の恵みを活かしているからか、館内はとてもやわらかい雰囲気に包まれています。
地元の方も愛着が持てる「結いの森」を育てたい
新しくできた「結いの森」は、宿泊研修交流施設として下川町に誕生しました。単なるホテルではなく、今後は町内外の人々が集う場として開かれた空間にしたいと、支配人の山中さんは話します。
「宿泊されるお客様がリラックスできることはもちろん、地元の方がフラッと立ち寄ってコーヒーを飲んでおしゃべりできる……そんな場にしたいと思っています。下川の方々に愛されていないと他所から人も呼べません。まずは地元の方々が『下川町に来るなら結いの森に泊まるといいよ』とオススメしたくなるような場所にしたいですね」

各部屋に配置された「しもかわ腹ぺこマップ」には、町内の飲食店やお土産が買えるお店が一覧でチェックできるようになっています。

「結いの森」は下川町内の市街地に位置しており、徒歩10分圏内に十数件の飲食店や居酒屋、スナックがあります。下川には美味しい食事ができるお店がたくさんあるため、これを見ながら町内を歩いてお気に入りのお店を探してみるのも良いでしょう。


また、「結いの森」の斜め向かいにある「まちおこしセンターコモレビ」には、しもかわ観光協会が入っています。もし滞在中に困ったことがあったり、当日のアクティビティを知りたかったりする場合は、「コモレビ」に立ち寄れば耳寄りな情報をもらえるかもしれません。

人と人との結びつきが生まれる、新しい宿泊施設として注目を集める「結いの森」。道北の森林の町と人の魅力に、どっぷり浸かれること間違いなしです。
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宿泊研修交流施設「結いの森」取材・写真・文/立花実咲
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