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公開 | みふねたまき

十勝・帯広で見つけた居心地のいいカフェ。コーヒーとおやつ、日用品の『THE YARD』

十勝 帯広 カフェ THE YARD


帯広の中心部から線路をはさんで東側、競馬場にほど近い静かな住宅街に一軒家のカフェ『THE YARD(ヤード)』があります。
おいしいコーヒーと手づくりのおやつ、布のものや日用品など雑貨が並ぶ店内は、のんびり落ち着ける雰囲気。2011年に東京から移住し、帯広で『THE YARD』をオープンした南薗勢治さんと洋子さん夫妻に、お話を聞きました。

 

暮らしの場を求めて帯広へ

「いつか自分たちのお店を持ちたい」と、東京の有名なカフェやステーキハウスなど、飲食店で仕事の経験を積んでいた勢治さんと洋子さん。住んでいた賃貸住宅の更新を機に、独立に向けて本格的に動き始めようとした矢先、東日本大震災が発生。具体的にどこでお店を持つか決めていなかったおふたりは、この出来事をきっかけに東京から離れることを決めたのです。

移り住む先に北海道を選んだのは、洋子さんの実家が帯広にあったから。「両親に相談したら喜んで、すぐにこの場所を見つけてくれたんです。こんなに条件のいい物件はないから決めたよって報告されて…(笑)」と洋子さん。勢治さんも異論はなかったそうです。「土地勘もないですし、人の流れもわからないので、決めてもらえてありがたかったです。送られてきた写真を見たら、草でぼうぼうの裏庭があって、それも気に入りました」。

裏庭がある一軒家のカフェ『THE YARD(ヤード)』は、こうしてその一歩を踏み出しました。


十勝 帯広 カフェ THE YARD 外観▲玄関フードの軒先にさりげなくCOFFEEの文字


十勝 帯広 カフェ THE YARD 外観▲1階はカフェ、2階は住まいです


十勝 帯広 カフェ THE YARD ロゴ▲タイポグラフィのロゴマークは勢治さんデザイン。「SHARE&TIME」「EAT THE SOIL」はヤードのコンセプト


十勝 帯広 カフェ THE YARD 店内▲白いクロスがかかった奥のカウンターは、キルトや布小物などを作る針仕事のスペース


十勝 帯広 カフェ THE YARD 裏庭▲店名の由来にもなった裏庭。春に芽吹き、夏に茂り、秋に枯れる。菜園も含めありのままそのまま

 

コーヒーと日替わりのおやつ、雑貨もあります

洋子さんの実家があったことに加え、十勝エリアは北海道の中でも比較的気候が安定していて、野菜など新鮮な食材が豊富なことも、カフェオープンの後押しになりました。「帯広は水がおいしいですよね。東京から来たばかりの頃は、水道水が普通においしいことが驚きでした」と勢治さん。

ヤードでは帯広のおいしい水で淹れるハンドドリップコーヒーをはじめ、洋子さんが焼く日替わりのお菓子、サンドイッチやキッシュ、カレーなどのランチがいただけます。「最初の一年くらいは夜も営業していたのですが体力的にきつくなって、自分たちができること、好きなものに絞って、コーヒーとお菓子中心の今のスタイルに落ち着きました」
シフォンケーキやレモンケーキ、スコーンにクッキーなど、洋子さんが日替わりで焼くお菓子は、コーヒーとの相性もよく人気。この日も焼きあがったばかりのスコーンを、近所の方がまとめ買い。ショーケースがあっという間に空になってしまいました。


十勝 帯広 カフェ THE YARD 南薗さんファミリー▲南薗勢治さんと洋子さん。ひとり娘のふうちゃんを中心に笑顔が広がります


十勝 帯広 カフェ THE YARD コーヒー▲コーヒーは勢治さんがゆっくりていねいにハンドドリップ


十勝 帯広 カフェ THE YARD コーヒー▲ブレンド2種類のほか、2種類のシングルオリジン(ストレート)を用意

 

北海道の暮らしを楽しく、心地よく

店内には日用品や文房具など雑貨も並んでいます。sonettのオーガニック洗剤やアレッポの石鹸、冷えとり靴下、バッグや布、裁縫道具など、ラインナップも多彩です。「北海道の暮らしを楽しむ道具や環境に負担をかけないもの。昔ながらの製法で作られているものなどを集めています。自分たちも使っていて、好きなものばかり。実際に使っていいと思ったものでなければ、お客様にもすすめにくいですから」と勢治さん。


十勝 帯広 カフェ THE YARD 雑貨▲パッケージデザインもクールな英国ウェールズのブランド『マーチャント&ミルズ』の裁縫道具


十勝 帯広 カフェ THE YARD 雑貨▲ブリキの小物入れ、木製ブロックなど、素朴で味のある雑貨たち


十勝 帯広 カフェ THE YARD 雑貨▲sonettのオーガニック洗剤。しっかり汚れを落としてくれる


十勝 帯広 カフェ THE YARD ふくろう▲見上げると森の哲学者が店内をやさしく見守っていました

 

ショーツや布ナプキン、キルトもチクチク手づくり

雑貨が並ぶ棚には女性用のショーツや布ナプキンなども並んでいます。「これは私が作っています。母がパッチワークキルトの先生をしているので、針仕事は身近な存在」と洋子さん。勢治さんも洋子さんのお母様のキルトに魅せられ作り手に。お店の一画に針仕事のためのカウンターを設け、『SEAMS & EFFECTS – 縫い目と効果』というブランド名で、オリジナルの布製品をチクチク手づくりしています。
「お店で針仕事をしていても、お客さんが普通にお茶を飲んで、ゆっくり話ができる。針仕事とカフェをうまく共存させられるといいなと思っています」と勢治さん。


十勝 帯広 カフェ THE YARD キルト▲勢治さんが染めから手がけたパッチワークキルト。染料に使ったのは帯広産の玉葱


十勝 帯広 カフェ THE YARD キルト▲ベッドやソファのカバーに使うのはもちろん、壁にかけてもステキです

 

通じ合う仲間と道東エリアで『LOCALS』開催

南薗さんが『THE YARD』をはじめてから、同世代の仲間も増え横のつながりもできて、その輪が広がっています。中標津にある洋服と雑貨の店『RANGE LIFE(レンジライフ)』、根室のセレクトショップ『guild Nemuro(ギルドネムロ)』、旭川&東川の『LESS(レス)』の3店とは、共同で『LOCALS(ローカルズ)』というイベントを、帯広と中標津で春と秋の2回ずつ開催。各店の店主がセレクトした魅力的なモノと出会える楽しいイベントとして人気を集めています。

2017年秋は以下の日程で開催されます。お近くの方はもちろん、そうじゃない方も、ぜひお出かけください。
<LOCALS -SMALL COMMUNITY MARKET>
●帯広(THE YARD) 10/28(土)~ 29(日)11:00〜19:00
●中標津(RANGE LIFE) 12/2(土)~ 3(日)11:00〜19:00


十勝 帯広 カフェ THE YARD フリーペーパー▲デザイン系の仕事経験もある勢治さん。帯広で出会った仲間とともにフリーZINE「José(ホセ)」を発行


​昨年はフリーZINE「José(ホセ)』を発行。「自分たちができること」を、楽しみながらゆっくり広げている南薗勢治さんと洋子さん。お子さんも生まれて、忙しいながらも充実した日々をおくっている様子がうかがえました。


十勝 帯広 カフェ THE YARD 南薗さんファミリー


帯広市内でちょっとひと休み。そんなときは、ぜひ『THE YARD』へ。おいしいコーヒーとお菓子、おっとり穏やかな南薗勢治さんと洋子さんが迎えてくれます。


 

関連LINK

ホームページ https://www.theyard-cafe.com/
facebook https://www.facebook.com/theyardobihiro/
instagram https://www.instagram.com/theyard_info/
SEAMS & EFFECTS https://www.seamseffects.com/
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