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公開 | チバタカコ

アカデミー札幌U-15~未来のコンサドーレ戦士に会いに行こう!(6)

北海道コンサドーレ札幌U-15


ウラコン企画、コンサドーレアカデミーの選手たちに会いくシリーズ6回目は札幌U-15。取材した日は札幌の夏もそろそろ終る8月下旬。日没もすっかり早くなり、すぐ照明がつけられた雁来のグラウンドで、彼らに会ってきました。
 
 

総勢48名、札幌U-15

札幌市東区雁来にあるコンサドーレグラウンドが、この日の練習会場でした。グランドの横には、赤黒に塗られたプレハブ小屋が並んでおり、そこで着替えたり、荷物を置いたりしています。
 
札幌市内や近郊から集まる札幌U-15の選手は、総勢48名で、それぞれ学校が終わってから週5回グラウンドに集まります。札幌駅からアカデミー専用のコンサドーレバスが運行しており、大半の選手がそれを利用しています。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15▲8月下旬は日没が早く、あっという間に照明がつきます

 
この日はあいにくの小雨模様でしたが、サッカーの練習は、よほどのことがない限り雨、雪関係なく練習があります。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15▲フェンスには「松山光プロジェクト」の横断幕が

 
このグラウンドは、ウラコン企画でも紹介した北海道コンサドーレ札幌の「松山光プロジェクト」で集まった資金を、2016年9月に人工芝張の替えと夜間照明LED化の費用の一部で使用しています。
 

アカデミーで満足するようなら、ここにはいない方がいい

今年で就任2年目という札幌U-15の監督、森川拓巳さんに話をうかがいました。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15監督、森川拓巳さん▲北海道コンサドーレ札幌U-15監督、森川拓巳さん

 
札幌U-15の練習で意識しているには、どのようなことでしょうか?
 
「サッカーは常に状況が変わるスポーツです。なので、その都度、その試合試合で活きる技術をしっかり備えることを基本に教えています。それと『楽しむサッカー』。今自分が置かれている状況が楽しめないと、見ている人も楽しめません。プロを見据えたチームなので、それは意識しています」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15

 
「私たちも彼らも、目指しているのはトップチーム、プロサッカー選手ですが、全員がプロになれるわけではありません。学校の部活や町のクラブチームより『可能性はある』ということです。コンサドーレアカデミーにいるということは、他の中学生よりもやらなければならないことがたくさんあり、より練習に取り組まなければなりません。アカデミーにいることで満足するようなら、ここにはいない方がいい。札幌U-15とは、そういう場所です」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15


北海道コンサドーレ札幌U-15 


「私は以前、九州でも指導していたのですが、北海道に来て感じたのは、北海道の子どもたちは気持ちが優しく、ちょっと内気な子が多いということ。九州はやんちゃな子が多くて、オレがオレが!とガツガツ前に出るタイプが多かったので。サッカー選手は技術も大事ですが、メンタルも大きな割合を占めています。気持ちを強く持つということを常に彼らに伝えています。将来、プロ選手はもちろんですが、アカデミーから世界へ羽ばたく選手が出て欲しいというが夢であり、目標です」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15森川監督▲内気な子が多いのは、「北海道は雪国なので、中にこもってしまう時間が長いことも影響しているのかも」と話してくれた森川監督
 
 

札幌U-15は、コミュニケーションは抜群

この日、練習に参加していた札幌U-15の選手たちに、将来の夢や目標などについて尋ねました。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15、工藤亘平君▲北海道コンサドーレ札幌U-15、工藤亘平君(中学3年)。週5回の練習を、千歳市からJRで通っているそうです。「将来の夢は、ワールドカップに出場すること」
 

「サッカーは小学校2年から始めました。札幌U-15は、チームのコミュニケーションはとても良いと思います。ただ、全国の他のチームと比べると気持ちの面で負けているなぁ…と感じることもあります。僕は、あまり声は出せないのですが、その分プレーで皆を燃えさせたいと思っています。宮澤選手(北海道コンサドーレ札幌、#10、宮澤裕樹選手)はとても走るのが多くて、他の選手がそれに引っ張られていると思うんですけど、そんな風になりたいと思います」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15、会津快斗君▲北海道コンサドーレ札幌U-15、会津快斗君(中学3年)。彼もJRで、余市町から通っています
 

「5歳頃からお兄ちゃんの影響でサッカーを始めて、少年団でプレーしていました。小学校3年の時にコンサドーレの練習に参加して、その時に浅沼達也監督(北海道コンサドーレ札幌アカデミーサブダイレクター兼札幌U-12監督)にすすめられて、4年生からアカデミーに所属しています。僕は球際が強くて、中盤でボールを配球するのが得意なので、それをもっと磨いていきたい。将来は、コンサドーレのトップチーム…がいいですけど、そこにこだわらずに、プロサッカー選手になるが目標です」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15
 
 
夕方5時半から練習がスタートし、終了するのは7時過ぎ。後片付けや着替えなどを済ませて専用バスで札幌駅に着くのは、もっと遅い時間になります。そこから、市内の選手は地下鉄やバスなどで自宅へ、工藤君や会津君のように近郊から通っている選手は、JRで最寄りの駅まで行き、そこから自宅へという道のり。帰宅する頃はきっと9時を回っているはず。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15
 

遠いところから週5回も通っていたら学校の友達と遊べないし、勉強する時間もないでしょ?と工藤君に尋ねたら「初めの頃は体力的につらかったですけど、すぐに慣れました。もっと上手くなりたいので」と笑顔で答えてくれました。
 
「もっと上手くなりたい」。
 
この一言が、森川監督が話していた「アカデミーにいることで満足するようなら、ここにはいない方がいい」という意味なのだと思いました。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15

 
札幌U-15では、運動と脳のトレーニングを組み合わせた「ライフキネティック」という考え方を取り入れたり、成長期の体づくりのために練習後30分以内に食事を摂る「食育」を実施するなど、選手を育成するためにさまざまなサポートを行っています。
また、札幌U-18が同じ雁来グラウンドで練習していることもあり、中学生でありながら高校生に混じって練習している選手もいました。
 

北海道コンサドーレ札幌U-15
 

札幌にはトップチームがあり、同じグラウンドで札幌U-18が練習をしていて、お手本や目標にしたい選手が身近にある環境は、旭川や釧路のU-15に比べたら恵まれているのかもしれません。しかし、道内のアカデミーU-15をすべて取材して感じたのは、プロを目指す気持ちは、札幌も旭川も釧路も全く同じ。
彼らの中から、必ず未来の赤黒戦士が出てくる!その日が待ち遠しいです。
 

コンサドーレのアカデミーとは

Jリーグのクラブは、プロとして活躍する選手を一人でも多く輩出するために、1種(トップ・サテライトチーム)だけではなく、2種(ユースチーム[高校生])、3種(ジュニアユースチーム[中学生])、4種(ジュニアチーム[小学生]やスクール、クリニック)の育成年代の組織であるJリーグアカデミーを持つことが義務づけられています。アカデミーとは、2種、3種、4種に属するチームの総称のことを言います。「U-」はUnderの頭文字です。
簡単に言うと、小中高校生の未来のコンサドーレ選手の卵たち、とイメージしてください。
 
 

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