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公開 | チバタカコ

アカデミー札幌U-18~未来のコンサドーレ戦士に会いに行こう!(7)

北海道コンサドーレ札幌U-18


ウラコン企画、コンサドーレアカデミーの選手たちに会いくシリーズ最終回は札幌U-18。アカデミーのユースがあるのは札幌だけ。道内のU-12、U-15アカデミー選手たちが目指す、プロへの架け橋です。この中から来シーズン…トップチームに上がる選手が出てくるか!?
 

札幌U-18出身のJリーガーたちがたくさんいます

いきなりですが、問題です。現在北海道コンサドーレ札幌に在籍する、次の選手の共通点は何でしょう?
 
石井謙伍、荒野拓馬、深井一希、前寛之、進藤亮佑、濱大耀、菅大輝
 
ヒント、次の選手も同じ共通点があります。
 
堀米悠斗(アルビレックス新潟)、中原彰吾(ガンバ大阪)、奈良竜樹(川崎フロンターレ)、西大伍(鹿島アントラーズ)
 
答えは、全員北海道コンサドーレ札幌U-18出身選手である。
 
1997年からスタートしたU-18は、2017年で20年目。この間、たくさんの選手を育成してきました。トップチームへ、コンサドーレ以外のJリーグチームやFリーグ(フットサル)へ、大学進学など進路はさまざまです。皆が皆プロになれるわけではありませんが、それでも着実に札幌U-18出身のプロ選手は増えています。
 

北海道コンサドーレ札幌U-18
 

U-18にいるのは、基本的にはコンサドーレアカデミーU-12、U-15から昇格する選手たちです。札幌U-18には現在31人の選手がおり、その中の9人が地元を離れて札幌で寮生活を送っています。

 
北海道コンサドーレ札幌U-18
 

Jリーグの公式戦に出場できるのは、Jリーグクラブの第1種チーム(トップチーム・サテライトチーム)に登録された選手に限られています。が、例外として、同一クラブの第2種チーム(ユースチーム、コンサドーレの場合は札幌U-18)に登録されている選手であれば、所定の手続きを経てトップチーム登録をすることで試合に出場することができるようになります。
今現在(2017年9月)、札幌U-18の井川空選手、櫻庭立樹選手、藤村怜選手、佐藤大樹選手が、トップチーム登録(2種)されています。
 
プロの扉に手をかけた彼らに会ってきました。
 

札幌U-18は、いろいろな面でプロを意識するチーム

札幌U-18の監督は、2015年からチームを率いる、川口卓哉さんです。コンサドーレアカデミーのトップに位置する札幌U-18について、話をうかがいました。
 
 
北海道コンサドーレ札幌U-18の監督、川口卓哉さん▲北海道コンサドーレ札幌U-18の監督、川口卓哉さん
 

道内にあるU-12、U-15の選手たちが目指す札幌U-18(ユース)は、どのようなチームですか?
 
「ユースは、トップチームへ昇格するという目的があります。技術、体力などサッカーについてはもちろんですが、プロ契約するということは、人として自立しなければならないし、勝負の厳しさなどいろいろな面でプロを意識しながら彼らと接しています」。


北海道コンサドーレ札幌U-18
 

「プロで通用する、生き抜いていくためにはメンタルはとても重要です。高校生とプロの世界は、それこそものすごい差がある。技術も精神面も、大人の状態に近づけて送り出すことを意識しています」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-18
 

普通の高校生だと、進学や就職など将来に向けて進路を決定しますが、彼らの場合は?
 
「高校を卒業してプロ契約できる選手はほんの一握りです。それ以外は、大学へ進学してサッカーを続けるケースがほとんどです。なので、ちゃんと進学できるレベルの学力はキープするように指導しています。成績が下がったら練習禁止です」
 

北海道コンサドーレ札幌U-18
 

「18歳のタイミングでプロ契約できなくても、大学でさらに自分を磨いて、それからコンサドーレのトップチームに戻ってきてほしいと思います。進学で道外へ出てしまっても、コンサドーレアカデミーにいたという選手がどんどん北海道に戻ってきて、いつか、トップチームの7割がアカデミー出身選手で構成できれば…それが今の夢ですね」。
 

あこがれはつくらない、「自分だけ」のプレーヤーになりたい

2017年4月に、トップチーム登録(2種)された二人の選手に、今のチームのこと、これからの目標などについて話をうかがいました。
 

北海道コンサドーレ札幌U-18キャプテン、藤村怜▲北海道コンサドーレ札幌U-18キャプテン、藤村怜君(高校3年)。栗山FC →コンサドーレ札幌U-15→コンサドーレ札幌U-18。「あこがれの選手はつくらない、自分は自分だから」。藤村選手は2018年よりトップチームに昇格することが決まりました!


「親がサッカー好きだったことから小学校の時からサッカーを始めました。今年の札幌U-18は、チームワークはどこにも負けていない、それは強味だと思います。それでも負ける試合が多いのは、ほんの少しの差だと思っています。僕は得点につながるプレーが得意なので、それでチームを勝利に導きたいです。将来は、コンサドーレでプロになり、世界で活躍がしたい。それが、コンサドーレへの恩返しだと思っています」
 

北海道コンサドーレ札幌U-18副キャプテン、櫻庭立樹▲北海道コンサドーレ札幌U-18副キャプテン、櫻庭立樹君(高校3年)。岩見沢ジュニアFC1985・U-12→コンサドーレ札幌U-15→コンサドーレ札幌U-18。将来は、トップチームの守護神が目標
 

「父がサッカーの指導者なので、小学3年の頃からサッカーを始めました。うちのチームは、チームとしてのまとまりがとてもいいのですが、いったん崩れるともろいところがあり、常に同じレベルでやれていない。僕はGKというポジションなので、後ろから声を出して鼓舞することを常に意識しています。僕も、あこがれの選手は特にいません。世界で活躍しているGKの良いところを吸収しながら、自分だけのプレーヤーになりたいと思っています」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-18

 
理想やあこがれの選手は?と尋ねると、普通ならメッシ選手やイニエスタ選手など、世界で活躍するサッカー選手の名前がぽんぽん出てくるはず…と思っていたのですが、藤村選手と櫻庭選手の答えは揃って「あこがれはない、自分だけ」。それは、彼らがすでにプロの扉の、その向うの世界を見ているからではないかと感じました。
プロはもうあこがれではなく、現実の世界である、と。
 

サッカーは地域の文化でつくられるもの

アカデミーサブダイレクターで札幌U-12監督の浅沼達也さんが、コンサドーレアカデミーについて語ってくれました。
 

北海道コンサドーレ札幌U-18
 
 
「私は、『サッカーは地域の文化でつくられるもの』だと思っています。北海道にあるコンサドーレには、冬が長く寒さが厳しい北海道の気候風土や、ちょっと内向的だけど一旦慣れたらとことんフレンドリーな道民気質など、意識しなくても浸みこんできているし、サッカーにも表れてきていると感じています」。

 
北海道コンサドーレ札幌U-18

 
「アカデミーができて20年、プロだけでなく、アカデミーのOBが指導者として戻ってきています。札幌U-18GKコーチの相川雄介、花田倖基、札幌U-15コーチの中村拓朗、札幌U-12コーチの鈴木健士、東川U-12監督の木崎拓也などがそうです。そしてアカデミー縁のコーチや監督が、トップチームの監督にもなっています。四方田修平監督は、札幌U-18の監督を長く務めていました」。
 

北海道コンサドーレ札幌U-18

 
「コンサドーレにアカデミー出身の選手がいる、アカデミー縁の監督やスタッフがいる、そういうアカデミーの一体感がもっともっと成熟して、そして北海道の人たちみんながコンサドーレを応援して、『オール北海道』で戦えるクラブになる。時間はかかりますが、いつかはそうなりたいと思っています」。
 
北海道Likersは、ウラコン企画で道内のアカデミーをすべて回ってきました。旭川も釧路も札幌も感じたのは、「コンサドーレのエンブレムをつけたからには、目指すのはプロサッカー選手、ただそれだけ」という強い思いでした。
浅沼監督の言う「オール北海道」には、トップチームやアカデミーだけではなく、北海道に暮らす私たちも入っています。プロを目指す彼らを北海道民みんなで応援しましょう!一人でも多くの道産子選手が誕生して、それこそオール北海道な北海道コンサドーレ札幌が誕生する日を、北海道Likersは心から期待しています。 
 

コンサドーレのアカデミーとは

Jリーグのクラブは、プロとして活躍する選手を一人でも多く輩出するために、1種(トップ・サテライトチーム)だけではなく、2種(ユースチーム[高校生])、3種(ジュニアユースチーム[中学生])、4種(ジュニアチーム[小学生]やスクール、クリニック)の育成年代の組織であるJリーグアカデミーを持つことが義務づけられています。アカデミーとは、2種、3種、4種に属するチームの総称のことを言います。「U-」はUnderの頭文字です。
簡単に言うと、小中高校生の未来のコンサドーレ選手の卵たち、とイメージしてください。
 
 

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