北海道の冬の鍋と言えば、これ!「かじか鍋」

道外では、そろそろ「春も近いね~」という会話がされているかもしれませんが、北海道は、まだまだまだまだまだまだまだまだ冬。スキーもスノーボードも、まだたっぷり楽しめます。
 
そして、冷えた体を温める北海道の味覚といえば、鍋。
 
かに鍋、鱈鍋、石狩鍋、三平汁など、おいしいライバル……いいえ、鍋がたくさんありますが、実は…私が一番おいしいんです(きっぱり!)。
 
私の名前は「かじか」と言います。

 

 
道産子には馴染みの私。
 
「すったらもん、家で普通に食べるべさ」と誰もが言うでしょうが、道外の皆さんは、私=「かじか」を見たことがありますか?
 
見た目がグロテスクで、表面もぬるぬる。さばくのも、このぬめりが結構大変と言われます。
 
今回、私をおいしい鍋にしてくれた、京王プラザホテル札幌地下1階「あきず」の料理長、山本敦久さんに話を聞いてみましょう。

 

 
「このかじかは襟裳(えりも)産です。かじかは、から揚げをポン酢で食べたり、キモのとも和えなどがおいしいです。が、やっぱり鍋が一番ですね。うちでは白湯味噌で提供しています」。

 

 
味噌味の「かじか鍋」完成! 

 

 
私のアラから、なまらいい出汁が出ていて、一口すすると、たいていの人が「ああああああ…」と至福の声を出します。
 
見た目はぶよぶよしていますが、私の身は筋肉質でぎゅっとしまり、歯ごたえもあります。淡白な白身なので、誰からも好かれます。
 
アラをしゃぶると、身がかたまりでホロホロと取れてきます。白菜、長ネギ、エノキなどの野菜が、出汁をたっぷり吸って、これまた美味!

 

 
北海道に来て、郷土料理店や居酒屋で私=「かじか」がメニューにあったら、イチオシでおすすめです。これこそ、北海道ならではですからね。
 
「あきず」では2月末まで襟裳フェアを開催しており、私をはじめ、毛がに、鱈、スケソウ、マツカワなど襟裳産の海の幸が楽しめるので、機会があったら、ぜひ「かじか鍋」を味わってみてくださいね。

 
※1:「みったくない」とは、北海道弁で「不細工」「みっともない」という意味。
※2:「みったくめんこ」とは、北海道弁で「みったくない」+「めんこい(かわいい)」。不細工だけど愛嬌があってかわいいということ。
例:「あんたのとこの犬、みったくない顔してるね~」「何言ってんのさ!うちのは、みったくめんこちゃんなんだよ!」