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公開 | nobuカワシマ

島のガイドさんが案内するディープな焼尻観光ウォーキング

焼尻島 ガイドコース 神社


焼尻島といえば、「オンコ原生林」や焼尻サフォークの生まれ故郷「めん羊牧場」が観光スポットして知られています。でも、島の中にはもっと渋~い穴場スポットがいくつもあるんです!島の歴史が織りなすディープな世界へ、島のガイドさんがいざないます。

 

焼尻島ってどんなところ?

焼尻島は北海道の北西、日本海に浮かぶ人口200人少々の小さな島。

 
焼尻港▲羽幌港から約1時間の船旅で焼尻港へ。高速船なら約35分で到着!


焼尻島の約1/3は森に覆われています。森の中でもオンコ(イチイ)の木々はこの島ならではの形をしていて、「オンコ原生林」や「オンコの荘」と呼ばれる観光名所になっています。

 
焼尻 オンコ原生林▲幹が左右にうねり、地面を這うように伸びるオンコの木々。日本海の強風や深い雪の重みのためにこんな形になるのだとか

 
焼尻めん羊▲オンコ原生林の隣にはめん羊牧場があり、真っ黒い顔の羊たちが草を食む可愛らしい姿も眺められます!


島の観光でレンタカーは不要!島の1周はわずか10.6kmなので、レンタサイクルで島をぐるりと一周するのも難しくありません。歩いて島内を巡ることだって可能!

今回紹介するガイドプランも、ガイドさんが解説しながら島の見どころを歩いて巡る内容。徒歩だからこそ、潮風に吹かれ、島のゆるやかな空気を感じることができます。

 

ガイドさんはゲストハウスの宿主

今回案内してくれたのは、焼尻島でゲストハウスを営む“おっくん”こと、奥野さん。

 
焼尻島 ガイド 奥野さん▲おっくんは関西出身。学生時代に全国の離島を旅したことから“島好き”になり、2014年に焼尻島へ移住。2017年に「やぎしりゲストハウス やすんでけ」を開業しました


ゲストハウス運営の合間に島内ガイドも行い、島の中を歩きながら見どころを解説して案内してくれます。
ガイドコースは大きく2つ。島の定番スポットを巡るコースと、穴場的なディープスポットを巡るコース。今回は後者に参加してみました。

 

ちょっとディープな島めぐりへ

「やぎしりゲストハウス やすんでけ」を起点に出発。はじめに案内してもらったところは、かつての繁華街。

 
焼尻島 ガイドコース▲音声マイクで案内するので、人数多くても解説が聞き取りやすいのが嬉しいです

 
焼尻島 ガイドコース途中▲舗装路の左右には住居のほか空き家が点在。繁華街にはとても思えないのですが…


2017年現在で島の人口は200人少々ですが、かつてはニシン漁が好況だったため10倍以上の2700人も暮らしていました。昭和20年代にはここに商店が立ち並ぶほか、遊郭まであったそうです。

昔の賑わいを想像しながらかつてのメインストリートを抜けるとT字路にぶつかり、海が見える高台に出ました。

 
焼尻島 工兵街道付近▲海を見下ろす高台はちょっとした休憩ポイント。羽幌と焼尻島・天売島を結ぶフェリーが見えました


この付近の海沿いの道は工兵街道と呼ばれていて、戦時中に焼尻島に駐屯していた工兵隊が崖を切り崩して作った道路。その記念碑など、いくつかのモニュメントが高台に並んでいます。

 
焼尻島の海と崖▲崖の下をのぞくと、岩礁に海鳥がたくさん飛来していました!


しばし休憩したら、高台から平地へと下る坂道を進みます。

 
焼尻島と天売島▲海の向こうには天売島が見えます

 
焼尻島 ガイドコース▲道端になぜかウニの亡骸。カモメが海でとった獲物の殻が空から降ってきたものだそうです


坂道を下り海沿いの平地に出ると、小中学校があります。焼尻島にある学校はここ一校のみ。かつては高校もありましたが、1979(昭和54)年に閉校になりました。

 
焼尻島の旧高校▲旧高校の校舎は現在も残っています。木造の旧学び舎、なかなか絵になる風景!


この先ずっと歩いていけば島を一周できますが、ガイドコースではここが折り返し地点。とはいえ同じ道を歩くのではなく、工兵街道から離れ草木に囲まれた山道へ。斜面をひたすら登り、時折草木をかき分け進みます。

 
焼尻島 ガイドコース▲昔、長い坂道をブツブツ文句言いながら歩いたので「念仏坂」と呼ばれていたそうです


工兵街道ができる前、ここが生活道路だったそうです。毎日生活物資を担いでこの坂道を登り下りすることを想像すると、ブツブツ文句も言いたくなる気持ちもわかります。昔の人たちはさぞかし足腰強かったのでしょうね…。

しばし山中を歩いたら、神社に到着しました。

 
焼尻島 ガイドコース 神社▲神社の名前は厳島神社。起源は1844(天保15)年に遡るそうで、意外と古い歴史を刻んでいます


神社の歴史をちょっぴり勉強したら、スタート地点へと帰ります。

 
やぎしりゲストハウス やすんでけ▲散策のあとは、古民家を再利用した「やぎしりゲストハウス やすんでけ」で休憩

 

島の観光は、島の人に聞くのが一番!

約3時間かけてのんびり歩くディープな島めぐり。島の歴史や島の人の暮らしぶり、移住の気苦労など、観光サイトや観光本には載っていない、地元で暮らす人ならではの話に溢れていました。
今回紹介した内容はその一部。さらに詳しいことはガイドコースに参加した時のお楽しみに。焼尻島に訪れるならおっくんに会いに行き、島をディープに巡ってみましょう!

 
焼尻港▲地元の人に触れると、島を離れる時はとってもせつない…。でも、また来たいという気分になること間違いなし!
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