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公開 | チバタカコ

アイヌ文化と道産酒と北海道の食が味わえる。「海空のハル」

海空のハルのチセと料理


店の中にアイヌの伝統的家屋チセがあり、そこでアイヌ伝統料理を味わうことができ、北海道産海鮮料理や道産地酒がズラリと揃った、北海道愛たっぷりの食空間が誕生しました。

 

白老アイヌ民族博物館・ルイカプロジェクトとのコラボレーション

白老アイヌ民族博物館・ルイカプロジェクト、そして北海道広域道産酒協議会(パ酒ポート)とコラボした、北海道愛たっぷりの食空間が、札幌市中央区に誕生しました。それが「海空のハル」です。
 

海空のハルエントランス▲サンタクロースが目印のJ-BOXビル5階。エレベーター直結
 
 
「ハル」とはアイヌ語で、「自然から恵まれた食糧」という意味。店内にはアイヌの伝統的家屋「チセ」を模した個室があり、そこではアイヌの伝統料理を味わうことができます。
 

海空のハルのエントランスから見えるチセ▲エントランスから見えるのは…チセです
 

「海空のハル」は、白老町にあるアイヌ民族博物館が取り組んでいる「ルイカプロジェクト」とコラボレートしています。ルイカプロジェクト、そして今回のコラボについて、アイヌ民族博物館館長、野本正博さんに話をうかがいました。
 

白老アイヌ民族博物館館長、野本正博▲白老アイヌ民族博物館館長、野本正博さん
 

「『ルイカ』とはアイヌ語で『橋』を意味します。ルイカプロジェクトは、アイヌ文化と各地域や人、文化をつなぐ、つまり橋渡しをするプロジェクトです。今回、札幌という都会の飲食店で、このような取り組みができたことで、よりたくさんの人にアイヌ文化を身近に感じてもらえると思います。
 

海空のハルのチセ▲店内につくられたチセ

 
料理は創造ですよね。文化も同様で、アイヌ文化は固定化されたものではなく、時代にあったかたちで継承し、私たちは発信していきたいと思っています。私たちは博物館ですから、当初は『展示』することを考えていました。しかし、ただ見せるのではなくアイヌ文化の生活の一部でも、身近に感じて触れてほしいと思いチセをつくりました。このチセは、伝統にのっとったもので、白老アイヌ民族博物館で伝承活動の一環としてつくっている民具などを使っています。
 

海空のハルのチセにあるアイヌ民族衣装▲アイヌ民族衣装も白老のアイヌ民族博物館でつくられました。この衣装は、借りて着ることもできます
 

白老や平取、阿寒に行けなくても、ここでちょっとでもアイヌ文化に触れ、興味を持ってもらって『今度、白老に行ってみようか』と、次につながるきっかけになればいいと思っています。札幌の人はもちろんですが、道内外、外国から来るたくさんの人たちのコミュニケーションの空間として使ってもらえるとうれしいです」。

 

チセで、アイヌ料理を食べる

チセでは、アイヌ料理を食べることができます。アイヌ伝統家屋「チセ」の中で、アイヌ料理を食べるなんて、滅多にできるものではありません。

 
海空のハルのチセで食べるアイヌ料理▲チセの中心にある炉は、生活の中心となる場。その炉は、食卓や作業台としても使われていました。アイヌ料理は、この炉でいただきます
 

海空のハルのチセで食べるアイヌ料理▲チセで食べることができるアイヌ伝統料理セット。アイヌの神事に欠かせない酒(トノト)=カムイトノトもついています
 

海空のハルのチセで食べるアイヌ料理のオハウ▲お椀は「オハウ」という汁物。鮭、野菜がゴロゴロ入っていて、石狩鍋や三平汁のような感じ。シンプルな塩味の汁物ですが、鮭の出汁が効いています
 

海空のハルのチセで食べるアイヌ料理▲チタタプ(鮭のたたき)、ユク(エゾシカ)、チポロ芋(チポロはイクラ、マッシュポテトのようなもの)。素材の味を存分に味わうことができます
 

「海空のハル」のチセでアイヌ料理を食べるには予約が必要で、1日8食限定です。が、これは機会があればぜひ体験してほしい!アイヌの人たちは、こういう空間で炉を囲んで素朴な料理を食べていたんだなぁ…と疑似体験すると、どんな会話をしていたんだろう、家族でどんな風に過ごしていたんだろうと、あれこれ想像がふくらみ、もう一歩、アイヌ文化を深く知りたくなるはずです。

 

食材と酒に、北海道愛を凝縮!

アイヌ民族博物館だけではなく、北海道広域道産酒協議会(パ酒ポート)ともコラボしているのが「海空のハル」のもう一つのポイントです。店内の個室は北海道の酒蔵がテーマで、それぞれ地酒の名前がついており、個室内も酒蔵グッズなどで演出。
 

海空のハルの酒蔵の名前がついた個室▲地酒の名前がついた個室
 

海空のハルの酒蔵の名前がついた個室▲酒蔵グッズで演出した個室
 

ここ数年、ぐんとレベルが高くなったと言われている北海道の酒を飲みながら堪能できるのは、北海道産の食材を使った料理。
 
「北海道産の食材をメインに、旬のおいしさを楽しんでもらいたいと思っています」と話してくれたのは、「海空のハル」店長の中田隆之さん。
 

「海空のハル」店長の中田隆之さん▲「海空のハル」店長の中田隆之さん
 

「うちは新鮮な海鮮が自慢ですが、道産和牛なども取り入れて、とことん道産にこだわりたい。これから、札幌近郊の農家などを実際に回って、まだ知られていない食材などもお出ししたいと考えています」と中田店長。
 
 
海空のハルの「5月のハルメニュー」(道産食材セット)▲「5月のハルメニュー」(道産食材セット)。この一皿で旬の北海道の味覚が味わえます
 

「今回、アイヌ民族博物館とのコラボでアイヌ料理をつくりましたが、最初はアイヌの人々が食べていた当時のものを再現しました。しかし、野本館長が『味は現代風でいいんです』とおっしゃってくれて、それこそ先ほどお話されていた時代にあった文化の創造ですよね。何度かダメ出しがあって限定メニューが完成しました」。
 
「アイヌ料理をつくって改めてわかったのは、北海道の郷土料理はアイヌ料理から発展しているものが多いということ。味付けはシンプルにし、素材の持ち味を活かすことで、北海道らしい味覚が楽しんでもらえるのではないかと思います」(中田店長談)。
 
北海道の食材と北海道の酒、もちろん北海道限定のビール、サッポロクラシックもあります。また、道内の各自治体のプロモーションの場としても使われるということなので、地元の人はもちろんですが、観光やビジネスで来札した際には、ぜひ一度立ち寄ってみてください。

「海空のハル」で、アイヌ文化に興味がわいたら、札幌市内なら南区小金湯の「ピリカコタン」や厚別区の「北海道博物館」へ。あるいは、道内なら白老の「アイヌ民族博物館」、平取の「二風谷アイヌ文化博物館」、阿寒の「阿寒湖アイヌシアターイコロ」、旭川の「川村カ子トアイヌ記念館」など、もっと深くアイヌ文化に触れることができる施設がたくさんあるので、足を運んでみてはいかがでしょう。
 
 

関連リンク

海空のハル
白老アイヌ民族博物館
北海道広域道産酒協議会(パ酒ポート)

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