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公開 | 孫田 二規子

建物は田上義也建築。網走の自然や歴史に触れられる「網走市立郷土博物館」

女満別(めまんべつ)空港から車で30分。網走(あばしり)市内の「網走市立郷土博物館」は、昭和11年建設と、北海道でもかなり古くに建てられた博物館です。設計は建築家・田上義也氏。幾何学模様のステンドグラスなど独特の建築表現が見ものです。


網走の網走市立郷土博物館の幾何学模様ステンドグラス


網走やオホーツクの歴史や文化がわかる

住宅街を抜け、踏み切りを越えて坂道を登ると「網走市立郷土博物館」に到着します。

ここは、網走とオホーツクの自然、歴史、文化を紹介する博物館。展示資料を数多く揃えているので、じっくり楽しむことができます。

なかでも、旧石器時代から縄文、続縄文、擦文(さつもん)・オホーツク、アイヌ文化…と続く、オホーツク独自の歴史を証明する生活資料は、他の町では見られない貴重なもの。


網走の網走市立郷土博物館の古代のぶんかの展示▲縄文時代の土器などを展示


網走の網走市立郷土博物館の古代文化の展示▲舟や衣類なども残っています


網走の網走市立郷土博物館のアイヌ文様の展示▲アイヌ文様が施された帯


一方、明治から現代への近代にかけての農機具や漁具、生活用具の展示は、懐かしさを感じるものもあり、親しみやすい内容です。


網走の網走市立郷土博物館の近代の展示▲農具です


網走の網走市立郷土博物館の近代の展示▲懐かしいものもありますよね?

 

田上氏らしい建築表現が随所に

建物の設計は、建築家・田上義也氏が手がけています。

田上氏は、世界三大建築家のひとり、フランク・ロイド・ライトに支持しており、「十字形平面」という設計手法や、幾何学模様のステングラスなど、彼の影響を受けたと思われる表現が見られます。


網走の網走市立郷土博物館のステンドグラス▲踊り場に据えられた幾何学模様のステンドグラス。美しい…!


らせん階段は、1930年代の田上氏が取り入れていたという建築要素。


網走の網走市立郷土博物館の田上建築のらせんかいだん▲らせん階段の手すり部分です


そして、外観の赤いドーム屋根やタイル張りの半円付け柱は、他の作品ではない表現。


網走の網走市立郷土博物館の外観▲外観。ハイカラな雰囲気です(写真提供/網走市立郷土博物館)


建物の形に合わせてデザインされた窓際の展示ケースが残っている1階の部屋は、空間そのものが建築作品。感じ入るものがありました。


網走の網走市立郷土博物館の休憩室▲窓も天井も素敵です。手前のイスとテーブルは、部屋の雰囲気に合わせたものを入れたもので、ぴったりマッチしています

 

散歩がてらおでかけを

2階の休憩室からは、風光明媚な網走の地を一望。夏は豊かな緑と青いオホーツク海、冬は海面を真っ白に覆う流氷が見られます。


JR網走駅から歩いて10分ほどです。緑が豊かなので、散歩がてらに行くのもおすすめです。
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