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公開 | みふねたまき

札幌のまちと風物を色でめぐる。遊び方もいろいろ♪景観色カードゲーム『SAPPOLOR さぽら』

札幌景観色カードゲーム サポラ

雪どけとともに札幌のまちが一気に色づく春。まちに色があふれだすこの季節に、オススメの新しいカードゲームをご紹介します。その名も札幌の景観色カードゲーム『SAPPOLOR さぽら』。製作を指揮した北海道カラーデザイン研究室代表・カラーコーディネーターの外崎由香(とのざきゆか)さんにお話をお聞きしました。

 

札幌の景観色をもっと多くの人に知ってもらいたい

札幌景観色70色▲札幌の景観色70色のカラーチャート


今回ご紹介する札幌の景観色カードゲーム『SAPPOLOR さぽら』。その元になっているのは札幌の景観色70色です。
札幌市では誰もが美しいと感じる色彩景観づくりをめざして、「札幌の景観色70色」を2004年に策定しました。札幌の風土イメージから選ばれた70色には、「札幌玉葱」や「モエレ沼」「雪まつり」など、その一つひとつに親しみのある名前と物語が付けられています。

カラーチャートの色と名前を見比べると、由来となった景色やモノが浮かんできますね。けれどこの景観色、残念ながらあまり人に知られていません。「どれもすごくいい色なのに、活用されていなくてもったいない」と外崎さん。カラーコーディネーターとして、講演会やワークショップで色彩をテーマに話すたび、「札幌の景観色70色」が人々に知られていないことを痛感したそうです。

 

景観色をカードゲームに!夢を叶えたクラウドファンディング

札幌景観色カードゲーム サポラ考案者 外崎さん▲カラーコーディネーターとして商業施設や公共空間の色彩計画、大学での色彩学指導、オリジナル色彩教材の開発など、幅広い分野で活躍する外崎さん


『SAPPOLOR さぽら』誕生のきっかけは、外崎さんが老人福祉施設などで入所者の方々を対象に行っていたワークショップでした。和の伝統色を使ってトランプの神経衰弱のように、同じ色のカードを2枚ずつ合わせてとっていくカードゲームを行っていた外崎さんは、ある人に「札幌の景観色でカードゲームを作ったら?」と勧められます。

札幌を美しくするまちづくりのためにも、景観色の存在を知ってもらうことが大切。「カードゲームなら子どもから大人まで幅広い世代の人が遊べますし、楽しみながら色について学べます。最適なツールだと思いました」と外崎さん。製作資金はクラウドファンディングで募ることになり、プロジェクトは本格的に動き出します。


和の伝統色カードゲーム▲「sappolorさぽら」誕生のきっかけにもなった「和の伝統色カードゲーム」(全21色)

 

70色からセレクトしたのは名前も特徴的な22色

和の伝統色などでカラーカードゲームの製作経験がある外崎さん。「カードゲームはカードが多すぎると終わらないし、少なすぎると物足りません。今回は景観色70色を3グループに分けて、その中から色のバランスを整えながら、名前がわかりやすく、ストーリーがイメージしやすいもの22色をセレクトしました」。

選ばれたのは、「藍の里」「蝦夷松(えぞまつ)」「ビア茶」「生チョコ」「郭公(かっこう)」「藻岩山」「モエレ沼」「ペチカ」「蝦夷栗鼠(えぞりす)」「墨烏(すみがらす)」「札幌軟石」「札幌玉葱」「薄(すすき)」「キャベツ」「蝦夷延胡索(えぞえんごさく)」「ライラック」「雪まつり」「雪花(せっか)」「鈴蘭」「陽光白(シャイニングホワイト)」「綿毛」「雪虫」です。


札幌景観色カードゲーム サポラ▲22色が2枚1組になった札幌の景観色カードゲーム『SAPPOLOR さぽら』(1,500円税別)※SAPPOLORはSAPPORO+COLORから生まれた言葉


「苦労したのは色出しです。札幌の景観色は全体的にクールベースの中間色が多いので、思った色が出なくて、印刷会社さんとは何度もやりとりしました」。微妙な色の違いを表現するため、紙質やインクも吟味し、PP加工で手触りにもこだわりました。そのかいあって、出来栄えには外崎さんも大満足。

完成したカードには、子どもたちが楽しく遊べて学びにもなるよう、カード下部にマンセル表色系のほか、ウェブセーフカラーとCMYKのカラーコードも表記。クリエイティブワークに携わる人にも役立つアイテムになっています。色の名前を表現したゆるっとかわいいイラストも『SAPPOLOR さぽら』の魅力。手がけたのは札幌で活躍するイラストレーター「ネクタイ」さんです。

 

神経衰弱やババ抜き、かるたなど遊び方もいろいろ

札幌景観色カードゲーム サポラ▲スマートフォンやタブレットで使える音声読み上げ機能付き。パッケージのQRコードでダウンロードを


遊び方は簡単!22色のカードが2枚ずつ入っているので、絵合わせ(神経衰弱)やババ抜き、かるたができます。クラウドファンディングでは設定金額30万円に対して37万9500円の支援金が集まり、見事目標達成!完成したカラーカードは、子どもたちに遊んでもらえるよう市内の児童会館やコミュニティスペースなどへ寄贈されました。

「クラウドファンディングで市内のカフェやお祭り会場へ出かけ、直接支援を呼びかけたように、いろんな場所へ出かけて行ってワークショップを開催したいと考えています」と、外崎さん。札幌の景観色70色のうち、今回使われたのは22色。まだ48色が残っています。もしかすると第2弾、第3弾の『SAPPOLOR さぽら』が登場するかもしれませんね。

現在はインターネット販売のほか、札幌駅の「どさんこプラザ」と創成川沿いの「日本茶にちげつ」でも販売中。家族や友だちが集まったときに遊ぶのはもちろん、札幌のお土産としてもオススメです♪一家に一組、景観色カードゲーム『SAPPOLOR さぽら』いかがでしょう?

 

主な販売場所はこちら

北海道どさんこプラザ
ネット販売(colorlab)
日本茶にちげつ

 

関連リンク

北海道カラーデザイン研究室
さぽらカードの読み札サイト
札幌の景観色70色
札幌のクラウドファンディングCrageクラゲ
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