2017年03月09日 | うずらはしちあき

第16回「情熱の仕事人」トークセッションレポート!

情熱の仕事人トークセッションに出演したソメスサドル染谷社長とコンサドーレ野々村社長

北海道Likersのインタビューシリーズ「情熱の仕事人」連動企画、北海道Likersと北海道新聞のコラボでお送りしているトークセッションを去る2月22日、道新プラザ「DO-BOX」で開催しました。
 
2ヶ月に1度開催し、今回で16回目。スピーカーにお迎えしたのは、砂川市に工場を構える日本で唯一の馬具メーカーであり、バッグなどの革製品も手がけるソメスサドル(株)社長の染谷昇さんと、J1・北海道コンサドーレ札幌の運営会社である(株)コンサドーレ社長の野々村芳和さんです。
 
トークセッションは、ご来場のみなさんとの乾杯で開演しました。北海道コンサドーレ札幌を応援している「サッポロクラシック」から、この日は「黒ラベル」に持ちかえた野々村さんがご発声。「コンサドーレのJ1残留を祈念して、乾杯!」。


情熱の仕事人トークセッション会場の黒ラベルでの乾杯風景▲黒ラベルで乾杯!

 

これまでの道のり

お話は今に至るまでの歩みからスタートしました。
 
炭鉱の町だった歌志内市に、馬具を輸出する目的でソメスサドルの前身・オリエントレザー社が創業したのは1964年。染谷さんは、大学を卒業して2年後の1976年に入社。東京の営業所で業務に当たり、長く専務を務め、社長就任を機にUターンしたそうです。
 
国内での馬具の販路拡大のために全国を営業して歩いたという当時のお話、若き日の恩人との出会い、ソメスブランド立ち上げの経緯などについて語られました。


情熱の仕事人トークセッションで話をするソメスサドル染谷社長▲ソメスサドル株式会社 代表取締役社長 染谷 昇さん:1951年生まれ、北海道歌志内市出身。中央大学卒。食品メーカー勤務を経て、76年にソメスサドルの前身・オリエントレザー社に入社。2009年、創業から数えて5代目社長に就任


小学1年でサッカーを始めたという野々村さん。名門・清水東高校(静岡)、慶應義塾大学のサッカー部キャプテンを務め、1995年にジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド市原・千葉)に入団。2000年、当時の岡田武史監督に誘われコンサドーレ札幌へ移籍しました。
 
コンサドーレでプレーした当時のこと、現在はFC今治のオーナーとしてクラブを運営する岡田さんとの“経営者同士”の交流についてなど、いろいろなエピソードをお話くださいました。また、現役を引退後はサッカー解説者としてメディアで活躍。「日本のサッカーのためになることをという思いで、勇気を出して発言してきた」と話されていました。


情熱の仕事人トークセッションで話をするコンサドーレ野々村社長▲株式会社コンサドーレ 代表取締役社長CEO 野々村芳和さん:1972年生まれ、静岡県清水市(現:静岡市清水区)出身。慶應義塾大学卒。プロサッカー選手、サッカー解説者を経て、2013年より現職。公益社団法人日本プロサッカーリーグ理事も務める 


●来場者の方から野々村さんへの質問

------- 2013年にコンサドーレの社長に就任した時、経営状況が厳しくリスクがあったかと思いますが、引き受ける覚悟をしたのは?

野々村さん:まず、コンサドーレの社長は任期が2年なんですが、2年契約って人生で初めてで。それって凄いなと。リスクがあるとは思わなかったですね。売り上げを伸ばして、いい選手を獲得して、クラブを大きくしていくことができれば、喜んでもらえるだろうなということをイメージしました。

 

取り組みについて

情熱の仕事人トークセッションに登壇のお二人と司会者のトーク風景▲染谷さんと野々村さんは、この日が初対面でした


ソメスサドルのものづくりについて、「あくまで馬具がベース。そこを一貫してやってきている」と染谷さん。鞄などの革製品は馬具の堅牢度を常に意識し、強度を維持しながらも軽さを追求してきているそうです。また、「私たちはメーカーでありサービス業でもある。製造と同じように、メンテナンスにも思いと力を注いでいる」と自社の姿勢を述べられました。
 
ソメスサドルでは、砂川市からのオファーで、市のふるさと納税の返礼品として商品を提供しているそうです。とても人気だそうで、「ものづくりを通じて、地域に貢献できれば」と話されていました。
 
●来場者の方から染谷さんへの質問

------- 職人さんの採用はどうされているのですか?素人からでもなれるのでしょうか?
 
染谷さん:新卒で地元の高卒者、それと20代の中途採用ですね。真っ白なところから育てていきます。製造はできるだけ手作業の工程を省かずに、一人の技術者が最後まで手をかけてひとつの商品をつくりあげる方式をとっています。これができる技術を身につけてもらう。熟練者、中堅、若手、3〜4名でチームを編成して仕事を進める中で技術が受け継がれていきます。


情熱の仕事人トークセッションで登壇者の話に聞き入る来場者の方々▲職人に育てる、選手を育成するということについてのやり取りも


「サッカークラブは、地域の人たちで育てて大きくなっていくもの。みんなでつくったクラブが成長していく、そういう勝ち負けを超えたところで喜んでもらえる人を増やす。それをベースにやっている」と野々村さん。
サッカーが、コンサドーレが、地域のためにいろいろなことができるということを表現するのが今は大事なことだといいます。
 
「ホームゲームにサポーターがつくるいい雰囲気があると、選手の力になる。何をしたら勝てるか、大きくなれるかをみんなで共有して一緒にやっていこうと。それが、少しずつできてきている」と話されていました。

 

今後のことについて

終盤、“10年後”をテーマに語ってもらいました。
 
野々村さん:自分自身は当然、サッカーの仕事をしていると思います。コンサドーレは10年あれば、それなりに大きなクラブになれる。そのポテンシャルは絶対にある。
サッカーだけでなく、コンサドーレの事業の中に北海道のいろいろなスポーツがあるというのが理想ですね。参加してつくりあげていくものを提供することができれば、みんなでやろうぜってなるんじゃないかと。
 
染谷さん:後継者をどれだけ育てることができているか。やはり人を育て、技術を継承していくことが使命だろうと感じています。
日本の乗馬人口は7万人くらいといわれています。北海道でトレッキングを楽しみたいという人がたくさんいらっしゃいますので、何かお手伝いができたらと思っています。


情熱の仕事人トークセッションに出演されたソメスサドル染谷社長とコンサドーレ野々村社長

会場のみなさんは、ものづくりとスポーツ、それぞれに熱い思いにあふれるお話に聞き入り、随所で笑いも起こる、濃く楽しい時間となりました。
 
最後に司会者の「3月11日、北海道コンサドーレ札幌のホーム開幕戦の応援に行きましょう!」という呼びかけに、そして、染谷さん、野々村さんに大きな拍手が送られました。
 
次回は4月の開催を予定しています。ぜひ、ご来場ください。

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