去る2月25、26日、壮瞥(そうべつ)町の昭和新山の麓で、「第29回昭和新山国際雪合戦」が開催されました。その白熱の試合の様子をレポートします。
スポーツとしての雪合戦は、やるのも見るのもおもしろい!
雪合戦、それは雪球をぶつけあう子供の遊び…と思ったら大間違い!スポーツとしての雪合戦は、決められたコートの中で、プレーヤー7名、リザーブ2名、監督1名で1チームとし、3分3セットマッチ、2セット先取で勝利。雪球で相手チームを全員倒すか、相手チームのフラッグを抜いた時点で勝利という正真正銘のスポーツです。

コート内には雪球から身を守るシェルターがあり、これを上手く使いながら、相手陣地に攻め込む戦略やかけひきも醍醐味のひとつ。雪球はその場でつくるのではなく、予め国際雪合戦公式「雪球製造機」で製造します。1チーム1セット90個と決まっています。
道内だけではなく、全国、世界へ広がる昭和新山国際雪合戦
1989年に壮瞥町で生まれたスポーツ雪合戦は、年を重ねるごとに進化し、北海道内だけではなく、日本国内、海外にも広がっています。今年は、フィンランド、ノルウェー、中国から雪合戦連盟の役員が来ていました。また、参加チームも岩手、山形など降雪地域はもちろん、宮城、静岡、鳥取などからも参加がありました。25日は予選リーグが、26日は準決勝リーグと決勝トーナメントが行われ、一般の部、レディースの部、ジュニア交流戦の戦いが繰り広げられました。




今回、初めて国際雪合戦を観戦した北海道Likersの東京スタッフは、「テンポが速くて、迫力があっておもしろい!全員でわーっと攻撃するのはかっこいい!ただ、夢中になって近くで見ていたら流れ球が当たりました(笑)。雪球だけと、当たると結構痛いもんですね」と感想を話していました。

一般の部優勝は「でぃくさんズ神出」、レディースの部優勝は「L」
決勝戦は、昭和新山の麓のメインコートで行われました。一般の部の決勝戦は、「でぃくさんズ神出」対「AS・SC」。結果は、ストレート勝ちで「でぃくさんズ神出」が2年ぶりに優勝。




レディースの部の決勝戦は、4連覇を狙う「MISKY。」対「L」。


結果は、「MISKY。」の4連覇を阻止した「L」が優勝しました。



試合を見ていると「来年は、出てみようかな…」と気分が盛り上がってきます。道内の皆さんはもちろんですが、道外の皆さんも、チャレンジしてみませんか?出場権は、予選会等を経て、各国・地区連盟等から出場権を与えられたチームか一般募集枠で得られます。「よし、来年は!」と思ったら、ぜひ公式HPをチェックしてみてください。

関連リンク
・昭和新山国際雪合戦北海道Likersライター チバタカコ
写真撮影:諏訪智也
http://www.swatt.jp