2017年01月23日 | 孫田 二規子

サロベツ原野で北海道の真冬体験!スノーシューを履いて大雪原へ

北海道のてっぺんにあるまち、稚内(わっかない)市から車で約50分。広大な「サロベツ原野」でスノーシューハイクを楽しんできました。取材日は曇天で風雪が吹き荒れており、北海道の真冬体験をするにはふさわしい日!厳しくも美しい光景をお届けします。


暴風雪のサロベツ原野
 

日本で3番目に広い「サロベツ湿原」

稚内市、豊富(とよとみ)町、幌延(ほろのべ)町にまたがる「サロベツ原野」の面積は約2万へクタール。東西に約5~8km、南北に約27kmと縦長く広がった土地で、その中心にあるのが、面積約6,700ヘクタールの「サロベツ湿原」です。

全国で3番目の広さを誇るこの湿原は、春、夏、秋はさまざまな草花が育ちますが、冬は雪で覆われた白い世界へと一変します。


サロベツ原野の遠景▲散策用の木道は姿を消してしまっています。奥に見えるのは展望デッキ


そこを歩こう、というのが「サロベツ湿原センター」で開催している「森と湿原スノーシューハイク」。スノーシューを履いて、森や湿原を散策します。


雪に沈むサロベツ湿原センター▲雪に包まれたサロベツ湿原センタ−

 

いろいろな発見が楽しい林のなか

取材日の気温はマイナス5度。冬はマイナス10度、15度を超える日もめずらしくないこの場所ではわりと〝あたたかい〟方!?そして積雪は30センチほど。普通に足を踏み入れたらひざまで沈んでしまう場所でも、スノーシューなら埋まらず歩け、普段は行けない場所へと歩みを進められます。


サロベツ湿原センター前でスノーシュー装着▲スノーシューを装着。レンタルしてくれます


まず歩いたのは、林のなか。


サロベツ原野の林のなか▲林のなかは木が防風林の役割を果たし、風雪に当たることはありませんでした


ガイドを担当してくれたのは、サロベツ湿原センターのスタッフ、嶋崎暁啓さん。「これはニワトコの木です。映画『ハリー・ポッター』シリーズでは、魔法の杖として使われていました」「ノリウツギに咲く花には悲恋の物語が言い伝えられています」など、自然や気候のはなしをたくさん聞かせてくれます。


サロベツ湿原センター学芸員の嶋崎曉啓さん▲木にやさしいまなざしを向ける嶋崎さん。「ちなみに全国1位の広さを持つ湿原は釧路湿原、2位は別寒牛(べかんべうし)湿原。どちらも北海道東部にあります。つまりは3位までは北海道。北海道は湿原天国なんですよ」


歩いていると、土中の根の部分からひっくり返った木を発見!


サロベツ原野の根からひっくり返った木▲土中に根をはったまま凍りついていました…


こちらはサロベツ原野のパワースポット!寄り添うミズナラとヤチダモがつくる幹のトンネルは、くぐると恋愛成就、夫婦円満のご利益があるとかないとか…?


サロベツ原野の恋愛成就の木▲実際にここを通ったあとに結婚したカップルもいるそうです!


寒いなか、芽を付けて春を待つ木も見られました。


サロベツ原野の木を観賞▲自然のたくまさしに感動します


木々のない一帯は水分の多い場所だそうで、掘ると水が!


サロベツ原野の雪の下▲じわ〜っと染みでてきました。凍りついた世界では水の存在もなかなか新鮮です


林の出口付近は雪がやや深くなっていました。


サロベツ原野を歩く▲スノーシューでも少し沈みます

 

運がよければ利尻山が拝めます

雪原に出ると、そこはどこまでも広がるモノクロームのような世界。取材日は写真のような天気だったので、展望はよろしくありませんでしたが…。


風雪激しいサロベツ原野▲冷たい風が吹き荒れていました


天気のよい日は、こんな美しい景色に出合えることも!


サロベツ原野からみる利尻山▲雪原と遠く海に浮かぶ利尻(りしり)山(利尻島です!)(写真提供/NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク)


サロベツ原野のゆうけい▲夕景です(写真提供/NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク)


サロベツ原野の樹氷▲木々の樹霜が美しいこと!(写真提供/NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク)


青空のサロベツ原野▲青空がまぶしい冬の晴天(写真提供/NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク)


ちなみに冬期間はきれいに晴れる日はそう多くなく、利尻山の姿を拝めるのは月の3分の1程度だそうです。

 

ティータイムや雪遊びも楽しみ♪

途中のティータイムでは、温かい飲物を入れてもらえます。


サロベツ原野でティータイム▲お酌のような構図ですがお酒ではなくココアをいただきました!いつもよりずっとおいしく感じるから不思議です


また途中では、雪の中にダイブするなど雪遊びも自由に楽しめ、道産子の私にとっては懐かしく童心に帰れる時間でした。


サロベツ原野の雪上で寝転ぶ▲雪上で寝転ぶのはとても気持ちがいいんですよ!裸の枝とグレーの空が見えました


スノーシューハイクの料金は、2時間ひとり4,000円(スノーシューレンタル料込み、平成29年1月現在)ですが、短くしたりもっと長くしたり事前オーダーが可能です(料金変動)。ウェアや長靴、ストックや双眼鏡の貸出(有料)があるのもうれしいポイント!

ほどよく体を動かせるので、冬の運動不足も解消できます。北海道の北部エリアにお出かけの予定があるひとは、ぜひ体験を。「寒さは度を超すと痛みにかわる」など、あなたの知らない北の真冬の世界が堪能できますよ♪


サロベツ原野をあるいている

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