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2017年01月20日 | チバタカコ

雪上で3本の綱引き!?「あつま国際雪上3本引き大会」

あつま国際雪上3本引き大会

去る1月15日、勇払郡厚真町で「第10回あつま国際雪上3本引き大会」が開催されました。雪上の3本引きって、なんだべ?百聞は一見に如かず、大会の様子をレポートします。

 

雪の上で3本の綱を8人で引っ張る、それが3本引き

3本引きとはチーム対抗で、雪上で赤・青・緑の3本の綱を引き合い、先に2本引き切った方が勝ちというシンプルなゲーム。
 

あつま国際雪上3本引き大会のコート▲あつま国際雪上3本引き大会のコート。赤・青・緑の3本の綱がセットされています
 
 
1チームは8人、1セット40秒×3セット制で、2セット先取で勝利です。…と聞くと、何やら単純に思えますが、体力勝負の綱引きとは全く違います。どの綱を何人で引くか、あるいは最初から1本捨てて2本に集中するか、試合中に自陣に有利な綱に選手が移動しながら2本を奪取するなどの戦略、つまり頭脳戦が求められ、さらに40秒という短い時間の中で瞬時の判断力とスピードも要求されるスポーツなのです。
 
 
あつま国際雪上3本引き大会の審判▲各綱に審判がついています
 

あつま国際雪上3本引き大会のオフィシャル▲オフィシャル席には40秒からカウントダウンする表示があります

 
「あつま国際雪上3本引き大会」は、今年で開催10回目を迎えました。こもりがちな冬に、町や人の活性化を図ることを目的としてスタートした初年度は、12チームが参加。やがて徐々に参加者が増え、10回目の今年は道内外から48チーム、約670名もの人が集まりました。
 

あつま国際雪上3本引き大会のコートのラインを引くラインズマン▲雪上なのでラインはカラ―スプレーで。白熱した試合で、すぐにラインが消えるので、ラインズマンが都度ラインを引きます

 

たかが綱引き、されど綱引き、確かにこれは体力だけでは勝てません

大会当日は、日本全国に最強寒波到来!という日。厚真町では朝7時に当日最低気温-18.3℃を記録し、試合開始の10時でも-12.2℃、日中の最高気温が-3.0℃という真冬日でした。が、天気は晴れ、少しだけ雪はちらつきましたが、風もなくウインタースポーツを楽しむには絶好の雪上3本引き日和。
 

あつま国際雪上3本引き大会の開会式▲あつま国際雪上3本引き大会の開会式
 
 
午前9時半に開会式が始まり、10時からA、Bのコートに分かれて16ブロックの予選からスタートしました。各ブロックの1、2位の32チームが午後からの決勝トーナメントに進出し、上位4チームを決定します。
 
 
あつま国際雪上3本引き大会のコートに並ぶ選手▲スタートラインに8人が並び…
 

あつま国際雪上3本引き大会のコートで走る選手▲笛の合図で、綱までダッシュ!
 

各チーム選手は16名まで登録できますが、試合に出られるのは8名、内必ず1名以上女性が参加しなければなりません。対戦相手の人員配置や体格、そして自分のチームの作戦などを考慮しながら、16人の中から適切な8人を配置します。この段階から、すでに試合は始まっているのです。
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲綱引きは昔、オリンピック競技にもあったそうです
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲綱引きは単純ですが、大の大人が本気になる熱いスポーツです
 

3本のうち、2本を自陣のゴールラインに引き込めば、そのセットは勝利…なのですが、綱の一部でもゴールライン内に入っていなければ、それはゴールラインを割ったとは認められません。なので、するするするとうまい具合に綱が引けて、自陣のゴール内に入れたつもりでも、ちょっとでもラインからはみ出ていたら、敵はそれを見逃さずすかさず奪い取られてしまう、なんていうこともあります。


あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲最初は青い綱を4人で引いていましたが…
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲赤、緑の綱の勝負がついたら、最後の青綱を自陣に引っ張り込むために、他の綱を引いていた選手たちが加わります

 
あつま国際雪上3本引き大会のコートサイドで指示する人▲コートサイドでは、メガホン片手に指示を出す人も

 
40秒と時間が決められているため、慌ててしまったり、雪上のため滑って転んだり、コートの外から仲間たちが「青だ、青行け!」と指示を出してくれているのに、別の綱にしがみついたりと、綱引きの綱が3本になると、こんなに駆け引きがある奥深いスポーツになるのか!と驚きました。
 
 

冬でもやっぱり道産子はジンギスカンが好き

白熱した予選の後は、ランチタイム。会場内には暖かい豚汁やそばなどの販売がありましたが、そこは道産子。どれだけ寒くても、人が集まればやることは一つ!ジンギスカンです。
 

チーム「アーリーアント」のテント▲休憩用に、自分たちでテントを張るチームも多数。チーム「アーリーアント」は、ゆかいな仲間たちがメンバーだとか

 
チーム「アーリーアント」のリーダー▲チーム「アーリーアント」のリーダー。4年連続出場で、優勝を狙っていましたが惜しくも準優勝
 

「トラック野郎Aチーム」のテント▲「トラック野郎Aチーム」のテントは大人数!トラック運転手や自衛隊などがメンバーだそうです

 
チーム「トラック野郎Aチーム」のリーダー▲チーム「トラック野郎Aチーム」のリーダー。予選は全勝で決勝トーナメントに進みましたが、惜しくも上位入賞ならず
 

「北海道石油共同備蓄(株)」の皆さん▲屋外でジンギスカンを楽しんでいたのは、「北海道石油共同備蓄(株)」の皆さん


冬の屋外で食べるジンギスカン▲道産子なら、冬でも夏でも屋外のジンギスカンは手慣れたものです


チーム「北海道石油共同備蓄(株)」のリーダー▲チーム「北海道石油共同備蓄(株)」のリーダー(右)。大会初年度から10年連続出場です

 

あつま国際雪上3本引き大会優勝は、7年目の悲願達成!「パンプアップ塾苫小牧」

トーナメントもだんだん勝ち上がってくると、スピード重視、体格を生かした重量戦、コートの外から指示を出す戦略系など、各チームの特徴がはっきり見えてくるのもおもしろいところ。そして、今まで全勝していたチームが、ほんの一瞬の判断ミスで負けてしまうなど、雪上3本引きの奥深さここにあり!という試合が続きました。
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲3本のバランスを見ながら、そして駆け引きをしながら試合は展開します
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合で引きずられる人▲時には、引きずられたり…
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲しがみついても、やっぱり引きずられたり…
 

あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲自陣に持ち込んだら座り込んでキープ。これも作戦です
 
 
あつま国際雪上3本引き大会の試合の様子▲1対1の戦いもあります
 
 
身内の応援団だけではなく、観客の中にも贔屓のチームやお気に入りの選手ができてくるようで、綱を引く時に「よいしょ、よいしょ!」と掛け声をかけるなど、ギャラリーも盛り上がってきました。
 

あつま国際雪上3本引き大会で応援する家族▲ファミリーの参加も多くみられました
 

あつま国際雪上3本引き大会で応援する家族▲「パパ―!」「お父ちゃん、がんばれー!」と子どもたちも大声で声援をおくっていま
 
 
記念すべき第10回の大会を制したのは、苫小牧のチーム「パンプアップ塾苫小牧」。メンバーはアームレスリングのクラブです。優勝チームには、賞金20万円の他、厚真産さくら米80㎏などの賞品もありました。
 
 
あつま国際雪上3本引き大会決勝戦の「パンプアップ塾苫小牧」▲決勝戦の「パンプアップ塾苫小牧」。座り込み作戦でキープ!
 

あつま国際雪上3本引き大会決勝戦の「パンプアップ塾苫小牧」優勝の瞬間▲「パンプアップ塾苫小牧」勝利の瞬間です
 

あつま国際雪上3本引き大会優勝の「パンプアップ塾苫小牧」▲メンバーが抱き合って勝利を喜んでいました
 

あつま国際雪上3本引き大会優勝の「パンプアップ塾苫小牧」▲勝利の雄たけび
 

代表の星山一範さんは「第3回から参加して、7年目でやっと優勝できました!今まで最高位は3位が2回。だからこの優勝は本当にうれしい。最高のメンバーです!」と喜びを語ってくれました。
 

あつま国際雪上3本引き大会優勝の「パンプアップ塾苫小牧」の胴上げ▲代表の星山一範さんの胴上げ
 

あつま国際雪上3本引き大会優勝の「パンプアップ塾苫小牧」代表星山一範▲「パンプアップ塾苫小牧」代表の星山一範さん
 

第10回あつま国際雪上3本引き大会優勝チーム「パンプアップ塾苫小牧」表彰式▲第10回あつま国際雪上3本引き大会優勝チーム「パンプアップ塾苫小牧」。さすがアームレスリングのメンバー、氷点下でも腕を出して勝利のポーズ

 
北海道には、厚真町の「あつま国際雪上3本引き大会」や壮瞥町の「昭和新山国際雪合戦」のように、冬の北海道だからこそのスポーツがあります。「国際」と名がついている大会ですから、ここで優勝すれば「世界一」。毎年開催しているので、来年は国内だけではなく、海外からの参加チームもあれば、もっと盛り上がるかもしれません。道外、海外の皆さん、どうですか?
 
 

関連リンク

あつま国際雪上3本引き大会
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