2016年12月23日 | 孫田 二規子

揺らめく炎や香りに癒される。「FURANO CANDLE SHIPS」

北海道の自然や四季の彩りをモチーフにしたキャンドルを独自の手法で制作している「FURANO CANDLE SHIPS」(フラノキャンドルシップス)。氷やガラスのごとしキャンドルやじゃがいもに見まごうキャンドルなど、ユニークなアイテムが気になります。揺らめく炎に癒されてみませんか。

 
 
 

〝富良野〟が詰まった独創的なキャンドル

札幌から車で2時間30分。「FURANO CANDLE SHIPS」の奥村一美さんと那須野ゆたかさんが制作に励んでいるのは、富良野市内の自然の中。ガレージを改装したという小さなキャンドル工場です。訪れるひとのいないひっそりとした環境で、今日もあたらしいキャンドルが生まれています。

そのラインナップはとても独創的。

特殊なワックスを用い、北の大地の厳冬期に見られる雪を被って凍りついた木肌を再現した「SORA-CHI wood(ソラチウッド)」(〝SORA-CHI〟の由来は富良野を流れる空知(そらち)川です)。


フラノキャンドルシップスのキャンドル「ソラチウッド」▲グレープフルーツやローズウッドなど色によって香りが異なる「SORA-CHI wood」


色も形もじゃがいもにそっくりな、その名も「じゃがキャン」!


富良野キャンドルシップスの「じゃがキャン」▲「じゃがキャン」。見た目はじゃがいもですが、ラベンダーやペパーミントの甘い香りがします


ドライハーブを漬け込み色と香りを移した富良野産ミツロウ100%の「Herb Dew Piller(ハーブデュウピラー)」。


フラノキャンドルシップスのハーブデュウピラー▲「Herb Dew Piller」。全3色あり写真はジャーマンカモミールの香り


そして、富良野の風や空気、空の色を閉じ込めた透明なキャンドル「cielo(シエロ)」。


フラノキャンドルシップスのシエロ▲氷のようなガラスのような不思議な「cielo」も全3色。写真はラベンダー&グリーンリーフのフレッシュな香り


やさしい色味とナチュラルな香りには、ワケがあります。「北海道の魅力はやっぱりさわやかさと繊細な彩りですから、あまり強い色や香りはイメージしづらいんです」と、奥村さん。

以前「SORA-CHI wood」を見た人から、「こんなピンクの木なんかない」と言われたことがあるそうですが、「実は朝焼けの時間の森の木々はこんな色」。どれも実際に見たことのある色を心象風景と重ねて表現しているといいます。


フラノキャンドルシップスのシエロなどのパッケージ
 

「全部、オリジナルにしよう」

そんな奥村さんは大阪出身ですが、富良野が舞台のテレビドラマをきっかけに何度も足を運ぶうちに、富良野に来ると元気になれると実感。

土地の色や香りが自分の背中を押してくれていると感じ、それらの持つ力に興味が湧いてアロマセラピーや色彩心理学を勉強。富良野に移住し、その資格や知識を生かした仕事をしたいと考えていた時に、フッと心に浮かんだのがキャンドルでした。

一方、東京や海外で長く活躍し、故郷・富良野に戻ってきていた写真家の那須野さんも、時を同じくして、キャンドルをつくりたいと思っていたというから驚きです。

「キャンドルってフォトジェニックなんだけど、それまで強く撮りたいと思えるキャンドルに出合ったことがなくて。それなら自作しようかな、と」。


点灯するフラノキャンドルシップスのキャンドル

意気投合したふたりは、せっかくだからすべてオリジナルのキャンドルにしようと挑戦を開始。

専門の道具がほとんど存在しないため、100円ショップで使えそうなものを探すなどして最初につくったキャンドルは、グレープフルーツを搾る道具で型を取ったそう!いま振り返れば「とんでもない出来」だったと、那須野さんは笑います。

 

「Gummy wax」は特許申請中

フラノキャンドルシップスのキャンドル制作風景▲工房でキャンドルをつくる奥村さん(左)と那須野さん(右)。キャンドル制作は温度と時間管理が重要で、ふたりは右手前のタイマーを〝親方〟と呼んでいるそう


現在は型も自分たちでつくっており、「SORA-CHI wood」は倒木、「じゃがキャン」は本物のじゃがいもから型を取るなど、徹底したこだわりぶり。「じゃがいもはお気に入りの形を見つけるまで、買っては食べて買っては食べて…の繰り返しでした」。寒々しい木肌やじゃがいものつるんとした質感も見事に表現されており、一つひとつに込められた思いが伝わってくるようです。


フラノキャンドルシップスのキャンドルの型▲お手製のキャンドルの型です


また、前述の「cielo(シエロ)」は、ふたりで研究開発し、現在、特許申請中の「Gummy wax」(グミワックス)という素材のキャンドル。

まさにグミのようなぷにぷにとした弾力がありますが、通常このような素材はやわらかく容器に入れないと使えないため、やわらかさを残したまま自立するものはできないかと考えたのがはじまり。

「火を点けたら全焼した(笑)」などの失敗を繰り返した末に完成したといい、他にもガラスや海氷に見立てたアイテムをつくっています。


フラノキャンドルシップスの制作道具▲キャンドルの制作道具

 

おすすめの使い方は?

最後に、これらのキャンドルの自宅でのおすすめの使い方を聞いてみると、奥村さんからこんな答えが返ってきました。

「一度、お風呂で灯してみて欲しいですね。湯船のはしに置いて火をつけたら、思い切って照明を消してください。次第に浴室がいい香りでいっぱいになり、思いのほか心が解放されていきますよ」。


フラノキャンドルシップスの奥村さん▲前職は看護師の奥村さん。「医療の1歩手前のところで、心の健康のお手伝いができれば」。フラノマルシェ2内「e-na」にて


商品は、富良野市のフラノマルシェ2内「e-na」や市内のホテルなどで販売中。富良野旅行の際のお土産やギフトにどうですか?

また一部、旭川や札幌でも取り扱い店舗があるので、詳しくは公式サイトをチェック。ここでは紹介しきれなかった数々のアイテムも、那須野さんの素敵な写真と動画で見られますよ!

揺らめく炎や静かに爆ぜる芯の音、そして自然を表現した色と香り。キャンドルで富良野を感じる癒しのひと時をお過ごしください。


火がついたフラノキャンドルシップスのキャンドル

\応援したい!と思ったら「なまらいいね!」/

この記事をSNSでシェアしよう!
  • 揺らめく炎や香りに癒される。「FURANO CANDLE SHIPS」
  • Google+

FacebookのIDを利用して、北海道Likersへ登録します。

北海道Likersは、北海道を愛する皆さんと北海道を盛り上げるコミュニティです。

  • 利用規約に同意の上ご登録ください。
  • FacebookのIDで簡単に登録できます。登録は無料です。
  • Facebookに設定しているメールアドレスを登録します。お客様のメールアドレスは、北海道Likers運営からの連絡に利用いたします。
Title
Close