2016年12月26日 | うずらはしちあき

第15回「情熱の仕事人」トークセッションレポート!

情熱の仕事人トークセッションにご出演の北村貴さんと小西由稀さん

北海道Likersのインタビューシリーズ「情熱の仕事人」連動企画、北海道Likersと北海道新聞のコラボでお送りしているトークセッションを去る12月14日、道新プラザ「DO-BOX」で開催しました。

 

スピーカーは、小西由稀さん、十勝から北村貴さん

開催15回目を数え、また、2016年の締めくくりとなった今回は、札幌を拠点に活動するフードライターの小西由稀さんと、帯広に本社を置く株式会社グロッシー代表の北村貴さんをスピーカーにお迎えしました。
 
トークセッションは、黒ラベルでの乾杯でスタート。北村さんのご発声で、来場された皆さんと「乾杯!」。


情熱の仕事人トークセッションで黒ラベルで乾杯するみなさん

食を起点に幅広く活躍中のお二人。真剣トークあり、笑いを誘うトークありの和やかな雰囲気で進行し、会場の皆さんはじっくりと聞き入っている様子でした。
 
まずは、これまでの歩みから。
 
寿司店を営む家庭に生まれ、食が身近な環境で育った小西さん。札幌の短大を出て出版社に5年ほど勤務し、その後フリーランスに。「好きなことを仕事にできたらと考えると“食”だった」と振り返り、子供時代の食体験や、駆け出しの頃の経験談も交えながら、フードライターとして活動するに至るまでを話されました。


情熱の仕事人トークセッションにご出演のフードライター小西由稀さん▲フードライター 小西由稀さん:室蘭市出身。様々な媒体、講演、イベントを通じて北海道の食とそこに関わる人の魅力を発信。北海道Likersでも記事を執筆。北海道新聞第3金曜夕刊にて「味な道具」を連載中。著書に『おいしい札幌出張』シリーズ、『食のつくりびと 北海道でおいしいものをつくる20人の生産者』(各エイチエス刊)がある


情熱の仕事人トークセッションにご出演のグロッシー代表・北村貴さん▲株式会社グロッシー代表取締役 北村 貴さん:浦幌町出身。2007年、株式会社グロッシーを設立。様々な角度から食の生産者と食卓をつなぐ取り組みを展開。プロの料理家が提案するレシピと食の情報サイト「フードソムリエ」主宰。一般社団法人日本味育協会理事、十勝キャリアデザインネットワーク事務局長なども務める


北村さんは、短大進学で十勝を離れ上京。石油メーカー、人材派遣会社、マーケティング会社に勤めたのち起業し、1997年にインターネット専業のマーケティング会社を立ち上げています。会社員時代や起業した当時のことを、“女性の働きかた”といった視点なども含めて語られました。
 
マーケッターとして東京で活躍後、37歳のときにUターン。「自分のスキルと十勝を掛け合わせて何ができるか。テーマを“食”に絞った」と北村さん。また、「十勝は元気がいい」という話題から、民間の手による十勝の開拓の歴史などについても触れられました。

 

伝え、つなぐ、それぞれの活動・取り組み

小西さんは全道各地で食の現場を取材し、作り手の思いを大切に北海道の食の魅力を発信。近年は、若い生産者さんを取材することが増えてきたといいます。「農業・漁業ともに技術職。ビジョンを持ち、自分の技術を緻密に研究・勉強している生産者さんもおられ、そうした方々の勢いを感じる」と述べられました。
 
書いて伝えるほかにも、小西さんの活動は多方面に広がります。北海道教育委員会による事業の講師を務め、派遣依頼を受けて小・中学校で“子どもの心に響く道徳教育”を行うのもそのひとつ。「食を通して子供たちに北海道の魅力を感じてもらったり、視野を広げてもらったりできれば」と、活動の思いを語られました。


情熱の仕事人トークセッションで話をする出演の方々

北村さんが経営する株式会社グロッシーでは、全国350人の料理研究家をネットワークし、食のマーケティング事業を展開。また、北村さんは、6次産業化やまちおこし、女性の活躍推進に向けた取り組みなど、様々なプロジェクトに関わり活動しています。
 
今年8月の台風10号による、十勝の被害状況にも触れられた北村さん。特に大きな被害を受けた清水町、芽室町、新得町では、全体で約10%もの畑の土が流され、泥や砂が流れ込んだ畑では復旧に長い歳月を要するといいます。
 
北村さんは“がんばれ十勝 チャリティ”の発起人を務め、清水町、芽室町、新得町のJAと連携し、年に数回、地域の農産物など商品をお届けする「十勝チャリティ頒布会」を立ち上げたそう。この頒布会は、復旧に向け、生産者の方々が畑や酪農を続けられるよう応援しようとするものです。
 
「食べ手の人たちの『来年も作ってください!待っています!』という声が、生産者さんへの応援になる」と北村さんは力を込め、会場の皆さんにも「ぜひご協力を」と呼びかけていました。
十勝チャリティ頒布会の詳細はこちら(JA十勝清水町サイト)


情熱の仕事人トークセッションで話をする出演者の方々

小西さんも、生産者・料理人・食べる人をつなぎ、互いに理解を深めようという「料理人の休日レストラン」という食のイベントを主宰。「“食を選ぶことは未来を選択すること”をキーワードに、主宰する自分たちが楽しんでやっている。来年以降も、学んだり気づきのきっかけになったりするイベントを考えたい」と語られました。

 

北海道への思い、これからのこと

最後は、北海道に対する思いや今後の活動、10年後の自分自身についての話題に。
 
「北海道の未来は、子供たちが描くビジョンにかかっていると思う」と北村さん。新たに教育に関するプロジェクトにも参画しているといい、「そうした仕事をいただけるのは幸せなこと。しっかりと考えていきたい」と述べられました。また、「60代になったらやりたい仕事がある!」と、その中身も打ち明けられました。


情熱の仕事人トークセッションで話をする出演者のお二人と司会者

「若い世代にも情報をキャッチしてもらい、もう少し食に関心を持って、さらにお金を使ってもらうにはどうしたらいいか。見えてきた課題に取り組んでいきたい。それは私たちが10年後、食卓でも外食でも北海道のおいしいものを食べられるかどうかにもつながることと思っている」と小西さん。

自身の10年後については、「伝える・つなぐという軸は変わらないけれど、書くこと以外にも何か違うかたちを見つけて活動できていたら」と話されていました。


情熱の仕事人トークセッションにご出演の北村貴さんと小西由稀さん

小西さんと北村さんは、この日がほぼ初対面でした。トークセッションをきっかけに、お二人による新たな企画が生まれるかも?!と、期待がふくらみます。
予定時間を超えて楽しく盛り上がり、会場の皆さんからお二人に大きな拍手が送られ、終演となりました。次回は2017年2月に開催予定です!

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