2016年12月16日 | T・H

遊びと科学の交流ひろば「はこだてみらい館」

メインビジュアル(はこだてみらい館)
 
JR函館駅前、バスターミナルを超えた交差点すぐにある複合ビル「キラリス函館」の3階に、未来とワクワクを感じる施設があります。
2016年10月、複合ビル内にオープンした「はこだてみらい館」は、科学をベースとした映像コンテンツやワークショップが体験できる施設で、大人からこどもまで、多様な世代の学びと交流を育む活動を支援しています。人の動作をとらえて映像に反映させる機能をもつ「キネクト」を利用したコンテンツ「イカの群れ」や、公立はこだて未来大学の学生が制作からプログラミングまで手掛け、タブレットで「あいさつ」「いかおどり」など動きを指令できるイカ型ロボット「IKABO(イカボ)」など、函館の生活に身近な題材を取り入れながら、科学に触れて体験する楽しみをたくさん備えています。

 

未来とワクワクを感じる不思議な仕掛け

受付のカウンターの奥に進んでいくと初めに目に飛び込んでくるのは、壁一面を横断する大きな映像ディスプレイ。横14.4ⅿ縦2.4ⅿの高精細LEDディスプレイが、明るい施設の中でもはっきりと繊細で美しい映像を映し出しています。ディスプレイの前では、子どもたちがあっちへ行ったりこっちに来たり…。映し出された自分の体が、立つ位置によってグニャグニャになったり縮んだり、おかしな動きをするのを見るのに夢中の様子。これは、「スリットスキャン」という技術を使った「時間のズレ」というコンテンツの一コマ。
 

メディアウォールプログラム「時間のズレ」画面の様子▲画面に映った自分の姿が変形して見える、メディアウォールプログラム「時間のズレ」


メディアウォールプログラム「時間のズレ」で遊ぶ子どもたちの様子▲鏡のようで鏡じゃない!不思議なかたちに映る自分の姿に、こどもたちは大喜び
 

そのうち画面は海に変わると、子どもたちが赤い魚型をしたパネルをもってきました。パネルをもっている子がいる画面上に赤い光が現れ、映像の中で泳いでいるイカが集まります。その横から青いランプ型のパネルを持った子が近づくと、画面には青い光が現れ、イカの大群まで近づいていくと…イカの群れはパッと散り散りになって逃げていきます。

これは、漁火とイカの関係を映像で体験して学ぶプログラム。魚型のパネルはイカの好物のイワシを、ランプ型のパネルは漁火を表していて、光に寄って来るイワシや小魚と、実は強い光がニガテなイカの習性を映像プログラムで見せているのです。

イワシチームがイカを集めると漁火チームが忍び足で近づいて…次第に追いかけっこが始まることも。夢中になってちょっと駆け足になっても、ディスプレイ前は広いスペースをとっているので安心です。


メディアウォールプログラム「イカの群れ」で遊ぶ様子▲メディアウォールプログラム「イカの群れ」。ときどき画面に現れるクジラや巨大イカが泳いでいく姿も迫力があります!
 

壁面がぐるりと円になっている「360 Studio」は、360度映像と立体的な音響効果で仮想空間を体感できる空間。ハリストス正教会のVR(Virtual Reality=バーチャルリアリティー)コンテンツでは、教会の鐘楼から見る函館の風景を疑似体験できるプログラムが上映され、星空が日の出とともに少しずつ明るくなって、暗かったまちの景色が色鮮やかに浮かび上がっていく映像と、遠くの海から聞こえる波の音を体験でき、鐘楼から函館のまちの夜明けを眺めている気分が味わえます。
 

360studioハリストス正教会鐘楼の画像▲360studioハリストス正教会鐘楼のVR画像。臨場感のある光と音の表現で、本当に鐘楼から函館のまちを眺めているよう
 

360studioその他プログラム画像▲360studioの空間では立体的な映像と音響を体験できるさまざまなプログラムが用意されています

 

みて、さわって、動かして、科学のチカラを「イカボ」で体験!

漁業用のプラスチック製浮き玉を採用した頭部に黒い大きな目が愛らしい、施設のシンボル的存在感を放っているのは、イカ型ロボット「IKABO(イカボ)」(1号機)です。

台座を含めると2m強ほどの大きさがあり、そばに置かれたタブレットで指令を出すと様々な動きを見せてくれます。「あいさつ」や「ウインク」の他、函館名物「いかおどり」の指令には、音楽に合わせて軽快な踊りを披露してくれます。くねくねした動きの秘密は、前足2本にそれぞれ備わっている3つの関節。空気圧でコントロールして、512通りの動きを再現できるそうです。

IKABOは市民と地元大学生の英知を集めてつくられた、かわいいだけでない実はすごいロボット。見つけたら、ぜひ指令パネルを手に取ってその動きの秘密を観察してみましょう。
 

イカ型ロボット「IKABO(イカボ)」(1号機)▲浮き玉に黒い瞳が愛らしい「IKABO」。そばに置かれたタブレットをタップして動きの指令を出します
 

指令で動くイカボの様子▲見ている人も思わず動きを誘われる前足のくねくね感。ぜひ「いかおどり」の指令を出して、絶妙な動きをじっくり楽しく観察しましょう

 

参加してみよう!科学を学ぶワークショップ

はこだてみらい館では、開放的で明るい空間にワークスペースを備え、子どもから大人まで楽しめるワークショップを行っています。12月25日(日)には、小学生から中学生を対象として、カメラの原型であるカメラ・オブスクラやガリレオ式望遠鏡を作りレンズの仕組みを学ぶワークショップが行われる予定です(有料・要申込)。
 

はこだてみらい館ワークショップの様子▲はこだてみらい館では子どもから科学技術に親しめるワークショップを開催しています。ホームページに掲載しているイベントカレンダーをチェックしてみましょう

 
他にも、地元大学生が集まってものづくりをしている様子を見ることができるLABOスペースを設けたり、工作やプログラミングについて子どもでも読みやすく表現された書籍を多くそろえたりするなど、科学好きの心を育てる環境づくりに取組んでいるそうです。
 JR駅から歩いてすぐの場所にあるので、函館近郊の方だけでなく観光で訪れた方も、最新科学技術を体験しに「はこだてみらい館」へ足を運んでみては?

 
受付カウンターの様子
 

関連リンク

はこだてみらいプロジェクト
函館市公式観光情報サイト「はこぶら」(はこだてみらい館)
キラリス函館

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