2016年11月30日 | うずらはしちあき

情熱の仕事人。北海道の「面白い」をつくる!肉ソン大統領補佐官「阿野洋介」

合同会社肉ソン大統領代表の阿野洋介さんと人形の肉ソン大統領

「北海道肉ソン大統領」と「ホッカイドット」。3年前に北海道に乗り込み、生み出したアイデアを商品化して北海道の“おいしい”“楽しい”を発信。今回の情熱の仕事人は、合同会社肉ソン大統領補佐官の阿野洋介さんです。

 

ネットやメディアでも話題に。知名度上昇「肉ソン大統領」

合同会社肉ソン大統領は、「北海道肉ソン大統領」と「ホッカイドット」という2つのブランドを基軸に、様々な企業・団体などとコラボレートして北海道のお肉をテーマとした加工品や、グッズなどを企画開発している札幌の会社です。手がけているのは、阿野洋介さん。記事トップの写真に阿野さんと一緒に収まっているのが、肉ソン大統領です。


合同会社肉ソン大統領の代表、阿野洋介さん▲阿野洋介さん:1978年生まれ、長崎県五島列島出身。カフェ経営を経て、合同会社肉ソン大統領を立ち上げ大統領補佐官(会社代表)に就く。自身で商品のネーミング、コピー、デザイン等も手がける


ブランドのキャッチフレーズに「北海道のお肉がそんなに小粒でどうするよ」をかかげ、最初に商品化したのがレトルトカレー「北海道肉ソン大統領の肉デカチキンカリー」でした。十勝・音更町産の鶏もも肉1枚をまるごと入れ、パッケージには大きく「肉」の字をデザイン。お土産店に並んだとき目を留めてもらえるように工夫しました。
 
発売は2014年2月9日(肉の日)。札幌を中心にじわじわと話題を集め、同年夏に東京で開催された全国お取り寄せカレーの祭典「C-1グランプリ」で優勝したことをきっかけにブレーク。1食1,600円という価格ながらネット注文が殺到し、発売から1年弱で製造した3,000食を完売しました(現在は販売終了)。

メディアからも関心を集め、肉ソン大統領の名は広く知られるように。現在は、自社のブランド・キャラクターの使用権を他社に提供するライセンスビジネスも展開しています。


北海道肉ソン大統領ブランドの商品、肉用ドレッシンング▲札幌のたれ製造会社とのコラボで生まれた肉ドレは、ジンギスカン、ザンギ、とんかつ等々に(取り扱い/肉ソン大統領オンラインショップ、東急ハンズ札幌店、きたキッチンなど)


肉シリーズとして、北海道産の玉ねぎ、パリパリのフライドオニオン、ガーリックが入った、醤油ベースのお肉にのせて食べるドレッシング「秘伝の肉ドレ」や、北海道産牛スジ100%の「秘伝の牛すじ缶詰」がお目見え。プレゼントやお土産にも喜ばれそうです。
 
ターゲットは?という問いに対し、「肉デカチキンカリーは、ギフト用に買ってくれる方がいるだろうなと想像していましたが、あまり深くは考えていないんです」と阿野さん。「面白いものをつくって、何これって思ってもらえたら、そこから広がっていくんじゃないかなって。10人いたらそのうちの1人が熱狂的なファンになってくれたらいいなという考え方ですね」。

 

自身の視点と“ドット愛”が生んだブランド「ホッカイドット」

北海道のシルエットと水玉模様を組み合わせた「ホッカイドット」。肉デカチキンカリーのパッケージをつくるときに行き詰まり、北海道のかたちを並べて遊んでいて思いついたといいます。

「並べていくと北海道ってドットっぽいなと。北海道でドット…、北海道ドット…、北海ドットだ!って。単純なだじゃれですよね。誰かやっているかなと商標を調べてみたら、誰もやっていなかった。これはいけるなと思って、翌日に出願しました」。


水玉模様と北海道の形をデザインしたホッカイドットブランドの商品、手帳型のiPhoneケース▲手帳型iPhoneケース(取り扱い/ホッカイドットオンラインショップ、東急ハンズ札幌店など)


商品はiPhoneケースなどを展開しています。見た目のキュートさはもちろん、持ち歩いていつも北海道を感じられるのも魅力。道内の人にも好評ですが、道外に暮らす北海道出身者からの反響がとても大きいそうです。「ホッカイドットを始めてみて感じたのですが、北海道の方の郷土愛は半端ないですね」。


水玉模様と北海道の形をデザインしたホッカイドットブランドのスマホケース▲北海道コンサドーレ札幌、白い恋人、円山動物園とのコラボバージョン(取り扱い/北海道コンサドーレ札幌オンラインショップ、白い恋人パーク、円山動物園など)


阿野さんは、もともと大のドット好き。「たまたまドットのパーカーを買って着てみたら、『かわいいね』って褒められて」。それからもうかれこれ15年ほど、ドット柄の洋服を着続けているとか。
 
「自分が本当に好きなことを仕事にしたいですし、そうでなければ人より優れたアイデアは出てこないと思うんです。僕はお肉もドットも誰にも負けないくらい好きなので、自信をもって商品にできるんですよね」。

 

「阿野ちゃんていう面白い人がいる」。
そこから、広がり、つながる

長崎県五島列島で高校卒業までの18年間を過ごし、岡山県の大学に進学。学生時代、スノーボードをしに訪れて北海道が大好きになり、住みたい場所になりました。

教員免許を取り、北海道で教員になることを目指すも叶わずじまい。阿野さんは岡山でカフェを開業します。7店舗を展開し、約100人のスタッフを抱えるまでに事業は成長。その一方で、「本当に自分のやりたいことができているんだろうか」という思いがありました。
 
「北海道で面白いことをやりたい」。すでにもっていた肉ソン大統領のアイデアを固め、商品化に向けて動き、2013年12月に札幌へ。伝手もない状況からのスタートでしたが、おのずと道は開けていきました。


水玉模様と北海道の形をデザインしたホッカイドットブランドのポーチ▲ホッカイドットのポーチが登場!(取り扱い/ホッカイドットオンラインショップ)


「北海道はマーケットが大きくて、いろんな人がいろんな商売をしていますよね。そのなかで存在感を出すためには、『阿野ちゃんて面白いね』っていわれることが必要で。売れそうだからではなく、面白いと思うことを自分のアイデアでかたちにしたもので『いいね』っていわれたい。アイデアがほしいという方々と組めると、すごく面白いことができるんじゃないかなと思っています」。
 
自分がつくりたいものだから、面白いものができる。面白いものをつくれば興味をもってくれる人が現れ、一緒に何かしようという人との出会いが増えていく。広がった人脈から、仕事につながることもあるといいます。


合同会社肉ソン大統領の代表、阿野洋介さん▲仕事からプライベートのことまで、様々なエピソードやネタを挟みながら話しをしてくれた阿野さん


これからの展望を聞くと、「コラボしながら特徴のある商品開発をして、もっと全国に北海道を知ってほしいという気持ちはあります」といい、また、こうも話します。
「いまの自分にできることを続けながら積み上げていくことで、また違う景色が見えてくるんじゃないかと。今日一歩進めたら、明日ひらめきがあるかもしれない。もちろんやるからには、超特大ホームランを打ちたいです」。
 
阿野さんが生み出すものは、見る人・食べる人・使う人を、楽しい気持ちにさせてくれます。プロジェクトはきっと、もっと面白いことになっていくに違いないと感じました。
 
 

合同会社肉ソン大統領

Webサイト
ホッカイドットオンラインショップ

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