2016年11月25日 | うずらはしちあき

情熱の仕事人。北海道にサッカー文化を根付かせたい。北海道コンサドーレ札幌OB「砂川 誠」

元コンサドーレ札幌、砂川誠さん

コンサドーレ札幌サポーターから「俺たちの砂川誠」と愛され、多くの人に惜しまれながら2015年シーズンで現役を引退。北海道で新たな挑戦の道を走る、砂川誠さん。思いを語ってもらいました。

 

サッカー指導を軸に多方面で活動

1996年、柏レイソルでプロサッカー選手としてキャリアのスタートを切り、2003年にコンサドーレ札幌入り。以後、15年のシーズン途中まで12年半在籍し、コンサドーレを支えてきた“レジェンド”。
 
10ヶ月間の怪我休業を経て、現役最後はFC岐阜でプレー。出場機会を得るも、そこで自分が表現できることは、思い描くプレーとはかけ離れたものでした。「頭と体のギャップを埋められない。これ以上、プロで続けてはいけない」。砂川さんが引退を表明したのは昨年暮れのこと。38歳で20年間のプロキャリアに終止符を打ちました。


インタビューを受ける元コンサドーレ札幌、砂川誠さん▲砂川 誠(すなかわ まこと)さん:1977年生まれ、千葉県出身。元プロサッカー選手。ポジションはMF。コンサドーレ札幌にチーム最長の12年半在籍し、その間、415試合に出場した。石屋製菓に籍を置きながら、サッカー指導、解説、メディア・イベント出演等、活動中


「まだまだやりたいと思いながら辞めていく選手が大半な中で、自分で線引きができて辞められたのはありがたいことです。心残りがまったくないかといえばそうではないですが、(現役で)できるところまでやれたという気持ちはあります」。
 
砂川さんは現在、北海道コンサドーレ札幌所属の小野伸二選手とともに指導する「Suna×shinjiサッカースクール」の運営にあたるほか、札幌大学サッカー部コーチ、コンサドーレのアドバイザリースタッフを務めています。そして、コンサドーレのオフィシャルパートナー、「白い恋人」の石屋製菓の社員でもあります。


パソコンをする元コンサドーレ札幌、砂川誠さん▲「スーツで出社も日常になりました」と砂川さん  提供写真


石屋製菓には今年4月に入社し、総務部に所属。「選手を辞めてからも受け入れてくれたことに感謝しています。アルバイトもしたことがなく、サッカーしかしてこなかったので、最初は不安もありました。部署の方々に教わりながら、勉強させてもらっています」と“新天地”で奮闘しているようです。


白い恋人パークの前に立つ元コンサドーレ札幌、砂川誠さん▲「白い恋人パーク」にて 提供写真

 

サッカーの楽しさ、培ってきた経験を子供たちに伝えたい

「Suna×shinjiサッカースクール」の開校は昨年7月。「現役だからこそ、子供たちに良い影響を与えられるのではないだろうか」。小野選手と互いの考えが合致し、札幌で立ち上げに至りました。スクール生の対象は現在、小学3年生から中学1年生まで。サッカーを始めたばかりの子から、本気で上を目指そうとする子まで約90名を指導しています。


子供たちにサッカーを教える砂川誠さん▲スクール会場は「サッポロ・イーワン・スタジアム」 写真提供:Suna×shinjiサッカースクール


「サッカーは楽しい。だから夢中になれる」。自分たちがそうであり、そのサッカーから人生の多くを学んできました。スクール生には、「楽しさ、技術面だけではなく、仲間や人間関係の大切さも伝えたい」と語ります。
 
子供たちとはもちろん、子供を支える保護者とのコミュニケーションも重視しているといいます。「親御さんからも信頼を得ることが大事ですし、期待してくれる以上のことを子供たちにしてあげたい。伸二との共通の思いです。もちろんそれは僕らだけではなく、スクールのスタッフの協力もあってできることです」。


子供たちにサッカーを教える砂川誠さん▲写真提供:Suna×shinjiサッカースクール


現在90名以上の部員が在籍する札幌大学サッカー部では、トップチームを指導。小・中学生、大学生を指導する経験が、双方の指導で生きているといいます。「サッカーをどう伝えるかということを通して僕自身、指導者としても一個人としても成長させてもらっています。指導者としてのキャリアを始められたのは、自分にとってとても大きなことです」。


子供たちにサッカーの指導をする砂川誠さん、コンサドーレ札幌小野伸二選手▲写真提供:Suna×shinjiサッカースクール

 

北海道で次のゴールに向かっていく

「指導者としてサッカーに関わりながら、北海道で生きていきたい」。そう決めたのは、12年半という長い時間をコンサドーレ札幌で過ごし、「北海道でサッカーを楽しめたことが一番。人との出会いも大きい」と砂川さん。サポーター・ファンに対しても、「今もグラウンドに行けば声をかけてくれる。いい時も勝てない時期も真剣に応援してくれる。ありがたいですね」と感謝を口にします。
 
砂川さんが目標のひとつに挙げるのは、「北海道にサッカー文化を根付かせる」こと。そのためにスクールを拠点として、「サッカーの楽しさを伝え、少しでも底辺を広げていく」ことに力を入れています。


砂川誠さん、小野伸二さんとサッカースクールの子供たち集合写真▲写真提供:Suna×shinjiサッカースクール


「北海道から日本を代表するスター選手を生み出したいですし、サッカーに興味のない方々にも、興味をもってもらいたい。自分も指導者としてステップアップしながら、取り組んでいきたいと思っています」。
 
また、こう言葉を継ぎます。「コンサドーレがJ1に定着して、もっともっと北海道の子供たち、若い世代の選手たちが目指そうとする場所になり、北海道のサッカーが好きな皆さんからも、すごいチームだといってもらえるようになっていければ」。
 
自身の将来について聞くと、「コンサドーレの監督になりたい気持ちは、もちろんあります」と返ってきました。「大好きなチームで監督ができたなら、それは素晴らしいことだと思う。いろいろなことをやっているのは、そこに向かうためなのかな。まずは、それに見合うだけの自分になっていかなければと」。
 
新たなポジションについた砂川さんは、強い思いで夢を追いかけ続けています。


元コンサドーレ札幌、砂川誠さん
 

関連リンク

砂川誠オフィシャルホームページ
Suna×shinjiサッカースクール
Suna×shinjiサッカースクールfacebookページ
石屋製菓
北海道コンサドーレ札幌

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