2016年09月13日 | うずらはしちあき

第13回「情熱の仕事人」トークセッションレポート!500da714 faab 40a3 988a 49088cf2d731

情熱の仕事人トークセッションに出演された石屋製菓・石水創社長と鮨一幸・工藤順也代表

北海道Likersのインタビューシリーズ「情熱の仕事人」連動企画、北海道Likersと北海道新聞のコラボでお送りしているトークセッションを去る8月24日、道新プラザ「DO-BOX」で開催しました。
 
2ヶ月に1度開催し、今回で13回目。スピーカーにお迎えしたのは、北海道を代表する銘菓「白い恋人」でお馴染みの石屋製菓(株)社長・石水創さんと、広く注目を集める北海道の寿司職人の一人、鮨一幸(すし いっこう)代表の工藤順也さんです。
 
トークセッションは、恒例となった来場者の皆さんとの“黒ラベルで乾杯”からスタートしました。


情熱の仕事人トークセッション、黒ラベルで乾杯の会場風景
 

これまでの自身の歩み、取り組みなど

同年齢という石水さんと工藤さん。お二方とも家業を継がれています。
石水さんは、祖父の代から続く石屋製菓創業家の3代目。「周りからも将来はお菓子屋さんの社長だねと言われ続け、物心ついた頃からずっと自分が継ぐものと思っていた」といいます。


情熱の仕事人トークセッションで話をする石屋製菓・石水創社長▲石屋製菓株式会社 代表取締役社長 石水創さん


「6歳の頃から巻物をつくっていた」という工藤さんは、18歳で本格的に家業へ。25歳のとき父から店を受け継ぎました。


情熱の仕事人トークセッションで話をする鮨一幸・工藤順也代表▲鮨一幸代表・同店2代目 工藤順也さん


「開演の前に先ほど工藤さんから、寿司の世界は入るのが早ければ早いほど良いとお聞きした」と石水さん。
「職人仕事は店の空気をつくる。早いうちから入り、体に根づいているものがなければ、その空気はなかなか出せない」と工藤さん。また、「感受性が強くなければ、この職人の仕事というのは難しいものだと感じている」とも述べられていました。


情熱の仕事人トークセッションで話をする石屋製菓・石水創社長と鮨一幸・工藤順也代表

大学を卒業と同時に石屋製菓に入社後、石水さんはイギリスで語学を、スイスのチョコレート会社でお菓子のノウハウを学んだそうです。1年間留学して改めて気づいたという北海道の魅力や、2013年に社長に就任してから、新たに社内で取り組んできていることについて話されました。
 
また、ロングセラー「白い恋人」について、ヒットの背景や北海道へのこだわり、ここ数年でインバウンドの需要が伸びているというお話も。「北海道では多くの製菓会社が切磋琢磨し合っている」と業界の状況にも触れられ、お菓子をお土産に買い求める観光客などにも「“スイーツ王国・北海道”というのが定着してきていると思う」と語られていました。


情熱の仕事人トークセッションで話をする石屋製菓・石水創社長、鮨一幸・工藤順也代表、司会者

独自の寿司の道を切り開いていき、厳しい経営を強いられていた店を、北海道を代表する人気店へと変えた工藤さん。二十歳から27歳頃まで給料のほとんどを、東京を中心に名店を食べ歩くことに費やしたそうです。「自分の寿司と何がどう違うのか。それを探り、帰って来てやってみても同じにならない。そこの壁が苦しかった。食べ歩きからやりたいことのすべてが見えた」といいます。

 使う魚は道内・全国から取り寄せる超一級品。求めるのは「一幸」のための魚です。「納得のいく魚を仕入れられるようになるには、売上を上げなければいけない。理想とする寿司をつくるためにすべてを費やしてきた」と、道のりを振り返ります。
「今年になって海外からのお客様が急に増えた」といい、カウンターでのエピソードなども聞くことができました。
 
今回はスペシャルゲストもお迎えしました。フランス・パリに和食・鮨店「仁(じん)」を構える料理人、渡邉卓也さんです。


情熱の仕事人トークセッションのスペシャルゲスト、パリで活躍中の料理人・渡邉卓也さん▲パリで活躍中の渡邉卓也さん。一時帰国中に出演いただきました


パリで握る寿司のこと、今のパリのレストラン事情などについて教えてくれた渡邉さん。工藤さんと親交があり、「向こうでもお客様から『一幸』の話が出ることがある。すごく嬉しい気持ちになる」と話されていました。


情熱の仕事人トークセッションで話をする出演者の方々
 

今後のこと、北海道への思い

トークセッションの最後には、“自身の10年後”、“北海道”をテーマに語ってもらいました。
 
渡邉さん:「札幌に最初の店を開店してから10年が経ちました。チームでつくりあげていくのが僕のスタイル。パリでも人を育て、他の地域にも店を展開できたらと考えています。いずれ北海道に帰ってきたときには、ふるさとのニセコでも何かできたらという思いを持っています」。
 
工藤さん:「憧れの魚を扱えるようになりたいという大きな目標の実現が早まり、今はもう一度自分の世界観を見つめ直そうとやっています。とてつもないスピードでいろいろなことが変わっていきますから、正直、自分にこの先何が起こるのか分からないですね。
あらゆる浜からレベルの高い魚が集まるのは築地。僕は漁船に乗せてもらって自分で締めた魚をいただいたり、漁師さんに締め方や内臓の処理の仕方などをお伝えして送ってもらったりということもしていますが、それをやっていくことで、将来的に北海道独自のスペシャルなものが増えている可能性があるのではないかと思っています」。


情熱の仕事人トークセッションで出演者の話に耳を傾ける来場者の皆さん

石水さん:「北海道新幹線が開業し、2020年には東京五輪も開催されます。観光はまだまだ伸びる可能性があるのかなと。北海道の製菓会社として、北海道の良質な素材に付加価値をつけて販売することを意識してやっていきたいですし、お菓子のジャンルは幅広いのでいろいろな視点から考え、新しい商品の開発、新たな市場にも挑戦していけたらと思います。『白い恋人』を超えるようなお菓子を開発したいというのが、一番の目標であり夢ですね」。

 熱い思いをもって、それぞれの分野・場所で活躍されている仕事人の方々に、来場者の皆さんから大きな拍手が送られました。


情熱の仕事人トークセッションに出演された石屋製菓・石水創社長、鮨一幸・工藤順也代表

次回は10月に開催予定です。ぜひ、ご来場ください!

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