北海道情報サイト「北海道ライカーズ」北海道情報サイト「北海道ライカーズ」

what likers

Icon search探す

公開 | 孫田 二規子

断崖絶壁が切り立つ峡谷の温泉郷。層雲峡ってどんなところ?

旭川から車で1時間30分。良質な湯が楽しめる温泉地として知られる上川町の層雲峡(そううんきょう)は、黒岳の裾野に広がる峡谷です。石狩川と国道39号をはさんだ両側には、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる荒々しく岩肌を剥きだした断崖絶壁が連なり、峡谷美をつくっています。


上川町の層雲峡の看板
 

層雲峡はどこにあるの?

断崖絶壁は距離すると24kmほど続いていますが、そのうち約16kmの区間が、層雲峡と呼ばれるエリア。場所でいうと「層雲峡オートキャンプ場」あたりから観光名所「大函」あたりまで。境界にはニセイチャロマップ川、ニセイケショマップ川という、アイヌ語の「ニセイ」(=峡谷)という単語を名に冠した川が流れています。

そもそも峡谷が誕生したのは約3万年前。噴火により、大雪山(標高2,291mの旭岳を主峰とする山群の総称)のお鉢平という直径2kmにもなるすり鉢状の火口から流れてきた火砕流が、溶岩となって谷を埋めたのだといいます。

柱状節理とは、その溶岩が冷える時に収縮し、規則的な割れ目が入った現象のこと。層雲峡の柱状節理は上から見ると、六角柱が連なっているような姿をしているそう。「大函」では、その様子が屏風のごとく目の前に広がり、峡谷美を間近に楽しむことができます。


上川町の層雲峡の柱状節理▲層雲峡の柱状節理


上川町の層雲峡の大函▲「大函」


また、断崖絶壁には大小さまざまな滝が見られ、名前がついているものもあります。なかでも「銀河の滝」「流星の滝」は、その姿の美しさから景勝地になっているので、ご存じのかたも多いのでは?


上川町の層雲峡の滝▲「銀河の滝」(左)と「流星の滝」(右)

 

温泉街には黒岳行きのロープウェイ

一方、大雪山の山々のひとつ、黒岳を見上げる温泉街は、民宿やホテル、飲食店などで賑わっています。ロープウェイ駅舎に続くメインストリートは、山岳リゾートをイメージしたという建物が並び、どこか異国の町並みのよう。無料の駐車場があるので、日帰りでも湯巡りやランチを楽しめます。


上川町層雲峡のメインストリート▲メインストリート


黒岳の標高は1,984m。高山ですが、ロープウェイに乗れば5合目の1,300m地点までラクラク行けてしまいます。そして、そこから7合目の1,500m地点まではリフトも運行。雲上の絶景が待っています。

5合目と7合目の乗降場周辺には展望台や高山植物が楽しめる散策路があり、その辺を歩くだけならスニーカーなどの軽装で充分。ただ登山の場合は装備をしっかり。7合目から頂上までは登山道を上って1時間30分目安と距離は短いけれども、斜面がやや急なのです。


層雲峡の黒岳の駅舎▲大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイの駅舎


層雲峡の黒岳のロープウェイ▲運行中のロープウェイ


層雲峡の黒岳の駅舎▲5合目のロープウェイ駅舎


登山や自然観察などの情報は、温泉街のロープウェイ駅舎からすぐの「大雪国立公園 層雲峡ビジターセンター」でも入手できます。こちらも上手にご利用くださいね。


層雲峡ビジターセンターの内観▲大雪国立公園 層雲峡ビジターセンター

 

秋は紅葉、冬は「氷瀑まつり」

層雲峡は紅葉のきれいな場所でもあります。見頃は、9月下旬頃から10月中旬頃まで。温泉街から車ですぐの軽トレッキングが楽しめる紅葉谷、温泉街から車で50分ほどの赤岳が、紅葉狩りのスポットとして知られています。山頂から下方に向かって順々に色づいていくそうですよ!


層雲峡温泉街から見た紅葉▲温泉街から見た紅葉(写真提供/層雲峡観光協会)


冬の冷え込みは厳しく、断崖絶壁の滝も凍りつきます。その寒さを利用し、毎年1月下旬〜3月中旬には、氷の建造物をライトアップする一大イベント「氷瀑まつり」も開催されます。


層雲峡の氷瀑まつり▲氷瀑まつり(写真提供/層雲峡観光協会)


約23万ヘクタールと日本一の広さを誇る大雪山国立公園のなかにあり、その大自然を肌で感じられる層雲峡は、北海道を代表する山のリゾート地のひとつです。2度、3度と足を運んで、登山やトレッキング、温泉などをご堪能くださいね!
この記事をSNSでシェアしよう!
  • 断崖絶壁が切り立つ峡谷の温泉郷。層雲峡ってどんなところ?
Title
Close