2016年09月27日 | みふねたまき

地元・滝川産の農産物でつくる『nola(ノーラ)』の手づくりグラノーラ

滝川市nola

滝川産のりんごやいちごなど、地元の農産物をつかった手づくりグラノーラの専門店『nola(ノーラ)』をご存じですか?ざくざく素朴な食感がクセになるオリジナルのグラノーラは、インターネット通販から評判が広がり、滝川市をはじめ道内外からイベントへの出店依頼が来るなど、人気を集めています。地元の珈琲店や短大と連携してコラボグラノーラの開発に取り組んだり、姉妹ブランド『torimigi(トリミギ)』を立ち上げるなど、新たな取り組みにも積極的。気になる『nola』を訪ねて、滝川市に行ってきました。

 

「農業×デザイン」の力で、何かつくりたい!

滝川市nolaグラノーラ▲人気のグラノーラをパッケージしたギフトセット
 

簡単ヘルシーな朝食やおやつとして、ここ数年、注目度が増しているグラノーラ。そんなグラノーラにいち早く着目して、「農家がつくるグラノーラ」をキャッチフレーズに、『nola』が誕生したのは2013年のこと。生みの親は滝川市を拠点にデザインワークを展開する「株式会社ダダダダ」の青柳千郷さんと、その仲間たちです。「農家の友人と滝川で何かやりたいと話していたときに、当時、じわじわ流行りはじめていたグラノーラが目にとまって、これなら自分たちのまわりにあるもの、滝川の農産物を使ってできそうだということになったんです。デザインのイメージもすぐに浮かんで、とにかくやってみようということになりました」。
 
ちなみにグラノーラは、オーツ麦などの穀物を主原料にナッツ類やドライフルーツ、砂糖・蜂蜜などのシロップと植物油を混ぜ合わせオーブンで焼き上げたもの。素材の組み合わせによって自在にアレンジができる分、こだわりはじめると際限がなく、青柳さんたちも開発当初はあれこれ盛り込みすぎて、グラノーラづくりそのものをストップしたこともあったそう。「料理人の知り合いも巻き込んで、男3人でつくり始めたわけですが、これで行こう!と決まるまで、本当にいろいろ試しました」。甘いだけでは味が単調になるため、アクセントをつけるのに酸味のある乾燥りんごを使い、食感が異なるナッツを加えるなど、飽きずに食べてもらえるよう試して食べての繰り返し。「どうしたら食べてもらえるか、興味を持ってもらえるか、買ってもらうにはどうしたらいいか、味や食感、パッケージまで、すべてが手探りでしたね」。こうしてトライ&エラーを繰り返し、最初に完成したのが滝川産りんごを使ったアップルシナモングラノーラ。今も注文が一番多い、『nola』の看板商品です。

 
滝川市nola アップルシナモングラノーラ▲オーブンで焼き上げた「アップルシナモングラノーラ」。大きめにカットして、じっくり乾燥させたりんごの食感とほどよい酸味がアクセント
 

「あまり知られていませんが、滝川市の江部乙地区はりんごの産地なんです。秋には月替わりでさまざまなりんごが収穫されるので、その時期に収穫される品種で、酸味のあるものを使っています」と青柳さん。ジュースやジャムなどりんごを使った加工品が製造販売されていることもあり、アップルシナモングラノーラも発売後まもなく、空知総合振興局が滝川市の特産品として取り上げるなど、『nola』のグラノーラは注目を集めます。
「最初は僕らと同世代の20代~30代の女性が主なターゲット層になるだろうと考えていたのですが、ふたを開けてみると意外にも自分たちの親世代、50代~60代の方からの評判もよくて、ちょっと驚きました」。自分たちのセンスとアイデアで、身近にあるものを活かし新たな地域の特産品を創りだした点が、高く評価されたのでしょう。「広告の仕事をしているので、自分なりにいろいろ予測しながらやってはいましたが、世代を問わず受け入れてもらえたことで、間違っていなかったと少し自信がもてました。でも、高い評価はあまり信じないようにしています(笑)」。

 

地元の珈琲店や短大とコラボグラノーラを開発

滝川市nola グラノーラ4種類▲左は夏季限定「いちごの無添加グラノーラ」(600円)、右上「ゆめぴりかとななつぼしの特Aライスパフ入りグラノーラ」(550円)、右中央「北海道の濃厚ミルクティーグラノーラ」(440円)、右下「豊かな香り感じるスペシャリティコーヒーグラノーラ(豆入り)」(550円)※1袋100g入りで販売
 

滝川市nola 國學院短大コラボグラノーラ▲國學院大學北海道短期大学部(以下、國學院短大)の舛井ゼミとのコラボグラノーラ「抹茶とあずきのグラノーラ」(550円/100g)
 

アップルシナモングラノーラのほかにも、『nola』ではオリジナルのグラノーラを多彩にラインナップ。道外の人へのおみやげを意識して、北海道の牛乳を使った「濃厚ミルクティー味のグラノーラ」や、地元の「自家焙煎珈琲店ウェカラパ」の珈琲豆を使った、ホロ苦大人味の「スペシャリティコーヒーグラノーラ」。開発メンバーである農家の藤田さんがつくる道産米「ゆめぴりか」と「ななつぼし」を使った「特Aライスパフ入りグラノーラ」、さらに國學院短大の舛井ゼミと共同開発した「抹茶とあずきのグラノーラ」などなど、地域のネットワークを活かしたコラボグラノーラを次々発表しています。


滝川市nola グラノーラにヨーグルト▲そのまま食べても、牛乳やヨーグルトをかけてもおいしい。ナッツやシードの食感も楽しく、しっかりと食べごたえがあります


現在は、生のいちごを砂糖も何も加えずそのままドライにした夏季限定の「いちごの無添加グラノーラ」と、「本日のグラノーラ(ココアシナモン)」を加え7種類を販売中。100g単位でパッケージされた袋はバッグに入れて気軽に持ち歩けるので、そのままおやつとして食べるのはもちろん、牛乳やヨーグルトをかけてヘルシーな朝食にもぴったり。アイスクリームやフルーツを添えてデザートにするのもオススメです。

 

姉妹ブランド『torimigi(トリミギ)』もスタート

滝川市nola 姉妹ブランドtorimigi

地元のおまつりや百貨店の催事などイベントへの出店機会も増え、青柳さんをはじめメンバーは本業とかけもちしながら休日返上でグラノーラづくりをすることもあるのだとか。インターネットを中心とした小規模販売といっても、このままの体制で事業を拡大していくのは難しい…。そこで青柳さんは、新たなメンバーとしてお菓子づくりが得意な西上さんを迎え、グラノーラづくりの体制をパワーアップ。市役所からほど近い国道沿いに小さな工房を構え、不定期ながらショップもオープンしています。「今後はにんじんやごぼうなど、地元の野菜をつかったグラノーラにもつくってみたいですし、素材にもっとこだわりたいと思っています」と、新しいグラノーラの開発にも意欲的。

また、西上さんが加わったことで、姉妹ブランド『torimigi(トリミギ)』もスタート。こちらは、バターや乳製品を使わずに、北海道産小麦や十勝産全粒粉、甜菜糖に圧縮生搾りの太白胡麻油など、添加物を使わず素材にこだわり手づくりする焼き菓子です。すりおろしたジンジャーがたっぷり入ったビスケットやザクザク食感が楽しいチョコとカシューナッツのビスコッティなど、どれも素朴で心も体もホッとするやさしい味。日々のおやつとして、「そばにあるとうれしい」そんなお菓子です。


滝川市nola 姉妹ブランドtorimigiクッキーセット▲torimigiの全商品を少しずつ詰め合わせた「はじめましてのクッキーセット(ビスケット・ビスコッティ・グラノーラ)」(1,500円)


滝川市nola 青柳さんと西上さん▲青柳さん(右)と西上さん(左)。信頼できるパートナーとして、互いに助け合い刺激し合いながら、『nola』のグラノーラと『torimigi』の焼き菓子をつくっています


月に一度オープンするお店では、『nola』のグラノーラと『torimigi』の焼き菓子のほかに、チョコレートやバターを使わないお豆腐でつくるガトーショコラなど、体にやさしい素材にこだわったお菓子も並びます。「空知の休日」(10月2日開催)など、この秋以降もイベントへの出店が控えている『nola』と『torimigi』​。これからも、まだまだ目が離せません。

 

関連リンク 

nola(ノーラ)
torimigi(トリミギ)
空知の休日

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