氷上にキノコ?糠平湖 きのこ氷

私たちが普段食べているキノコは主に木に生えていますが、ここ北海道にはなんと氷上にキノコ(のようなもの)が発生する場所があります。
 
北海道の十勝管内にある上士幌町には糠平湖(糠平ダム)という水力発電用の人口湖があります。1956年に竣工したこのダム湖には北海道Likersの別記事で紹介された『タウシュベツ橋梁』があり、写真愛好家など毎年多くの方が足を運ばれています。そんな湖には、1月下旬から何とも不思議なものが生えてきます。それが、氷上のキノコである『きのこ氷』です。

 

 

 

 
糠平湖名物『きのこ氷』。ピークになると湖上一面に発生します。
 
写真のとおり、残念ながらこれは食用キノコではありませんが(笑)、切り株と氷でできた物体がいかにもキノコに見えることからきのこ氷と呼ばれています。では、なぜこのようなものができるのか。人口湖でありダムである糠平湖の湖底にはダム建設の際に切り落とした樹木の切り株がたくさんあります。そして、糠平湖が結氷し水力発電によって糠平湖の水位が低くなると切り株が氷を貫ぬき氷がうまい具合にのっかることにより、巨大キノコが湖上に現れるのです。この現象は、自然と人がコラボレーションして生み出したものと言えるでしょう。

 

 

 

 
『バリバリッ!』と湖氷を突き破った時の音が聞こえてきそうなこの迫力感!子供が乗ってもビクともしません!
 
きのこ氷が現れるのは、例年1月下旬から3月上旬までとなっています。上士幌町観光協会によると、今年は一年を通して水位が多かったため、もしからしたら豊作かも?とのことです。世にも珍しいきのこ氷を見に皆様もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
 
~ 注意 ~きのこ氷は湖上にあるため、場所によっては落水の危険性があります。安全性を確保するために上士幌町観光協会からの情報収集はもちろんのこと、地元ガイド業者へガイドのご依頼もお勧めします。
 
上士幌町観光協会
住所 北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線239番地
電話 01564-2-3355
https://www.facebook.com/visitkamishihoro
 
写真提供
地元ガイド
NPOひがし大雪自然ガイドセンター
1月5日~3月10日 氷結した糠平湖横断タウシュベツ橋見学ツアー実施中
住所 北海道河東郡上士幌町糠平北区44-3 糠平温泉文化ホール内
電話 01564-4-2261
http://www.netbeet.ne.jp/~shizen/