2016年09月19日 | nobuカワシマ

鉄道好きなら必見!木古内町郷土資料館「いかりん館」

木古内町郷土資料館「いかりん館」の切符

北海道新幹線の木古内駅から車で5分、廃校になった小学校の校舎を再利用した木古内町郷土資料館「いかりん館」は、町の歴史文化や風土を紹介する施設。でも、ここは鉄道グッズ満載、鉄道ファン必見のスポットです!

 

歴史ロマンに浸り、昔の暮らしにタイムスリップ!

木古内町郷土資料館「いかりん館」は、2011年3月に閉校した鶴岡小学校の校舎を活用し、2015年3月にオープンしました。木古内駅からそれほど遠くない場所にあるため、最近は新幹線で木古内駅に降りた人たちが多く訪れるそうです。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」の外観▲これから登校する気分!?では、行ってきま~す


玄関で靴を脱いで中へ入ります。まずは、「鉄」の展示物の紹介の前に、木古内町の歴史を語る展示物から。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」のヒグマ▲入って目の前にヒグマのはく製がお出迎え。その脇は「鉄」の匂いがプンプン


建物内に入ると、中央部分の天井が高くあかり窓があるため、陽射しの反射光が間接照明のごとく、館内を明るく照らします。
その明かりの下には、館内で一番目立つ、巨大な「いかり」が展示されています。幕末から明治維新にかけて活躍した、「咸臨丸(かんりんまる)のものと推定されるいかり」です。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内にある咸臨丸のいかり▲天井に届くくらい巨大!歴史の一ページを刻んだ「いかり」と思うと、歴史ロマンの心がときめいちゃいます


咸臨丸は1857年にオランダで建造された幕府軍軍艦。勝海舟ら幕府要人をのせて太平洋横断するなど活躍をし、明治維新後に本州と北海道を結ぶ輸送船になりましたが、1871年に木古内町のサラキ岬沖で座礁して沈没してしまいました。
この「いかり」は1984年にサラキ岬沖で引き揚げられたもので、咸臨丸のものである可能性が高い、と言われています。

館内には、木古内町に関する歴史や生活文化を伝える展示物が多数並びます。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内に展示されているミシン▲足踏み式ミシン。そういえば、昔祖母の家に似たようなものあったな~、と懐かしく感じてしまいました


館内は、旧教室ごとに展示物のコンセプトが分かれています。
土器などが並び大昔の木古内を紹介するコーナー、開拓時代の農具や漁具を展示し産業の発展を紹介するコーナー、昔の家具などを並べ人々の生活文化を紹介するコーナーなど、それぞれのテーマにあわせて展示されています。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内、黒板と展示物▲黒板の前に並ぶ展示物。歴史の授業を受けているみたい!?

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の展示物▲車もない時代、昔の人はこれを背負って荷物を運んでいたのですね。足腰鍛えられます


これらの展示物は、木古内町教育委員会に保管されていた資料のほか、町内外の有志の方々から寄贈されたもので、約600点あるそうです。

 

鉄道グッズ満載!「鉄」の琴線に触れるコーナーへ

いくつかあるコーナーのうちで、今回注目したのが鉄道のコーナー。
木古内町はかつて交通の要衝として栄えた町。現在は新幹線が停車する駅となりましたが、かつては函館市から伸びる鉄道が木古内町で二手に分かれ、江差町方面と松前町方面へと続いていました。木古内の歴史には鉄道も重要な要素なのです。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の江差線の展示物▲2014年に廃止された江差線(木古内~江差間)のさよなら運転で使われたヘッドマーク


展示コーナーに入ると、中央に江差線に関する展示物が鎮座。壁面には、木古内町内にあった旧江差線の駅名盤が並んでいました。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の江差線の展示物▲渡島鶴岡駅は、ここ「いかりん館」のすぐ裏手にありました。今は観光用のトロッコ鉄道の拠点として再利用されています


小さな展示物に目を向けていくと、昔懐かしい駅名なども発見!廃線好きの方や備品収集が好きな方はきっとテンションが上がるはず!全く興味がない方にとってこの感覚は理解不能かもしれませんが…。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の松前線の展示物▲木古内町と松前町を結んでいた旧松前線の備品を発見!

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の松前線に関する展示物▲森越、渡島知内…、旧松前線にあった駅名の記載がありました。鉄道ファンだけではなく、この土地にゆかりがある方には懐かしいでしょうか


館内には時刻表も掲示されていて、そこには「急行えさし」や「急行まつまえ」の時刻も出ていました。
旧江差線や旧松前線に関するものだけではなく、北海道南部の鉄道を中心にした備品があります。長万部町からせたな町まで結んでいた旧瀬棚線の証も見つけました。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の鉄道展示物▲切符などに押印していたスタンプ。この中に旧瀬棚線の駅名が。わかったアナタは土地に馴染みのある方か鉄道マニアに違いない!?


さらに、ローカル線の旅には欠かせないこんなものも。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内に展示している切符▲昔の青春18きっぷ。そういえば、かつてこんな切符の表紙でしたよね~


歴史を刻んだ鉄道に関するもので、木古内町で外せないものがこちら。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の展示刑事物▲2016年に北海道新幹線開業に先立ち廃止となった、津軽海峡線の特急列車の紹介


つい最近まで青函トンネルを通り抜けていた在来線の特急列車、既に過去のものとなり歴史の1ページに刻まれたと思うと、少々せつなくなります。でも、コーナーの展示物をじっくり眺めていると、記憶のはるかかなたに遠ざかっていた昔の想い出が目の前に蘇ってくるようです。

鉄道グッズでのお宝探しとともに、こんな探しものはいかがですか?
とっても小さな人形が、鉄道展示物コーナーの中に数体あるそうです。これを全て発見できた方には、ちょっとしたご褒美があるのだとか。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の小さな人形▲指先でつまむ位の大きさしかない人形。さて、アナタは発見できるかな?


鉄道ファンのお父さんがここへ訪れグッズ観賞に夢中になっている間、お子さんがこの人形を探して楽しんでいることが多いそうです。でも、中にはお子さんではなくお父さんが必死になって人形探しをしてるということも。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の鉄道日品▲この中にも人形が潜んでいる…かな?


「咸臨丸のものと推定されるいかり」をはじめ、木古内町の歴史文化と風土がつまった資料館。町の歴史に大きく関わる鉄道の貴重な資料もたくさん並んでいました。
歴史や民族文化に興味がある方はもちろんですが、鉄道好きの方が訪れて楽しい資料館です。

 
木古内町郷土資料館「いかりん館」内の切符▲希望者には、硬券切符を模したものに改札鋏を入れてプレゼントしてくれます

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