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公開 | nobuカワシマ

地上に姿を現した海底トンネル!?福島町青函トンネル記念館

福島町青函トンネル記念館 外観

本州と北海道を鉄道で行き来する時に必ず通るのが、津軽海峡の真下を通る青函トンネル。海の下を掘るのはかなり難しい工事だったそうです。そんな苦難の物語を福島町青函トンネル記念館で知ることができますよ。

 

トンネル型の建物がインパクト大!

北海道新幹線の木古内駅から松前町方面へ車で約50分、福島町の街中に福島町青函トンネル記念館があります。巨大なトンネル型をした建物がかなりインパクトあります。
建物の周囲には、青函トンネルの建設のために使用された重機などが展示されています。


福島町青函トンネル記念館 屋外展示物

福島町青函トンネル記念館 屋外展示物
  
福島町青函トンネル記念館前の潜水艇▲潜水艇くろしおII号。青函トンネル建設予定地の海底の地質調査に使用したものです


建物の中に入ると、入り口のホールにはオレンジ色の巨大な機械が!
トンネル工事の最先端で活躍したトンネルボーリングマシンで、津軽海峡の下を掘り進めた実物です。刃がついた4つの丸いヘッドが回転し、岩盤を切り削りながら進み、トンネルを掘ったそうです。


福島町青函トンネル記念館 ボーリングマシン▲青函トンネル工事の切り込み隊長!トンネルボーリングマシン。高さ約3.6メートルもあります


ホールで入館料を支払い、さらに中へと進んでみます。

 

歴史の紹介とトンネル工事で使用された備品が並びます

館内に入って最初の展示物は、津軽海峡を挟んだ青函圏の歴史や、洞爺丸台風に関する資料などです。まずは歴史のお勉強。


福島町青函トンネル記念館 館内展示物 パネル 

本州と北海道を鉄道トンネルで結ぶ計画は戦前からありましたが、作ろうという機運が高まったのは、1954(昭和29)年に起きた、洞爺丸台風の事故でした。

 
福島町青函トンネル記念館 館内展示物 新聞記事▲館内には、洞爺丸台風による事故を伝える当時の新聞記事も


当時青森と函館の間を結んでいた青函連絡船が、大型台風のために沈没して1,400名以上の方が亡くなった大事故です。これをきっかけに、船にかわりトンネルで鉄道を結ぼうという世論の声が高まり、青函トンネルの工事が始まりました。

青函圏の歴史と青函トンネル建設までの経緯の紹介があったのち、実際の工事の様子を紹介する展示コーナーへ。


福島町青函トンネル記念館 館内展示物 

青函トンネルは、海底の地質調査などをしたのち、1971(昭和46)年にトンネルの本工事がスタートし、先進導坑という地質などの調査をするためのトンネルが1983(昭和58)年に、本坑という列車が走るトンネルが1985(昭和60)年に貫通しました。


福島町青函トンネル記念館 館内展示物
 
工事最中には出水事故が起きるなど、海底を掘り進めていく工事はとても難しかったそうです。
記念館では、そんな当時の苦難の様子を写真や映像で知ることができますよ。ここでは展示写真や映像を掲載することができないので、気になる方は現地で!
かわりに、実際に工事で使われた器材や、貫通時の石などの展示物を紹介します。

 
福島町青函トンネル記念館 館内展示物 記念の石▲先進導坑や本坑が貫通した時に出た石が記念に展示されています

 
福島町青函トンネル記念館 館内展示物 発破ボタン▲本坑貫通時の発破ボタン

 
福島町青函トンネル記念館 館内展示物 寄せ書きの国旗▲北海道側の建設拠点だった福島町の吉岡地区では、先進導坑貫通時トンネルマンたちが互いの労をねぎらい国旗に寄せ書きをしたそうです

 

鉄道マニアに嬉しい展示物も

無事貫通した青函トンネル、1987(昭和62)年から津軽海峡線となり旅客列車が走り始め、2016(平成27)年からは北海道新幹線が走るようになりました。
青函トンネル貫通後の資料も展示されています。

 
福島町青函トンネル記念館 館内展示物 鉄道模型▲特急スーパー白鳥や寝台特急カシオペアなど、青函トンネルを通った列車の模型がずらり!

 
福島町青函トンネル記念館 館内展示物 吉岡海底駅駅名盤▲鉄道マニア必見!廃止となった吉岡海底駅の駅名盤がありますよ~!


資料館内にはこのほか、トンネル内の映像を流すコーナーや、子ども向けのワークショップを開く体験コーナーなどがあります。

また、資料館から車で5分ほど南へ進むと、青函トンネルメモリアルパークという公園があります。ここは、トンネル内にある吉岡定点(旧吉岡海底駅)の真上付近にある公園で、モニュメントや工事中のトンネルから引き揚げた岩などが展示されています。

 
青函トンネルメモリアルパーク▲モニュメントの穴はトンネルと線路を模していて、のぞいた先には青森県の竜飛岬が


列車に乗っていると何気なく通過してしまうトンネルには、工事に携わった人たちの苦難がつまった歴史があります。特に青函トンネルは、海底を掘り進むという特殊な環境のため、極めて難しい工事だったようです。先人たちの努力のおかげで、本州と北海道を列車で行き来できるようになりました。

 
青函トンネル出入口▲福島町の隣、知内町にある青函トンネルの入口を走る北海道新幹線


北海道新幹線で青函トンネルを駆け抜ける時、車窓は真っ暗でも、トンネル建設の歴史がガラス越しに映し出されて見えるような気分になるかも。福島町青函トンネル記念館を訪ね、ふとそんなことを感じました。
皆さんも、南北海道をドライブする時ふと訪れてみてはいかがですか?
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