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公開 | 小西 由稀

道南いさりび鉄道で行く小さな旅(前編)

道南いさりび鉄道のながまれ号

北海道新幹線と同じ2016年3月26日に開業したローカル線「道南いさりび鉄道」。函館市・五稜郭駅と木古内町・木古内駅を結ぶ、約1時間の鉄路です。海沿いを走るいさりび鉄道は、通学など日々の足としてはもちろん、小さな列車旅にもおすすめのルート。途中下車をしながら、小さなふれあい旅を楽しんできました。

 
道南いさりび鉄道の路線▲北海道新幹線の開業に伴い、並行在来線区間となるJR江差線が道南いさりび鉄道へ
 
 

駅弁とビールを楽しみつつ、海沿いローカル線を行く

 旅の始まりは、北海道新幹線との乗換駅である道南いさりび鉄道「木古内駅」から。木古内駅の向かいにある道の駅「みそぎの郷きこない」で、駅弁やビール、おつまみを買い込み、いざ車両へ。まずは、渡島当別駅を目指して出発!


道南いさりび鉄道とJR北海道の木古内駅▲ロゴが見えないけれど、手前が道南いさりび鉄道の木古内駅、奥はJR木古内駅
 

列車は一両編成。いさりび鉄道にはいくつか車両のタイプがありますが、この濃いブルーの列車は「ながまれ号」。“ながまれ”は道南地域の方言で、“ゆっくりして”“のんびりして”という意味なのだそう。

 
 道南いさりび鉄道のながまれ号▲函館山のシルエット、漁火や街の灯りをデザイン
 

道南いさりび鉄道のながまれ号内のメッセージ▲車内や駅構内には、沿線地域の方々の手書きメッセージが随所に。ローカル線を応援する声あり、旅行者への気遣いもあり、読んでいるとあたたかい気持ちになる
 

サッポロクラシックと牛肉弁当▲旅のお供には、やっぱり北海道限定の「サッポロクラシック」!ちなみに、この駅弁は「はこだて和牛弁当」。ごはんはふっくりんこ、柔らかな和牛のしぐれ煮ははこだて和牛を使用
 

道南いさりび鉄道のながまれ号の車内から見る海▲最初は遠くにあった海が、近くに見えて来て、テンションが上がる!函館方面に向かう場合は右側の席をキープ
 

道南いさりび鉄道のながまれ号▲釜谷駅をすぎると、少し高い位置から海を一望!

 

途中下車でトラピスト修道院を目指す

 渡島当別駅で途中下車。ここは「トラピスト修道院」の最寄駅とあって、駅舎は教会風。中に入るとステンドグラスやキリスト像などがあります。ここからトラピスト修道院は徒歩20分の道のり。気合を入れて挑みます。

 
道南いさりび鉄道の渡島当別駅▲駅舎には渡島当別郵便局が併設。郵便局ではトラピストの絵柄の消印を押してくれる。記念にハガキを求め、押してもらうのもいいかも
 

一直線に伸びる並木道の奥に、ようやく教会の建物が見えてきました! ここまで歩いて来た甲斐のある厳かで、美しい景観です。
トラピスト修道院は、1896(明治29)年創設された日本最初のカトリック男子修道院。こちらで製造するクッキーやバターはとても有名ですね。

 
トラピスト修道院に続く並木道
 
外からの見学は自由ですが、内部の見学は男性のみ可(往復ハガキで事前申込が必要で月曜14:00のみ)。ここからさらに20分ちょっと歩きますが、裏山にある聖母マリア像を祀るルルドも見学可能です。天気がよければ、函館山や津軽海峡越しに津軽半島も眺められます
 
ここでのお目当ては、「灯台の聖母トラピスト修道院 直売店」の特製ソフトクリーム。函館近郊で生産された牛乳に「トラピスト発酵バター」を練り込んだソフトクリームは、噂通りの濃厚な味わい!発酵バターの風味がほんのりと香り、それでいて後味さっぱり。スプーンがわりに付く「トラピストクッキー」も嬉しい。


トラピスト修道院の売店名物のソフトクリーム▲片道20分歩く価値あり!ワッフルコーンにもトラピスト発酵バターを使用という贅沢な味わいは、350円
 
道南いさりび鉄道のながまれ号の車窓から眺める函館山▲渡島当別駅から茂辺地駅へ向かう途中、函館山を真横から眺めることができる 

 

まだまだある、こんな途中下車の旅はいかが?

 木古内~上磯間、こんな途中下車のふれあい旅を楽しんできました。いさりび鉄道は1~2時間に1本という本数のため、事前に時刻表を確認してから出かけるのがおすすめです。
 
このほかにも、こんな途中下車はいかがでしょう?
道南いさりび鉄道の勝又康郎さんにお話を伺いました。


道南いさりび鉄道の勝又さん▲道南いさりび鉄道株式会社の企画営業課長の勝又さん。休みの日を利用し、沿線の魅力をさまざまな角度から掘り起している

 
「釜谷駅は無人駅ですが、朝方、タイミングがよければ、吉田光夫さん、美雪さん夫妻に会うことができます。笑顔が素敵なおふたりは、JR時代からこの駅でのきっぷ販売の簡易委託を請け負う人気者のご夫婦。駅舎の周りには花を植え、駅舎内は手づくり品で飾るなど、無人駅の寂しさとは無縁の明るい雰囲気をつくり出しています」。


塩谷駅の簡易委託を請け負う吉田さん夫妻▲結婚50年以上の仲良しご夫婦。吉田さんと話をするのを楽しみに、本州から訪れる鉄道ファンも

塩谷駅の駅舎内は吉田さん夫妻の第二の居間▲吉田さん宅の第2の居間のような駅舎内。駅ノートには旅行者や通学利用者からのメッセージが書き込まれている

 
「茂辺地駅から徒歩20分のところに、『矢不来(やふらい)天満宮』があります。15世紀に矢不来海岸に流れ着いたという菅原道真像を祀ったのが始まりといわれています」。


矢不来天満宮▲いろいろな言い伝えが残る矢不来天満宮
 

「道南いさりび鉄道で行く小さな旅(後編)」では、沿線グルメをご紹介。こちらもお楽しみに!
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小西 由稀

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