情熱の仕事人。「人」を軸に札幌から日本一の飲食企業を目指す!WONDER CREW代表「渡邊智紀」



関わる人を幸せにする。高い志とベンチャースピリッツをもって、様々なスタイルの飲食店を運営している株式会社WONDER CREW(ワンダークルー)。躍進する同社を率いるのが、渡邊智紀さん。飲食業界そのものへも熱い思いを広げて邁進中です。

 

感謝の「いらっしゃいませ」

前職では紳士服の販売に従事。著名起業家の本を通じて、その生きざま、考え方にふれて感銘を受け、自身も起業を志すようになりました。
 
お好み焼き店を営む両親の仕事を見て育ち、小さい頃から店の手伝いをしてきました。一人で店番を任されていた時のこと。「いらっしゃいませ」の一言がすっと出てきました。「お客様が来たことが、純粋にうれしかったんですよね」。振り返るとそれは、お客様に対する感謝の気持ちからの「いらっしゃいませ」でした。
 
学生時代には飲食店でアルバイトを経験。ですが、そこでは感謝を込めて「いらっしゃいませ」が言えていない自分に気づきます。サービス業での起業は、自身の原体験から「良い『いらっしゃいませ』が言えるように」と考えてのことでした。




 

意欲的に店舗を展開。「デザイン」の武器を生かす

道産野菜のイタリアンバル「ベジィの家」を2010年に創業。以降、北海道の食材を積極的に使い、気軽に利用できる価格設定の新店を次々とオープンさせてきました。オイスタバー「フィッシュマンズ」、「北海道イタリアン居酒屋 エゾバルバンバン」、「大衆肉酒場 がつり」など、現在では複数のブランドで札幌を中心に16店舗を展開するに至っています。





WONDER CREWの強みのひとつは、自社で各種ツール、Web、店舗デザイン等、クリエイティブワークも手がけていること。「お店の魅力を伝える、また他店との差別化をはかる上でデザインは必須です。飲食はこれからもっとクリエイティブが勝負の世界になっていくと思うので、食のシーンそのものをデザインしていくつもりで、そこをきっちり追求していきます」。
 
運営するデザインプロダクション「STUDIO  WONDER」は、同社の取締役で、アートディレクター・グラフィックデザイナーの野村ソウさんを中心に活動。野村さんが手がけた自社店舗「産地直送驚キ海鮮居酒屋 うおっと」のプロモーションツールが、「札幌ADCコンペティション&アワード2015」において準グランプリを受賞しています。

 

飲食の仕事で輝く人を増やしていく

WONDER CREWの社員は40名、平均年齢が26歳。アルバイトを含めるとスタッフは総勢150名を超えます。何事にも「人ありき」の姿勢を貫く渡邊さん。「会社は人を育てる場。若い会社、若手が多い会社だからこそ、人間性の教育を基本においています」と話します。
スタッフがモチベーションを高くもち、共に働く仲間同士、関わる人がより良いベクトルで仕事に向かえるようにと、3ヶ月に1回全店を休業して“ノミケン”を実施。毎回異なるテーマで研修をし、その後、取引先の人も含め飲んで食べて交流を深めているそうです。
 
「お客様、社員、取引先様の社員、出店する地域の住民の方々。この“4人の人”を幸せにするんだということを理念にしています」。
出店をしていくことは、まちづくりに参加することでもあります。「僕たちのお店があることで、そのまち・地域の活性化につながるような店づくりをしていきたいですね」。





働く人たちにとって、飲食業をたくさんの挑戦ができる、そしてもっと魅力を感じられる業種にしていこうと、渡邊さんは本気です。
 
「お客様に喜んでもらえる飲食の仕事は、すごく楽しいですね。経営面でいうと、立地・業態・お客様のニーズが合致した時に数字が変わる。面白くて深いです。弊社にも将来独立したいという社員がいます。人生一度きりなので、社員にも思い切りやってほしいですし、そのバックアップをしていけたらと思っています」。
 
渡邊さんは、料理学校をつくりたいとも考えています。「就職をして、やりたいことをやれず下積みのうちに挫折するケースも多いように思います。もったいないですよね。早くから一人前として活躍できる料理人に育成することはできないだろうかと。言い続ければ協力してくれる人が現れると信じて、言い続けます」。

 

目指すところに向かって 

昨年、エゾバルバンバンのフランチャイズ事業をスタートさせ、道外では高松店(香川)、松本店(長野)がオープン。全国を舞台に続々と開店が控えています。
会社を上場させること、フランチャイズ店を含め70店舗体制にすること、経営者を10人輩出することを、2020年までに達成していきたい目標としているそうです。「僕たちは食産業のリーディングカンパニーになり、日本一の飲食企業を目指します」。渡邊さんは、そう力を込めます。





挑戦をし続ける渡邊さんには、こんな思いがあります。
「学生時代は勉強も就職活動もうまくいかず苦労しました。こんな僕でも会社を起こして、同世代の仲間や関わってくれる人と刺激し合いながら、いま思い切りやれています。続く若い人たちに、何かを感じとってもらえたら」。
 
チャンスを掴みとり、チャレンジすることを重ねながら、渡邊さんはスタッフとともにさらに突き進み、突き抜けていこうとしています。

 

関連リンク

株式会社WONDER CREW