札幌のススキノで〆のカレーうどんを。「北海道咖喱饂飩『亀』」




ランチではなく、夜の〆のためのカレーうどん。うどんつゆでカレーをのばすのではなく、最初からスープカレーで食べるうどん。道産小麦でつくったオリジナル麺、スープのキーポイントはタマネギ「札幌黄」。北海道にこだわったカレーうどんです。

 

北海道らしく「開拓者精神」から始まったカレーうどん

ススキノで飲んだ〆といえば、定番は札幌ラーメン。最近はスープカレーで〆るなんていう人もいるようですが、「ラーメンやカレーはちょっと重い。でも飲んだ後の〆は汁物がほしい。だったら、カレーうどんだ!」というひらめきで誕生したのが「北海道咖喱饂飩『亀』」です。「北海道咖喱饂飩」…一発変換できませんが、「北海道カリーうどん」と読みます。
 


 


 

「ススキノにはカレーうどんの専門店がないので、フロンティアスピリットじゃないですけど、開拓しようと思いました」と話してくれたのは、店長の亀田浩児さん。店名の「亀」は亀田さんの名前が由来です。
 



 
実はこの店、北海道Likersで紹介したパーフェクトクラシックが飲めるスパニッシュレストラン「spoon」の姉妹店。カレーうどんのスープは、spoonの店長、相河一馬さんが、うどんの麺は「亀」の店長、亀田さんが徹底的にこだわったという、二人の店長のこだわりコラボから生まれたものでした。

 

鶏ガラ、鶏モモのWブイヨン+幻のタマネギ「札幌黄」

「亀」のオープンは2016年4月27日。その半年ほど前から、北海道らしいカレーうどんをつくるために、試行錯誤を繰り返してきたそうです。札幌、道内だけではなく、東京までカレーうどんを求めて食べ歩き、あまりにも食べ過ぎて、途中で何をしているかわからなくなってきたほどだったとか。
そうしてたどり着いた基本のスープは、鶏ガラ、鶏モモのWブイヨンと野菜。うどんといえば和風出汁。でも「亀」では、白だしや白しょうゆは、ほんの少しだけ使っているそうですが、ほとんどスープカレーです。
そして、「亀」のスープの味を決定的にしたのが、タマネギ「札幌黄」でした。
 


 

「札幌黄」とは、札幌市東区で初めてつくられた食用タマネギ。玉が小さく、日持ちがせずに傷みやすいなど、扱いにくさから生産量が少なく、なかなか市場に流通しないことから「幻のタマネギ」とも言われています。この札幌黄の甘味、とろみがスープに効いていて、力強い存在感を出しています。札幌黄は、仕上がりのトッピングにも使われています。
 



 

オリジナル麺は、道産小麦きたほなみ+なごりゆき

スープカレーにからむ麺も試行錯誤の結果、平打ちの麺(きしめん)に決定。「亀」の麺は、道産小麦の「きたほなみ」と「なごりゆき」をブレンドしたオリジナルです。
 



 

トッピングは、白い雪のような…ふんわりクリーム!?

こだわりぬいたスープと麺。これは、さっそく食してみないと!ということで、北海道カレーうどんをつくってもらいました。
 


 

 
 

 



仕上げは…あれ?なんですか?それは!生クリームのようなものがうどんの上にどんどん載せられていくではありませんか!
 





この生クリームのような白いものの正体は、実はビシソワーズ。つまり、じゃがいものポタージュです。液体を泡状にするエスプーマという道具で、ビシソワーズをふんわりトッピング。ビシソワーズの素材ももちろん道産で、きたあかりとメークイン、それに道産生クリームを使っています。
 



 

基本メニューは1種類、あとは好みでトッピング

「亀」のメニューは「北海道カレーうどん」のみ。これに、好みでいろいろなトッピングをして、カスタマイズしていくというスタイルです。
 


 


 

ところで、真っ白いビシソワーズがふんわりのったカレーうどんですが、食べる時はこれを全部かき混ぜた方がいいのでしょうか?亀田店長によると、まず最初は下からうどんをほり出すようにして、うどんとスープカレーを味わい、それから全部混ぜて食べてほしいのだとか。「でも、ほとんどのお客さんが、最初から全部混ぜちゃいますけどね(笑)」(亀田店長談)。
 


 

北海道Likersがいただいたのは「中辛」。スパイスの辛味、香りが想像以上にドン!ときます。結構辛いかも…。でも、ススキノで飲んだ後の〆としては、平麺がツルツル食べやすく、この辛さは間違いなくはまります。
全部混ぜると、ビシソワーズがカレーの辛さをマイルドにし、スープにもかなりとろみがつきます。平麺にとろっとしたカレーがよくからみ、トッピングの野菜やドライの札幌黄のシャキシャキとした食感も楽しめます。
食べ終える頃、とろみの付いたスープが残りますが、そこに「追っかけ飯」を追加すれば、スープカレー雑炊風になります。
 
地元の人はもちろんですが、観光で来札する道外の皆さんも、一度ぜひ、北海道のカレーうどんを味わってみては?

 

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