山裾が真っ赤に染まる、函館市東部にある恵山の「つつじ」




函館市東部にある恵山は、標高618メートルの活火山。山頂付近は草木がなく荒々しい見た目ですが、山裾は緑に覆われ、春になると「つつじ」が咲いて真っ赤に染まります。麓にある「恵山つつじ公園」では毎年5月下旬頃に「恵山つつじまつり」が開催され、彩り鮮やかな山裾を眺めに訪れる人たちで賑わいます。




 

恵山山麓には、約60万本もの「つつじ」が自生

恵山の山麓に咲く「つつじ」は約60万本もあると言われています。驚くのが、これらほとんどの「つつじ」が自生しているということ。見た目を綺麗にするためや観光振興のために植えたのではありません。はるか昔から、毎年5月下旬頃になると、山裾を赤く染め続けてきました。

恵山に咲く「つつじ」の多くは、エゾヤマツツジ。例年5月中旬を過ぎる頃から咲きはじめ、その後に紫がかった赤色のサラサドウダン、白色の花が特徴のエゾイソツツジと、順を追うように次々と開花していきます。
 




麓から荒々しい恵山山頂を見上げると、山裾に広がる赤い彩を楽しめます。
山の中腹くらいまで登り、山裾を見下ろすと、眼下に真っ赤な「つつじ」が、遠くには真っ青な津軽海峡が広がります。天気がよい日には、津軽海峡を挟んで対岸の青森県下北半島の山影も見えます。





これだけ眺めがよい場所、多くの人たちが眺められるようにと、昭和50年代から山麓に遊歩道などが整備され始め、「恵山つつじ公園」ができました。派手な観光施設やアトラクションなどはなく、散策路と東屋などがある公園で、ゆったりと「つつじ」を愛でることができる公園です。




 

2016年5月22日(日)から29日(日)まで、「恵山つつじまつり」開催

「つつじ」が咲き誇る5月下旬に、毎年「恵山つつじまつり」が開催されます。
1968(昭和43)年からスタートし、2016年で48回目。今回は5月22日(日)から29日(日)まで開催されます。

特に最終日の29日(日)には特設会場でイベントも開催され、ステージショーやポニーの乗馬体験、海産特産品の販売会があるほか、露店も並ぶそうです。
例年土日を中心に多くの人たちで賑わいますが、最終日は特に盛り上がりそうですね~!




 

恵山の「つつじ」の見ごろはいつなの?

皆さんが一番気がかりなのは、いつが見ごろなのか、ということでは?例年だと5月下旬といっても、実際どうなのでしょう。2016年は桜前線の訪れも早かったので、「つつじ」も然り⁉

ご安心を。函館市のホームページには、開花の情報が写真付きでアップされているのです!
ここをチェックしていれば、まだつぼみなのか、咲いたのか、わかります。

 



さらに有難いことに、恵山の「つつじ」は場所により咲く時期が異なるので、見ごろの時期が比較的長いのです。
麓のエゾヤマツツジが見ごろを過ぎた頃、中腹ではこれから見ごろを迎え、同時に別の品種が麓から咲き始め、数日してから中腹で咲き始めるという具合に、約半月もの間で「つつじ」の彩りを楽しむことができます。

 



「恵山つつじまつり」が開催される麓付近とともに、山の中腹までは車で登ることもできるので、標高が上がるにつれ変化していく「つつじ」の開花状況を楽しむこともできます。こちらの道もオススメですよ~!
ただ、中腹へと続く道路は狭く坂も急なので、運転する時は気を付けて。
※2016年5月29日は、「恵山つつじまつり」のイベント開催で込み合うため、日中一般車は通れません。かわりにシャトルバスが運行されます。詳細は函館市のホームページでご確認を。


北海道は春になると、各地で一斉にさまざまな花が咲きます。今年も北海道の花観光がスタートしました。
恵山の「つつじ」は、近年は団体ツアーのバスも多数訪れるほどの人気スポット。時間に余裕をもって訪れましょう。山裾を覆う約60万本もの「つつじ」。とーっても見事ですよ!これは一見の価値ありです。