天然素材の味わい豊か。函館、冨士冷菓のアイスクリーム

JR函館駅から市電でひと駅の電停松風町最寄り。「ホームメイドアイスクリーム&シャーベット専門店 冨士冷菓」のアイスクリームは、卵や人工香料を用いず、北海道産の牛乳と生クリームをベースに、天然素材を充分に生かした贅沢な味。たくさんのファンがついています。



 

1947年から作り立てのアイスクリームを提供


代表の金子陽子さんと娘の中村久仁子さん、そのご主人の彰宏さんで切り盛りする同店の創業は1947年。店頭販売や通販だけでなく、市内のホテルや飲食店のデザートとしても愛されています。





「作り立てを届けたい」からと作り置きはせず、1日の生産量は300個ほど。店舗の奥が工場で、バニラやチョコレート、抹茶といった定番から、プラリネアーモンドやマスカルポーネチーズといった個性派まで、季節限定フレーバーも含めた40種ほどのアイスクリームとシャーベットを揃えています。





飾り気のない容器を使っている理由は、コストをおさえるため。「その分いい素材を使いたくて」と、彰宏さん。

生クリームは乳脂肪分が高いものを選りすぐり、また「フレーバーは天然の味にこだわっている」と、久仁子さん。素材〝そのもの〟の味を出そうと様々な工夫をしています。



 

酒粕を練り込んだアイスクリームや果肉を使ったシャーベット


一番人気の「獺祭(だっさい) 酒粕あいす」は、旭酒造(山口県)から取り寄せる純米大吟醸「獺祭」のしぼりたての酒粕を練り込んでおり、甘酒のようにクリーミーで香り豊か。

二番人気のほうじ茶は、京都の一保堂茶舗のほうじ茶を〝ロイヤルミルクティー〟風にわざわざ牛乳で煮出し、ほうじ茶独特の渋さを引き出しています。紅茶やエスプレッソコーヒーも同じように作っているそうです。





また、シャーベットで一番人気のマンゴーは、たっぷりのピューレ入りで、果肉感があってジューシー。思わず、本物よりおいしいのでは!?と感心してしまうほど。

そして、夏期限定の夕張メロンは驚いたことに果肉を使用。製造中は工場全体が甘~い香りに包まれるとか。





どれも素材の味がしっかり楽しめますが、「口のなかに嫌な甘さを残したくなくて、安定剤はギリギリの量しか使っていない」そうで、後味はさっぱりしています。




函館市民のみならず全国にもファンは多く、獺祭 酒粕あいすは、今年の「FOODEX JAPAN 2016」の「ご当地アイスクリームグランプリ」で食のプロ達を呻らせ、最高金賞を受賞しました。

旅行者には、北海道産素材のラインナップ、きなこ、パンプキン、ハスカップ、あずき、トマトもおすすめです。

イートインは店頭のスツールで可能。ただし3名が限界なので大人数の場合は、徒歩数分の堤防で海を眺めながら食べても。

お気に入りの味を見つけてください。