
日本で唯一のビールに関する博物館「サッポロビール博物館」が、2016年4月21日(木)リニューアルオープン!有料のプレミアムツアーに参加すると、創業当時のビールを再現した「復刻札幌製麦酒」の試飲ができます。北海道初上陸の6Kシアターも、驚きの仕掛けが!
「サッポロビール博物館」とは
「サッポロビール博物館」は、日本で唯一のビールに関する博物館。サッポロビール園などがあるサッポロガーデンパーク内にあります。
1987年7月3日のオープン以来、28年目で来場者数500万人を達成。2016年2月には500万人目のお客様に記念品の贈呈がありました。
2月11日の最終営業翌日から、11年ぶりの全面リニューアルに向けて改修工事がスタート。そして、サッポロビールの前身である「開拓使麦酒醸造所」の開業から140周年を迎える今年4月21日(木)、グランドオープンを迎えました。
2階「サッポロギャラリー」は、まさに札幌の歴史そのもの
今回のリニューアルの大きな特徴は、展示構成を「歴史」にフォーカスしたこと。北海道の歴史は開拓の歴史。特に開拓使が置かれた札幌の歴史は、そのままサッポロビールの歴史と重なります。
開拓使の活躍、国産ビールの歴史などが、コンパクトなコーナーごとにまとめられており、とても見やすく、わかりやすい展示になっています。


学校で教わった歴史が、より具体的になり、そして知らなかった札幌の姿が見えてきます。サッポロギャラリーのフロアには「麦汁煮沸釜」があります。これはリニューアル前からありましたが、さすがにこの大きさのものはそのまま。螺旋の通路で間近で見ることができます。

道内初上陸6Kシアター「プレミアムシアター」。ここに大仕掛けが!
サッポロビール博物館の見学は基本的に無料です。が、リニューアルにあたり、有料の「プレミアムツアー」が登場しました。ブランドコミュニケーターと呼ばれるスタッフが、サッポロビールの誕生から、近代日本ビール産業を牽引した「大日本麦酒」時代、そして現在までわかりやすく解説しながら案内してくれます。

サッポロギャラリーの展示コーナーにそれぞれ番号がついているので「こちらをご覧ください」という漠然としたものではなく「2のコーナーをご覧ください」「それでは次は9のコーナーです」と解説してくれるので、見学者にはとても親切でわかりやすくなりました。
そして、プレミアムツアーの目玉は、道内初上陸の6Kシアター「プレミアムシアター」です。

これは有料のプレミアムツアーに参加しなければ見ることができません。

プレミアムシアターでは、約10分の作品、2本のうちどちらかを上映。日本で国産原料を使って初めてビールをつくった中川清兵衛と、東京にできるはずだった開拓使麦酒醸造所を札幌につくらせた村橋久成の物語です。

当時の貴重な資料や写真と再現映像で語られる物語は、胸を熱くするものがあります。そして、約10分の上映が終ったあと、プレミアムシアターには驚きの仕掛けが!!!!
…ふふふ、教えませんよ。
これは、プレミアムツアーに参加した人だけが体験することができるので、ぜひ、サッポロビール博物館に行ったらプレミアムツアーに参加してみてください。
プレミアムツアー特典、「復刻札幌製麦酒」と「黒ラベル」の試飲
プレミアムツアーにはもう一つ、参加した人だけの特典があります。それは、1階スターホールでの、創業当時の味を復元した「復刻札幌製麦酒」と「黒ラベル」の試飲です。
「復刻札幌製麦酒」は、ちょっと濁った色で、一口飲むと「ん、濃い」と感じました。その後に黒ラベルを飲むと、サラサラと飲めて、なんとスッキリしていること!サッポロビールの「味の歴史」も、ここで楽しむことができます。


博物館リニューアルにともない、サッポロビール園総合受付もここに
サッポロビール博物館リニューアルにともない、「サッポロビール園総合受付」が、この博物館1階入口に新設されました。
有料のプレミアムツアーの受付は、総合受付に向かって左側にあります。

また、総合受付に向かって右側にはミュージアムショップもあります。ここにしかないアイテムもあるので、博物館見学やビール園でジンギスカン&ビールを楽しんだ後は、ゆっくりお土産選びをどうぞ。

札幌市民の皆さんはもちろん、道民の皆さんも、ここはぜひ一度足を運んでみてください。また観光やビジネスで来札する道外の皆さん、海外の皆さんも、札幌の新しい観光スポットとして楽しめて、想い出に残ること間違いなし!北海道Likersが自信をもっておすすめします。
関連リンク
・サッポロビール博物館・サッポロビール株式会社
北海道Likersライター チバタカコ
写真撮影:諏訪智也
http://www.swatt.jp