自然の素材ですっぴん肌に自信。話題のスキンケアブランド 『shiro』、砂川から世界へ!



がごめ昆布、酒かす、ラワンぶき、小豆、生姜…と、なにやら体によさげな食材ばかりですが、これらを使って化粧水や美容液が作られていることをご存じですか?手がけるのは北海道・砂川市にある化粧品メーカー株式会社ローレル。昨年、ブランド名を『LAUREL』から『shiro』へと改め、国内に20店舗を展開。加えて初夏には、ロンドン店もオープンするそうです。

 

はじまりは、がごめ昆布

入浴剤など生活雑貨を中心に他社ブランド製品の製造を行っていたローレルが、自社ブランドを立ち上げ札幌ステラプレイスに直営店をオープンしたのは2009年のこと。当時は石鹸やバスソルトなどボディケア製品がメインで、現在のようにスキンケア製品を手がけるようになったのは2011年から。がごめ昆布を使った化粧水とバスパック、石鹸を発表したのがはじまりです。
「素材のよさを最大限に活かして、その成分を惜しみなく使った製品づくりをしたいという思いは、ブランドを立ち上げたときからありました。月桂樹の実のオイルやシアバターなど、海外まで素材を探しに行ったりもしました。けれど、そんなことをしなくても、北海道には“いい素材”がたくさんあるんです。そう気づかせてくれたのが、函館のがごめ昆布でした」。そう話してくれたのは砂川本社の望月亜希子さん。




 

素材は身近なところにありました

がごめ昆布といえば、粘りやとろみの強さが特徴です。「実際に昆布を刻んで水に浸すと、驚くほどトロトロになって…。これを化粧水にしたらどうだろうと、製品化に向けて試行錯誤が始まりました」と望月さん。海藻のエキスパートである北大水産学部・安井教授によって、健康や美容への効果が解明されていたことも後押しとなり、とろみを活かしたオリジナルのスキンケア製品が完成しました。
その後も、栗山町の老舗造り酒屋「小林酒造」の酒かすや足寄町のラワンぶき、芽室町のルバーブに興部町のハマナス、十勝の小豆など、北海道のおいしい素材を使ってシンプルなレシピで作られた商品が、次々発売されています。「食べておいしいものには、作り手の愛情がこめられています。実際に生産者の方々に会うと、とても誠実にものづくりをされていることがわかります。それぞれの生産者さんが素材に込めた想いを、きちんとカタチにしなければと思いました」。




 

スタッフは「すっぴん」で勝負できる健康肌に

「肌のトーンが明るくなった」「季節のかわりめの肌トラブルが解消された」など、実際に使った人の評判は上々。リーピーターも多いといいます。聞くところによると、ローレルで働く女性スタッフの多くは、次第にナチュラルメイクになっていくのだとか。「以前に比べると肌が健康になって、お化粧で隠さなくてもよくなりました。きちんとお化粧するのは結婚式によばれたときくらいです」と望月さん。また、「私を含め砂川本社のスタッフは、いつでもすっぴんになれるので、ラボから届く試作品もその場でどんどん試せます。美容成分たっぷりのフェイスマスクも相当試しましたから、正直なところ何がどれだけ効いているのかわかりませんね(笑)」。

 

『LAUREL』から『shiro』へ、そして砂川から世界へ

高知の生姜や佐賀のアイスプラント、鹿児島のごまなど素材探しは全国へ広がり、ブランド立ち上げから5年目の2014年には、直営店が8店舗から16店舗に倍増。そうして昨年10月、慣れ親しんだ『LAUREL』からブランド名を『shiro』に改め、新たな一歩を踏み出したのです。大切に育ててきた自社ブランドの名前を変える…。そのきっかけは海外への出店計画でした。ハーブやスキンケアの本場ヨーロッパで自社のブランド力を試すため、海外で商標登録できる『shiro』へと改称。
がごめ昆布や酒かすなど日本の素材はヨーロッパの人々に受け入れてもらえるでしょうか?まもなくオープンするロンドン店に注目です。




 

砂川本店には居心地のいいカフェもあります

道外に直営店が増え、東京に事務所を構え、おまけにブランド名も変更。会社をとりまく環境の変化と成長を見守ってきた地元・砂川の人たちからは、「ローレルさん砂川からいなくなってしまうの?」と、心配そうに聞かれることが増えたそうです。「地元の方に支えられて今の『shiro』があるわけですから…。砂川本店を新しくしたのも、この地を離れるつもりはないという社長の意思表示なんです」。望月さんの言葉を裏づけるように、製品づくりの要であるラボや工場も今までどおり、変わらず砂川にあります。地元愛をカタチにしたともいえる新しい砂川本店も、昨年10月にオープンしました。大きな三角屋根の白い建物が、青空に映えてひときわ目を惹きます。





古い倉庫の梁を再利用した店内は1階がカフェスペースになっていて、パンケーキやパスタなどのオリジナルメニューがいただけます。生姜のシロップでつくるジンジャーエールやパンケーキに添えられたルバーブの自家製ジャムなど、スキンケア製品の素材がカフェでも大活躍。「食べておいしい素材」であることを、ここでちゃんと体感できるわけです。
吹抜けでオープンにつながる2階は、スキンケアからフレグランスまで『shiro』の全アイテムがそろうショップです。ここには、スキンケアに使われる素材で作ったジャムやシロップなどの加工品のほか、土付きの立派な生姜など、旬の素材そのものも販売される食のセレクトショップにもなっています。
ランチやお茶を楽しみながら、お買い物も楽しめる居心地のいい空間。休日ともなると札幌や旭川方面からもドライブをかねて多くの人が訪れるそうです。ちなみに、のんびりゆっくり過ごすなら平日の午後がオススメです。




 

楽しいワークショップも開催。新たな道産素材の新商品も準備中

ここ砂川本店では自慢の素材を使って、化粧品やフードメニューを自分で手づくりできるワークショップも開催しています。4月以降のスケジュールは『shiro』のホームページで順次紹介されるので興味のある方は要チェックです。また、ルバーブとハマナスの拭き取り化粧水やガーデニアの香りのファブリックミストにヘアオイル、北海道産オーツ麦を使った新しいスキンケアアイテムなど、新商品や限定商品がこれから続々発表されるので、こちらもお見逃しなく!

北海道もようやく雪がとけて、おでかけが楽しい季節の到来です。ドライブがてら『shiro』砂川本店に足をのばしてみませんか?


▲ヘアケア製品も加わり充実のラインナップ